「カオスだもんね!」の元担当がやっているお店に行ってきた。

 こんにちは。りんどでございます。

前置き

 noteにだいぶ前に登録して記事も少し書いたのに、それから放置プレイになってしまいました。ほんとーごめんなさーーーいという感じです。ぶっちゃけると書きたい事が本当沸いてこなくて、そのままフェードアウトしてしまおうかという位の勢いだったんです。でも、今回こうやって記事を書いているということは「書きたいことが出来た」訳なんです。良かった良かった。めでたい。

 本題に入る前に少し、11月2日(土)~4日(月)の三連休、東京に行ってきたんです。目的は4つ。

(1)「偽りの黒真珠」DMM版発売記念イベント&ネタバレ雑談会
 Nintendo Switch/PS4/Steam で発売されているファミコンテイストのアドベンチャーゲーム「偽りの黒真珠」のイベント。原画担当は荒井清和先生。
第2弾のクラウドファンディングも行われ、無事製作決定。
 公式サイト https://bonusstage.net/kuroshinju/

(2)浅草散策
 雷門、浅草寺、そしてテーブルゲームの麻雀が置いてある喫茶店「ロッジ赤石」の訪問。
 食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13058004/

(3)80mk2会
 主催の方からお誘いをいただきまして、往年のパソコン NEC PC-8001mkIIや派生機種のユーザーの方たちが集まって当時のゲームをプレイするオフ会。ゲーム業界のレジェンドな方々もいらっしゃっていました。
 当日の様子がまとめられているTogetter
 第13回 80mk2会 (2019/11/03)  https://togetter.com/li/1425764

 4つ目の目的が今回の記事の本題となる訳です。本題に入りましょう。

漫画「カオスだもんね!」

 「カオスだもんね!」という漫画が有ります。「そんな漫画知らない」という方もいると思いますが、最後まで読んでいただけるとこれ幸い。
 知ってる人は説明不要ですが、簡単に説明させていただくと漫画家・水口幸広さんが描いている漫画で、今は亡き雑誌「EYE-COM」で連載が開始されました。その後、「EYE-COM」が「週刊アスキー」へと転身した後もずっと連載が続いている漫画です。タイトルも当初とは変わっていますが既刊25巻のようです。
 漫画の内容は、社会派リポート漫画とでも言えば良いのでしょうか。色んな所に取材に行って、その様子を漫画に描き起こします。例えば、工場見学だったり、お店の取材に行ったり、そういえば水口先生ってすごい競馬好きじゃなかったんだっけ。有馬記念に行く話もあったような気がするな。
 最近では週刊アスキーが電子書籍化されて、毎号読んでいた私も週刊アスキーから離れてしまったのですが、Webサイトの方でもいくつか読めるようです。色んな事を知ることのできる漫画であると思うので、機会があったらぜひ読んでみてください。 https://weekly.ascii.jp/sp/chaos/

 長くなってしまった。この「カオスだもんね!」で最初の頃に編集担当をしていた「シャクライ」さんという方がいらっしゃって、漫画にもちょくちょく出ておりました。なので「カオス」読者の人達はシャクライさんの事をよく知っているはず。その方がやっているお店があるんです。知ったのは今年に入ってからだったと思いますが、「カオス」を読んでいた私としてはコレは行かないわけにはいかない。いやもう絶対行くしかない。

BOOK・CAFE ヨミヤスミ

 新宿駅から京王線に乗って調布駅で京王相模原線に乗り換え。次の駅の京王多摩川駅で下車してから徒歩約6分。その店は有りました。

 「BOOK・CAFE ヨミヤスミ」というお店です。

 そんなに広い店では有りません。カウンターも含めて8席ほどでしょうか。

 書き下ろしなんだろうと思いますが、水口先生の絵も飾られています。
ステキ。前に水口先生の個展もお店でやったことが有るそうです。

「BOOK・CAFE」というだけあって本棚にはいろんな書籍が並んでいます。もちろん無料で読むことが出来ますが、何かしらオーダーはしましょうね。コーヒー一杯でも。

2階に通ずるはずの階段の上にも漫画や雑誌がどっさり。一番下の雑誌はたぶん「CM NOW」かな。私も昔女性タレント目当てでたまに買ってました。懐かしい。

「今週のオススメ棚」というコーナーでは玖保キリコ先生の「バケツでごはん」が置いてありました。懐かしいなぁ。ビックコミックスピリッツで連載していましたね。

こだわりを感じる本棚

本棚の様子。普通の漫画喫茶ならマンガがどっさり有る所ですが、ここでは雑誌のバックナンバーとかあったりして、シャクライさん曰く「もともと雑誌編集をやっていたから、雑誌にはこだわりが有ります。」とのこと。一番下には「アスキー」「ログイン」などが並んでいます。こんな雑誌……普通置かないですよね。こういうのもアスキーのお仕事をしていたからなのでしょうか。

 本棚を観察していて、私が一番目を引いたのは「ゲームブック」が置いてあることでした。それも私が小学生・中学生の頃に流行ったのがほとんど。ファイティング・ファンタジーシリーズ、ソーサリーシリーズ、双葉社のファミコンゲームのシリーズなどなど。ドルアーガ三部作は無かったのでその内置いてほしいです(笑)あ、あと新訳でいいのでグレイルクエストも。

 こうして飲み物を飲みつつ、ゲームブックを読むことが出来るわけですよ。この令和の時代にすごくないですか?日本中探してもこんな店ないと思うんですよね。むしろあったら教えて欲しいです(笑)
 ガチでプレイしたい人には「サイコロと記録用紙を貸し出します」とシャクライさんは仰っていました。なかなかいないそうですが。私は「いやぁソーサリーシリーズ懐かしいなぁ……」と思って読んでいました。当時の頃に戻った気分。ちなみに棚に並んでいるゲームブックの中には袋に入って値札が付いているのもあってそちらは販売しているそうです。

東京で食べられる札幌のカレー

 こちらは行った時のお店のメニュー。リトルスプーンカレーは昔、札幌を中心に店舗が有ったあの「リトルスプーン」のカレーを食べられます。カレー自体は現在でも通販されていて、札幌でもリトルスプーンのカレーが食べられる店が存在しているのは知っていますが、調布で食べられるとは思いませんでした。
 さらに、ドリンクにはガラナも。写真を見るとホッピービバレッジのコアップガラナでしょうか。調布に工場が有ったのですね。
 なぜ、こうして調布のお店でリトルスプーンのカレーやガラナを出しているかというと、シャクライさんは一時期札幌に住んでいたことがあったそうで、その頃に食べたリトルスプーンのカレーが大好きだったそうです。こうしてお店にも出せることを知って提供しているのだそうです。昔、リトルスプーンのカレーをよく食べていた東京在住の道民の人!ここで食べられるよ!

 ちなみに私はキーマカレーの方を注文してみました。
一口食って「あぁうまい……」と感想が漏れました。甘口ですが挽肉大好きな私にとっては大好物なメニューだ、これ。毎日食べてもいい。ちなみにカレーは日替わりで違うカレーを出しているとの事でした。

 セットで頼めるドリンクからアイスカフェオレをチョイス。すっきりしていて美味しいです。ごちそうさまです。

 最高だわ、このお店。シャクライさん最高です、この店。近所にないのが悔しい。近所だったら絶対常連になってる。なんでうちの近くにないんだろう。ほんとまた行きたくなるここのお店。もうぐやじぃ。
 店主のシャクライさんとお話をさせてもらいましたが、すごく温和な人と感じました。すごく当たり障りが良くて優しそうな、こちらが落ち着いた気分にさせられる、そんな印象を受けました。いや、東京に来てこんなお店に出会えるとは思えませんでした。本当にありがとうございます。

「21時のレトロボードゲーム」

 たまにですが「21時のレトロボードゲーム」というプチイベントを開催しているそうです。みんなで昔のボードゲームを遊ぼう、というイベント。店内が広くないのでそんなに人数は入れないと思いますが、興味のある方はそちらに行ってみると良いかもしれません。

 上の写真はストックされているボードゲーム。私は知らないものも有りますが、昔のばっかりです。

 と、ほんとだらだらと書いていましたが、行ったかいがありました。
「カオスだもんね!」のファンの方、シャクライさんのファンの方、ゲームブック好きな方、読書好きな方など、何か刺さる物が有りましたら、一度でも「BOOK・CAFE ヨミヤスミ」を訪れていただけると嬉しいな。私も色んなお店に行きますが、個人的にここまで刺さったのは久しぶりでした。
 東京行ったらまた行きたいです。

 BOOK・CAFE ヨミヤスミ
 東京都調布市多摩川3-68-1
  京王多摩川駅から徒歩約6分
 営業時間 11:30~21:00(ラストオーダー 20:30)
 不定休
 公式サイト https://yomiyasumi.tumblr.com/

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