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旧第二給食センター備蓄庫(防災)を見学


 会派で第四小学校の旧第二学校給食センターの防災備蓄庫を見学しました。ダンボールベッドや簡易間仕切りなど、避難所運営に欠かせない防災用品が備蓄されています。

備蓄庫が設置してある福生第四小学校

 近年、全国各地で大規模な災害が発生し、かつ市民から求められる災害対応も多様化する中、新型コロナウイルス感染症の拡大にり、避難所における新たな感染症対策が急務となっています。

 このような情勢を鑑み、特に避難所の感染症対策に資する新たな防災備品(簡易間仕切り、段ボールベッドなど)の確保をするため、これらを収納できる保管場所の確保が必要となることから、市では、未利用施設となっていた旧第二学校給食センターを再利用し、備蓄倉庫として活用しています。

施設について

正面から見た内部の様子


施設名称 旧第二学校給食センター
所在地 福生市大字福生1290番地
竣工年度 昭和54年度
建物面積 528 ㎡
構造 鉄筋コンクリート造
残耐用年数 概ね20年
耐震性 あり

改修スケジュール

令和2年7月 臨時補正予算計上
同年8月21日 工事着手
同年11月13日 工事完了
同年11月20日 供用開始

改修費用

①改修工事費 21,499,720円
(厨房設備等撤去、床補修、照明機器・換気設備・重量棚などの設置)
②アスベスト等調査委託料 290,400円
3PCB廃棄物処分等委託料 201,575円

※上記のうち①及び②は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による充当(100%)あり

主な収納物品 (令和5年1月末現在)

段ボールベッド

防護服 1,470着
N95マスク 4,580枚
サージカルマスク(医療用マスク) 2,750枚
不織布マスク(大人用) 170,000枚
不織布マスク(子ども用) 5,000枚
フェイスシールド(平ゴムタイプ)  3,350個
アルコール消毒液 68リットル
使い捨て手袋 111,000枚
段ボールベッド 1,630台

簡易間仕切り

簡易間仕切り 830張
カラーユニットマット 320枚
災害備蓄用パン 2,400食
サバイバルフーズ 10,800食
真空パックタオル 600枚
生理用品 14,700個
紙おむつ(大人用)  2,900枚
紙おむつ(子ども用)  4,140枚

備蓄庫整備による効果

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、①市で調達した感染症対策物品の保管の受け皿とするとともに、②令和元年台風第19号対応の際に避難者からの要望が多かったベッドや間仕切りの保管場所を確保することができた。
 あわせて、③平成29年度の防災食育センター設置以降に懸案事項となっていた、未利用施設の有効活用をすることができた。

施設概要の説明を受ける様子

所感

 防災関連の備品管理については、保管スペースの確保が大きな問題となる。ある程度の広さと,搬出入のし易さはもちろん、更には備品の品質を落とさず安全に収納しておく必要がある。担当課によると、今後は校舎の外壁等と同時に施設のメンテナンスを行う事になるとのことだったが,施設も老朽化しており、定期的に確認し不具合があれば早期に対応する必要がある。委員会等でも必要に応じて確認し、いざという時の備えを確かなものにしていきたい。

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