作詞 4
「愛し愛され愛されど逢いたい」という作詞を先日(昨日)書きました。その歌詞の最後に、以下のようなわたしなりの解説を載せてあります。
タイトルの「愛し愛され愛されど逢いたい」は句読点の付け方で意味合いが変わってきます。
愛し愛され愛、されど逢いたい
愛し愛され愛されど、逢いたい
句読点の付け方で迷うことが多々あります。
句読点には、①文章の意味を明確にする②リズムを刻む
もちろん、文章にとって重要な役割を担っているのが句読点です。
句読点に8つのルールが存在することをご存知でしょうか?
①文の切れ目に打つ
②修飾する文章が長い場合、そのあとに打つ
③対等に語句を並べるときに打つ
④接続詞、逆接の助詞のあとに打つ
⑤挿入された語句の前後や文節を区切るときに打つ
⑥引用を示す「と」の前に打つ
⑦感動詞や呼びかけの句のあとに打つ
⑧修飾する語とされる語の関係を明確にするときに打つ
※ただし、これが出来てないから間違いというわけでもありません。
テンはスラスラ読めて意味もよく分かるように打ってあればいいということが大前提だと思います。
読む側の気持ちになって、テンを打つように心がけていればいいわけです。
リズムの良い場所、呼吸する場所に打つようにする。
句読点は打つ場所で言葉の意味合いが大きく変わる場合があるので、わたしは意識して打つようにしています。
先ほど紹介した8つのルールの型にハマらないで自分の伝えたい言葉の意味になるように心がけて打つように日頃から気に留めて考えていれば、身につきます。
これを踏まえて、今一度、先ほどの文章を見てみましょう。
愛し愛され愛、されど逢いたい
愛し愛され愛されど、逢いたい
意味が違うのが分かりますよね?
だから、わたしは敢えてタイトルに句読点をつけていません。
なぜなら、見る側の受け取りかたでどのようにも意味がとれるので、見る側に判断を委ねているわけです。
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