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自分の中の眠れる原石を発掘する圧倒的効果のある方法!!科学的運命デザイン最初の一歩

『今の仕事は自分に向いていないのかな?』

『本当は何をしたいんだろう?』

『強みを活かせ、って言われても、、、』


仕事をするようになるとぶつかる、つきることのない、
さまざまな『』や『悩み』。

何度となく、この答えのない問いに立ち向かってきました。
正確には、答えが時とともに変わっていく、とも言えますが、、、


医学生の頃はそもそも外科志望でした。

たいして頭も良くないのに、

内科医は頭だけで勝負できるから、歳をとってもできるよ。』

みたいな逃げの誘い文句に揺さぶられ、

一方で、尊敬していた外科の先輩から、

『おまえな、外科か内科で悩むか、ふつう?
それってオスかメスか、くらいの差だぞ。』

と一蹴され、、、

結局、最終的には身近な人の影響が多分にあり、内科にしました。


そんなこんなだったので、内科の研修がひととおり終わって、
専門科を決めるときも、サークルに入るくらいの軽いノリで

『循環器内科に入ります!』

と教授に宣言。

なのに、いざ最終決断をする直前になって、
当時循環器内科とウマの合わない呼吸器内科に変えたのです。

それはそれは、かなりヒンシュクだったのをおぼえています。

そんなドタキャン・キャリアをあゆんできたので、

正直な話、いまだに同窓会では軽くディスられますし、
自分のキャリアのことをもっとしっかり考えておけばよかった、
と後悔することもよくありました。


ただ、この方法を知るまでは。


というわけで、今日は

『キャリアデベロップメント(職務開発・能力開発・キャリア開発)』

について、特にその第一歩となる、
『コアバリューの見つけ方』
についてお話ししたいと思います。


これは、自分の運命を科学的にデザインすることに、
実は深く深く関係しているんです。

何せ、運命とは自分の導かれていく道ですから、そこを変えていくのには、

『自分を知ること』
『向かっている方向がわかっていること』

の二つが大事です。

そして、自分を知ることとは、つまり自分の思考パターン、
判断基準を知ることに他ならないのです。


リーダーシップ研修で必須の、ミッションやビジョン。
そして、それらを考えるときに必ず大事なコアバリュー。


ミッションやビジョンは、自分の向かう方向性をあらわすものです。
そして、コアバリューは自分の判断基準を作っているアルゴリズムです。


さて、こんなどたばたキャリアでも、一風変わった道を歩んできたからか
不思議と相談されることが多いのです。

とてもありがたいことです。


そして、人生でも、道端でも、迷っている人を助けるためには、

現在地とどこに向かっていくのか、どうやってそこに到達するのか?

を考えることが大事です。


なので、お決まりのミッション、ビジョン、コアバリューを
明らかにする作業から入るのですが、

『自分のコアバリューを知りたいのに、それがわからない』

という声をよく聞きます。


どうしたら、コアバリューがわかるのでしょうか?


コア』は核とか、中心、という意味ですから、
すこし深掘りしないと辿り着けないのは想像に難くないでしょう。


Hunter X Hunterのかなり初期に

『その人を知りたければ、その人が何に怒るのかを知ればいい』

という台詞が出ているのですが、これも、コアバリューを知るための一つの方法です。

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他にもいろいろと方法はありますが、、、

これから紹介する方法は、実はとっても大事なことなので、
ぜひ時間をとってやってもらいたいです。

その方法はというと、

『自分の人生を振り返って自分史を作る』

という作業です。

生まれた時から、現在まで、思い出せる限り、自分の感情と、
その時の状況をセットで書き起こすのです。

え?そんなこと?

と、思うかも知れません。

私もとメンターに言われた時は、正直、『めんどくさいな』と感じました。


なぜ、そこから始めるべきなのか?

一つには、自分を知るためです。

自分のことは自分がよくわかっているつもりですが、
言葉にして書き出してみると、
自分の人生を客観的に見つめ直すことができるのです。

そして、自分が何を覚えているのか、ということを書き出すことで、
自分の強みと弱みが明らかになります。

記憶はアメとムチ的なできごとほど、強く刻まれる性質があります。

ようは、感情が強く動くできごとは覚えていますが、
感情が動かないできごとはデリートされていることが多いのです。


『自分の感情によって刻まれてきた記憶を紡ぐ』


という作業が、『自分史を作る』ということなのです。


つまり、自分の中の感情・体験価値を伴った情報を炙り出していくのです。

自分史を書いてみると、あることに気がつくはずです。

そう、いわゆるノウハウのような、『知識』は出てこないのです。

これからの時代、ただの『知識』、いうなれば、
単純な機能だけを持った情報の価値は低下すると言われています。

昔と比べて、情報を得ることが簡単になったからです。

昔は、ノウハウやそれが何なのか?という、
whatに関する情報が価値がありました。

でも、今はwhatに関する情報は溢れていますし、
簡単に手に入れることができます。
つまり、価値が減っているのです。

おなじような機能価値を持った情報が並んでいて、
その中からどれかを選ぶ状況を考えてみましょう。


あなたなら、どの情報を選びますか?


例えば、二つりんごがあったとしましょう。

一つは、大きな農園で、大量に作られたりんご。

もう一つは、自分のおばあちゃんが、何十年も大切にしている小さなりんご畑にできた、愛情たっぷりのりんご。
小さい頃、その畑で遊んだこともあるし、盗み食いしたこともある、
そして長年味の変わらない、自分の中でのとっておきのりんご。

どちらに価値を感じますか?

ほぼいうまでもなく、後者の方ではないでしょうか?

そして、その違いは、whyにあるのです。なぜ、後者を選んだのか。

これは、自分が仕事をする時も、情報発信をするときも、
そして人生で迷っている時も、同じことが言えるんです。


これからは、AIも発達し、単純作業は少なくなります。
その分、人間に残された仕事は、よりクリエイティブなことや、
AIには判断できないことになってくるでしょう。

そして、同じような肩書きとか資格の人間がいたとしたら、
誰が選ばれるでしょうか?

おそらく、お客さんにとって親近感を得られる人になると思います。
仮に、仕事の能力が同じなら、ちょっとでも親しみのもてる人を
選びたくなるのが人情です。

そして、その『親しみやすさ』は、
機能的価値ではなく、感情的価値や体験価値からくるもの


まとめると、

コアバリューを見つけるには、自分探しの旅をする必要があります。

それは、自分史という、自分の人生の記憶を紡ぎ出すという作業。

そして、記憶をたどっていくと、覚えていることは、ほぼすべて、
その時の感情と一緒に思い出される、体験価値や感情価値をもった情報。

これが、今の自分を形作り、そして自分が大事に思っていることの集合体、
すなわちコアバリューの源泉になってるのです。

自分史は丁寧に、詳細に、その時の感情が蘇るように書いていくほど、
より効果が大きいです。

はい、とっても時間がかかります、、、

音声にとってみてもいいかも知れませんね。

そして、この自分史は、人に見せる必要はありません。

自分の中で、大切にしまってください。

でも、この作業が、自分の運命をデザインしていく段階で、
とっても重要なのです。

それは、またの機会にお話ししますね。

では、ぜひ自分史を作る作業をしてみてください!

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