見出し画像

台湾3→2→1人 やっぱり市場 ルカイ族の集落へ(3日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

台南→霧台 3人

今日は早めに移動する事にした。まず列車で屏東まで。
朝食は昨晩セブンイレブンで温めて食べられそうな物を買っておいた。共用キッチンに冷蔵庫もレンジもある。
ところがいざ食べようとして、レンジと思ったものは、実は一度に6枚トーストを焼けるオーブントースターであることが判明。
えー?どうすんのよ!
息子はお弁当なので冷めた物をボソボソ。
私は明らかにレンジ対応のこれなので、窮余の一策で熱湯を注いでふやかして食べることに。


元が冷えているので、熱湯を注いでも生ぬるいバサバサ雑炊状。
誤解のないように言っておくが、ちゃんとレンジにかけたらおいしかったに違いない。

屏東までのローカル列車で、近くに座る女性が、韓国人かと聞いてくる。
日本人だと言うと、日本が好きで5回行ったと話してくれる。
北海道、神戸、奈良、大阪までは聞き取れたが、新潟?そして?の地名はスマホで「黒部立山アルペンルート」と訳して見せてくれた。私も行ったことないのに。
写真も見せてくれたが、浴衣でうれしそうに笑ってる姿があった。
観光地などで見かける外国人の浴衣姿。夏ならともかく秋冬にも見たので「いくらなんでも寒いんじゃ」と思っていたが、こんなに喜んでくれるなら甲斐もあるのね。

屏東での乗り換えがはっきりわからず心配だったが、駅のツーリストインフォメーションで聞くと、親切に近くのバスターミナルまで案内してくれ、訊いてくれ、乗り場の係の人に話までしてくれる。
どうもありがとう。
しかし案内される道すがら、背後で
ガシャーン
というけたたましい音。
振り向くと駅前で物乞いをしていた人の銭入れ容器を迂闊にも蹴って中身をぶちまけてしまった連れ合いが、拾い集めているのに苦笑。また、目が不自由設定なのに実はかなり見えいるようでどこまで自分でしていいか迷っているしかめっ面の物乞いのおばさんにもちょっと苦笑。
流石に帰り道硬貨を入れた。

バスの乗り継ぎに2時間ちょっとあったので、屏東駅の近くの市場まで行ってみた。
やはり市場は買うわけでもないのに面白くてたまらない。台湾は海産物がいっぱいで、屏東は海沿いではないけれど

この新鮮かつ色とりどりの魚達。
台湾は統治時代から日本の物も浸透しているなで、奥に並ぶのは刺身用の柵もある。
プロペラの先にすずらんテープみたいなのを下げたハエよけとか、昆布やカマボコやとりどりの豆も、アジアの市場はやっぱり面白い。

屏東駅前の 慈鳳宮 は中華圏らしいとびきりの賑々しさだ。

媽祖廟なので海の安全を祈るところからきている。中に沢山の名札をつけた電力でグルグル回る塔みたいなのがあって、墓碑銘?と思ったら、案内してくれた女の人によると寄付したら名前をのせてくれて
「自分のナンバーを入力すると ほら、名前が光る✨」
そうだ。

屏東のランジェリーのディスプレイの腰のひねり
お昼はお弁当
「便當」は日本の弁当から来ていて各所で売ってて便利

檳榔林や鰻養殖場を抜けて山道を登るバスを降りたら、雰囲気の全く違う集落に来た。
霧台はルカイ族の集落だ。
大陸から漢民族が入ってくる前から住んでいる原住民族だから、やはりずいぶん違う。
貴族制があったようで、身分の高い人々は百合を頭に飾ったところから、町の至る所に百合が描かれている。

傾斜のある山地の集落で霧の中肩寄せ合っている家
壺や人物を形どったカラフルな装飾のある道
ショートカットできる石の階段の風情がいい


ポストだってこの通り

小学校と展望広場を中心にした街もいいけど、泊まった宿がまた面白い。
ルカイ族の石の家屋でルカイ族風料理をいただくのだ。
まず中に入るとあちこちに無数の頭蓋骨と下顎骨がある。

何物かの下顎の骨でできたシャンデリア
階段も不思議な造りの上ステップ毎に彫刻が
ベッドライナー(こういう帯をそう呼ぶ事を今知った)
だけが中国っぽい
トイレのとカーテンの色と
やたらと見晴らしと日当たりが良くて
開けると用が足せない

小さな集落で日帰り客目当ての外の店は早く閉まるけど、部屋の前のバルコニーが絶景くつろぎスペースになっている。

6時からの夕飯はご馳走たけど少々不思議。
右端のお皿は日本人にとっては大変贅沢なエビが大量に唐揚げになっている。これについては甲殻類アレルギーの息子は少し残念だが、左端の厚切り肉を主に食べてもらうことにする
肉だけでも食べきれない程ある。

右から二番目の皿は上から赤唐辛子🌶️
冬瓜 ゆで卵 キクラゲ
マヨネーズみたいだけど確信はないものがかかっているけど、野菜モリモリうれしい
エビのつけ塩が胡椒辛さも塩辛さもマイルドでいい

ルカイ族の言葉で「ありがとう」は何というか宿の人に聞いたら、「マーラーヌン」に近い発音を教えてくれた。
おなかいっぱいです。マーラーヌン

大きなバルコニー?に出て空を見上げると、灯りのない暗闇に丸い月🌕が浮かんでいた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?