あけけゔめぜ

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「妄想昭和歌謡」「20世紀の終わりに旅をするなら」「還暦まで千旅斬り」おじいさんといっしょ〜性教育後進国で途方にくれる」「日記(傍聴を中心とした)」5タイトルを月替わりで書きたい、復帰を願う元旅行者です。

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  • 専業旅婦飯〜還暦からの大人げない旅

  • 妄想昭和歌謡  あいうえお

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最近の記事

晴れ女の強引な辻褄合わせ 稚内 【専業旅婦は日本だって旅する その1】

5月の午後2時なんて一年で最もうららかな日差しであっても良さそうなものだが、なぜか今年一番の凍えと暴風霙(みぞれ)の中にいた。 駅から徒歩5分もかからないはずの、急遽決めたホテルまでの道のりだが、風雪でちっとも前に進めない。できるだけ風を背にして、建物の壁があればそこでしばし息を整えては “だるまさんがころんだ” の鬼とじゃない方を一人でやってるみたいな動きで にじにじとしか進めない。 冷たい 凍える 飛ばされそうだ 本当は稚内空港に着いたら稚内駅近くでご飯でも食べ、ま

    • ベトナム🇻🇳 物好き土産 ドリアン月餅【専業旅婦飯番外編】

      今年1月に初めて行ったベトナム 予想以上の食べ物のおいしさに、誇張でなく胃袋をつかまれた。 しかし買ってきた土産はショボい事この上ない。ほらこんなだ。スーパーで買った軽くて安いものばっか。 だっておいしいのは街中の店先で供されるものだ。 湯気の向こうで短髪のおっちゃんが手早く作ってくれる麺がうまいのだ。 二の腕がいい具合にたるんだおばちゃんが、慣れた手さばきで塗ったり挟んだりかけたりして差し出してくれるバインミーがうまいのだ。 通りすがりに食べることのできるその手の路上グ

      • 妄想昭和歌謡 て「てんとう虫のサンバ」チェリッシュ

        昭和48年 歌 チェリッシュ 作詞 さいとう大三 作曲 馬飼野俊一 男女デュオ チェリッシュ最大のヒット曲で、昭和を代表する結婚式ソングだ。 有名だがリアルタイムで見聞きした記憶はあまりない。 「チェリッシュはどちらに出るんだろう」と思いながら紅組で出場した紅白歌合戦を見た気はするが。 当時のヒット以上にその後子どもでも知る結婚式定番ソングとなった。多分70代を中心とした人の中には友人によるこの歌で祝われた人も多いのだろう。 しかし素直に結婚式に憧れる女子でもなかった私と類

        • ネパール🇳🇵物好き土産 皮なしバフソーセージ缶【専業旅婦飯番外編】

          BUFF SKINRESS SAUSAGE 半年前28年ぶりに3週間のネパール🇳🇵旅行をした。 20世紀の終わりの、ほぼ20代と重なる頃、インドと中国のハードモードの長期旅行のはざま、一息つける場所がネパール。 その頃の両大国の旅行も1年を超えると、蚊に刺された痕が治りにくくなり、だんだん膿んできて歩くのにも差し支える。お腹がゆるいのが常態なので元々そいうものだったように錯覚する。薄汚れているが妙に背景には馴染み、日本人に「日本語上手ですね」と言われ、地元の人にも道を聞か

        晴れ女の強引な辻褄合わせ 稚内 【専業旅婦は日本だって旅する その1】

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          妄想昭和歌謡 ふ 「冬のオペラグラス」新田恵利

          昭和61年 歌 新田恵利 作詞 秋元康 作曲 佐藤準 令和ロマンの漫才に、AKBはじめ今昔のアイドルアイドルグループの歌を、作詞の秋元康本人が歌っていると想像し、身悶えする、というネタがある。 中でも一番のキモさを醸すのは “おニャン子クラブ” の「セーラー服を脱がさないでだ。 クルマが何度もリフレインして歌う ♫友達より早く エッチをしたいけど のフレーズを、秋元先生を思い浮かべるケムリが気持ち悪がる。 驚いた。 だって私には昔からこの歌が、秋元康の顔と共に鳴り響いてい

          妄想昭和歌謡 ふ 「冬のオペラグラス」新田恵利

          台湾3→2→1人 ボポモフォと檳榔(13日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台北 → 日本 1人 西門に近い宿から朝散歩に出た。本当は朝食はお粥といきたかったけど混雑に負け三明治(サンドウィッチ)に変更。そしてちょっと早めに桃園空港へ着いた。 これで鉄道での台湾左回りにぐるり旅行、出発点に戻って来たことになる。 ほぼ使いきった形の、12日前当選した愛金卡(icash )。うれしかった。ありがたかった。 帰った翌日の地震のニュースで、花蓮で通ったあたりの崩壊ビルを見て、愛金卡分5000元分以上は義援金にしたいと思ってそうしたのは、うれしい気持ちで

          台湾3→2→1人 ボポモフォと檳榔(13日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 九份から小室哲哉(12日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          九份 台北 1人 朝起きて近くのバス停から直接九份まで行くバスがあるのを知り、しめしめと待っていた。同様の人が他に5人ほど。15分遅れで来たバスに乗ろうとしたら満席で高速に乗るためもう乗れないと言われる。あっさり退散する私含め他客たち。 ではまた台鉄に揺られよう。 乗り換えの駅 瑞芳。 ホテルを出るときは、とりあえずバスに間に合うようサービスのコーヒーだけ飲んで出たので、電車に乗っている間におなかはぺこぺこ。 ブランチにちょうどいい施設がすぐ近くにあった。 一大観光地の

          台湾3→2→1人 九份から小室哲哉(12日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 昭和の名残りみたいなもの(11日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          蘇芳 → 宜蘭 → 台北 1人 日本だと10時が多いチェックアウトの時刻だが、南アジアでは多くが12時、台湾でも11時が多いのはうれしい。荷物を置いたままひと歩きできるから。出る前にもう一風呂もできるから。 昨日の冷泉公園をもうちょっと回ってみる。朝食に昨夜買っておいた小豆パンを携えて。 公園には冷泉交流館やちょっとどんより濁っているけど川沿いに整備されたおしゃれなくつろぎスペースも広がる。あまり人はいないけど。 有料の伝統湯屋の方は人の気配もなかったが、まだ涼しい今の

          台湾3→2→1人 昭和の名残りみたいなもの(11日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 温泉から冷泉(10日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          瑞穂温泉→蘇澳冷泉 1人 朝8時40分。びっくりして飛び起きた。 今までは7時には起きていたので、9時までの朝食に間に合わない可能性など思ってもみなかったのだ。 きっと久しぶりの大浴場?SPA?に加え就寝前部屋の温泉に浸かったのと、鳥の声のみの静かな環境に爆睡したのだろう。 あたふたと身支度をして、道をはさんだ本棟のダイニングに滑り込む。滑り込んだ割には十分に余っている料理から色々と盛り合わせる。 「専業旅婦飯」と飯とあるのはグルメ旅行しているからではなく、色々ありすぎて

          台湾3→2→1人 温泉から冷泉(10日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 瑞穂♨️ババンババンバンバン(9日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          瑞穂温泉 1人 一人になってから温泉宿に泊まるというのもちょっとどうかなのだが、したくなったからにはそうしよう。 考えてみると日本で一人で外来入浴はするけど、温泉旅館宿泊はない。 3日前に北上した鉄路を1時間ちょっと再び南下したところにある瑞穂温泉♨️。 12年前初めて家族4人で来た台湾(息子が覚えていなかったやつ)でも、台北での何泊かの後、タイアル族の住む烏来温泉で2泊した。 日本と似てるようで違う独特の作法があって妙に面白かったので、温泉であり、かつ台北からまた来る機

          台湾3→2→1人 瑞穂♨️ババンババンバンバン(9日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 花蓮街中散歩 要水着(仮) (8日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          花蓮 2人→1人 朝食何にしよう。 今日は息子と別れて一人一人になる。 準海外というくらいの距離と難易度の台湾は、19歳学生がその気になった時のための旅の練習になる。息子はここから台北に行って一泊し、明日の飛行機で帰国する。私は花蓮で見送ることにした。 昨日までに手頃な宿をBooking.comで探して予約するというのを練習していた。 花蓮で2泊したのは息子が探したここのホステル。 値段だけじゃなくてアクセスとか口コミの見方とか。良い悪いとかだけじゃなく信憑性を行間から

          台湾3→2→1人 花蓮街中散歩 要水着(仮) (8日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 花蓮縣地震前週 海鮮の定義(7日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          太魯閣渓谷 花蓮 2人 花蓮台湾から帰国した翌日に、台湾で大きな地震が起こった。 日本に住んでいるし、殊の外地震で大きな被害が出たというのを聞くと胸が痛む。まして数日前まるで揺れが大きかった地域をなぞるように旅行していたのだ。優しくしてもらい、嫌なことなど一つもないのんびりした旅を楽しめたのは、そこの人々のおかげだったし。 夜市への往復で何度となく歩いていた道で、ビルがひどく傾いた写真がニュースで流れる。 もちろん花蓮縣にいた数日間にその予兆があったわけではないが、後で

          台湾3→2→1人 花蓮縣地震前週 海鮮の定義(7日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 ナッツとドライフルーツの明暗 花蓮到着(6日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          龍田村→花蓮 2人 前日チェックインした時に、朝食の時間と内容を聞かれたのだった。 サンプル写真にはおしゃれなサラダやフルーツが盛られたプレートに、主食の違う7、8種類が並ぶ。ホットサンド チーズトースト フレンチトースト等。 息子と私は同時に同じものを指していた。肉包 肉まんだ。 おしゃれな宿の朝食ならやっぱり西洋風が似合うだろう。サンドイッチなんかもとてもおいしそうだった。 でも肉まん やっぱり台湾にいる限られた日数が二人ともこれにさせたに違いない。 肉まん以外でも右

          台湾3→2→1人 ナッツとドライフルーツの明暗 花蓮到着(6日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 南迴線に乗って 大骨麺(5日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          高雄→龍田村 3人→2人 朝食付きのホテルで、それぞれがまた節操なく過食して、今日は高雄火車站(駅)で分かれて二人になる。 連れ合いは高鉄(新幹線)で台北へ向かい日本へ。 猫の待つ家へ帰り、明日から仕事。 息子と私は相談して(というより私の提案で)台東より少し先の龍田村に泊まることにした。 南迴線で台南からくるりとまわって台東方面へ。 このルートなら台東に泊まって周辺を観光というのが無難だろうが、台東駅と市内が離れている。 列車の旅がしたかったし、一泊で駅からの往復で費や

          台湾3→2→1人 南迴線に乗って 大骨麺(5日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 霧台の教会日曜日 3人最後の夜(4日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          霧台から高雄 3人 バルコニーからの日の出がキレイだと聞いていた。山あいなので全体に明るくなってから嶺の上から本当に眩しいお日様☀️が出た。 朝ごはんをいただく。どんなものが出るのだろう? 多分元々ルカイ族の人々は、ここの風土に合ったこの紫のタロイモをよく食べたのだろう。 豚肉や卵もつけてご馳走朝食にしてくれている。 食後は30分あれば回れるので集落をまた散歩する。 というのは、中心にある教会から日曜礼拝を知らせる音楽が大音量でかかり出したのだ。 立派な小学校が中心

          台湾3→2→1人 霧台の教会日曜日 3人最後の夜(4日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台湾3→2→1人 やっぱり市場 ルカイ族の集落へ(3日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】

          台南→霧台 3人 今日は早めに移動する事にした。まず列車で屏東まで。 朝食は昨晩セブンイレブンで温めて食べられそうな物を買っておいた。共用キッチンに冷蔵庫もレンジもある。 ところがいざ食べようとして、レンジと思ったものは、実は一度に6枚トーストを焼けるオーブントースターであることが判明。 えー?どうすんのよ! 息子はお弁当なので冷めた物をボソボソ。 私は明らかにレンジ対応のこれなので、窮余の一策で熱湯を注いでふやかして食べることに。 元が冷えているので、熱湯を注いでも生ぬ

          台湾3→2→1人 やっぱり市場 ルカイ族の集落へ(3日目)【専業旅婦飯台湾🇹🇼ぐるり】