#63 ミニマリストのロジカルファッション 手放すためのステップ #0314
3月14日、木曜日。こんにちは。ミニマリスト、ゆりです。
今日は手放すためのステップについてお話しします。
理想の状態を思い描く
服を手放す前に必要なことは、理想の状態を明確にすること。
クローゼットの中に、服が何枚あるのが理想なのかを想像してみましょう。具体的な数字が思い浮かばない場合には、今の状態の何割を削減するというのでも構いません。
まずは言語化し、どのような状態になれば自分が快適に感じるのかをイメージします。その時に現状と比べて、理想を立てる必要はありません。
例えば、ホテルのように片付いた部屋が理想と思った場合。物がほとんどない部屋に憧れるのであれば、それをイメージします。現在は部屋がちらかっているとか、物の数が多いとか、そういったことは関係ありません。むしろ現状とは切り離して理想を描くことが大切です。
ゼロベースに考え、何もないフラットな状態から、理想を考えます。マイナスからスタートする必要はありません。現状とのギャップを見ることが大切なのではなく、自分の理想はどういう状態なのかを、具体的に思い描くことが大切です。
現状を見つめる
さて、理想が決まったら次のステップは現状を冷静に見ること。
先ほどのステップで考えた理想とのギャップを感じる必要はありません。
現在のクローゼットは、あなたが今まで試行錯誤の末にたどり着いた一つの成果物です。それを否定する必要はありません。今までの経験や知識を積み重ねて、必要なアイテムを揃えていった結果が今のあなたのクローゼットです。
まずその状態をフラットに眺めます。落ち込んだり悩んだり、マイナスの感情を抱く必要はありません。あくまでも現在の状態を冷静に見つめることが大切です。そしてその中から良い点を見つけましょう。
例えば、お気に入りのワンピース。このワンピースにたどり着くまでに、色々な服を見て、雑誌や店舗を訪れたことでしょう。その経験があって、この一枚のワンピースを選択することができたのです。こんなにも気に入ったアイテムを手にすることができた自分自身を、「よくできた」と感じましょう。
あなたの「好き」が今のクローゼットを作り上げたのです。それを受け止めましょう。
小さなところから始める
最後は、行動を起こすこと。
理想のクローゼットを思い浮かべ、現状の確認ができたら、第3のステップです。
ここでいよいよ手放すという手順になります。とはいえ、今すぐに手放す必要はありません。まずは手放す物の候補を作ります。手放すためのリストを作成するイメージです。
いつか手放そうと思っていた物。それをまずは見つめます。そして、手放したいと思うタイミングが来た時に、手放すことができればいいのです。
今日始める小さなことはどんなことでも構いません。手放すことを決める。たったそれだけでもいいのです。
例えば、「このジャケットはもう着ないから手放そう」と決めたとします。それをノートに書いたりメモに取ったりして、今日の日付のところに書き込みましょう。決めたことで、一つの行動を起こしたことになるのです。
物を手放す時には、段階があります。
決める→物を動かす→物がなくなる
まずは手放すと決めたこと。それが一つの行動です。いきなり手放すことができなくても大丈夫です。大切なのは、手放すと決めたことです。
瞬発力より継続力
物を減らすには、瞬間的な力だけでは足りません。瞬間的にすぐに行動できるということは立派なことですが、それよりも大切なのは継続力です。
常に全力で走ることはできません。少しの力で続けていき、3年5年、あるいは10年後と長期的に続けることが大切です。今すぐにできる行動が、たくさんなくても問題はありません。結果的に10年後に理想の状態になっていればいいのです。
そういった長期的なスパンで考えるようにしましょう。
あなたにとって理想的なクローゼットになりますように。
ミニマリスト、ゆりでした。
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