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『1989 (Taylor's Version)』がついに来た!

このページに足を運んでいただき、ありがとうございます。
1989TVの発売にウキウキな黒木りりあです。

昨日、10/27はTaylor Swiftの4枚目の再録アルバム『1989 (Taylor's Version)』の世界解禁日、そして本日は『1989 (Taylor's Version)』の日本盤発売日でしたね。
私の家にも早速、待ちに待った『1989 (Taylor's Version)』が無事に到着しました!TV(Taylor's Versionの略)おなじみのBIG CDやギターピックの特典がどんどん増えていくのがなんだか嬉しいです。

どうして再録版?

「『1989』って、『Shake It Off』や『Blank Space』といった曲が収録されている昔のアルバムでしょう?」「再録版って、どういうこと?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、『1989』は2014年にリリースされたTaylor Swiftの5枚目のオリジナルスタジオアルバムです。今回発売されたのはその再録版。"Taylor's Version"とつくのが目印です。ですが、どうして再録版が必要なのでしょうか?

実は、Taylor Swiftはデビュー時から長年、ビッグマシン・レコードというレコード会社と契約していました。『1989』もビッグマシン・レコード時代にリリースしたアルバムです。

ビッグマシン・レコードと契約していた当時、アルバムの原盤権はTaylorではなくレコード会社に帰属していました。のちにTaylorはこの原盤権を自ら買い取ろうとしていたのですが、レコード会社は首を縦に振りませんでした。
そしてあろうことか、ビッグマシン・レコードはこの現弁権をTaylorではなくスクーター・ブラウンというタレントマネージャーに売ってしまったのです。スクーターとTaylorは長年にわたる確執を持っていた相手。彼はTaylorの楽曲の原盤権を複数所有したことから、彼女の楽曲をコントロールすることが可能になりました。

Taylorはこれに抵抗し、なんとか自身の楽曲の原盤権を手に入れようと必死に様々な行動に出ましたが、結局それはかなわず。自分自身の楽曲を自分でコントロールする力を持つために、彼女は原盤権を有していない作品を再度録音しリリースすることで原盤権を取り戻すこととなったのです。
このようにして、Taylorはビッグマシン・レコード時代に発表した6枚のアルバムの再録版を1枚ずつ発表し、今回の『1989 (Taylor's Version)』がその4枚目となりました。

再録版ならではの楽しみ方

オリジナル版ももちろん素晴らしいアルバムですが、再録版には再録版ならではの楽しみがあります。

Taylor自身の歌声の変化やサウンドの違いも十分に楽しめますが、一番の魅力はなんといっても"From the Vault"と呼ばれる、オリジナルアルバムに制作時に存在しつつも残念ながら収録に至らなかった楽曲たちです。

『1989 (Taylor's Version)』には次の5曲の"From the Vault"が収録されています。

  • 『Slut!』

  • 『Say Don't Go 』

  • 『Now That We Don't Talk』

  • 『Suburban Legends』

  • 『Is It Over Now?』

タイトルが発表された時点でかなり話題を集めていたのが『Slut!』。どのような曲になるのかと様々な推測が飛び交っていました。アップテンポな曲かな、と思っていましたが、実際に曲を聞いてみると、想像よりも落ち着いた曲でした。「尻軽女」(Slut)と呼ばれることへの皮肉を込めた曲で、『1989』収録時からの人気曲で同じテーマを扱った『Blank Space』とどちらを収録するか迷ったというのも頷けます。個人的には、やはり『Blank Space』の方がキャッチーでシングルにしやすい曲だったので良いチョイスだったのではないかと思います。
また、『1989 (Taylor's Version)』の最後の曲となる『Is It Over Now?』。「もう終わっちゃうの?」というタイトルを最終曲に持ってくるというTaylorなりのジョークも楽しいですが、歌詞も曲も非常に印象的で、やはり『1989』にも収録されていた人気曲『Style』を彷彿とさせる楽曲で、個人的には気に入っています。

『1989 (Taylor's Version)』は全曲、YouTubeでも楽しむことができます。全て公式の動画で、歌詞とイメージ映像を楽しむことができます。すこしでも気になった方は覗いてみてください。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また機会がありましたら足を運んでいただけると幸いです。

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