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【海外ドラマ】『ブルックリン・ナイン-ナイン』ホルト署長に敬礼。

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冬なのに近所の紅葉を目にしては少し混乱する、黒木りりあです。

昨日の朝もまた、悲しい訃報から幕を開けました。
アメリカの大人気コメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』("Brooklyn Nine-Nine")で主要キャラクターの一人、レイモンド・ホルト役を演じていたことでも知られる俳優のアンドレ・ブラウアー(Andre Braugher)さんが亡くなりました。
享年61歳、短い闘病生活だったとのことです。

『ブルックリン・ナイン-ナイン』は私の好きなドラマシリーズの一つです。以前、noteでも記事を書かせていただきました。ずっと観たいと思っていたもののなかなか見ることができておらず、今年遅ればせながら視聴を開始し見事に沼にハマった作品です。今年観た海外ドラマの中でも、一番好きな作品と言えます。だからこそ、この早すぎるわ彼は非常に悲しいです。

ホルト署長は、途中で署長ではなくなりますが、この作品には欠かせない登場人物でした。最初はあまりにも堅物すぎて驚いてしまったキャラクターでした。キャラの濃い99分署のツッコミ役だったホルト署長でしたが、だんだんとボケ度が増していき、最後の方では完全なるボケキャラへと変貌しており、それはそれで驚いたキャラクターです。あんなに厳格な人がこんなコメディー担当のキャラクターになれるなんて、と振り返るとびっくりしてしまいます。
『ブルックリン・ナイン-ナイン』は笑いとシリアスのバランスが非常に上手に取れている作品で、その中でもそのバランスの均衡を上手に保っていたのが、ブラウアーさんの演技だったと思っています。普通の人なら笑ってしまいそうな場面でも笑わず、表情をあまり見せず、抑揚は見せない。けれども、面白かったり感動的だったりすることを言わないといけない。とても難しい演技だったと思いますが、見事に保たれたバランスでそれを表現していたのがブラウアーさんだと感じました。表情、セリフ回しが本当に絶妙で、彼の演技なしでは成立しなかった作品だと心から思います。

私がこの作品に出合ったのが遅かったため、あまり長く親しんだ俳優さんというわけではありませんが、今年全話一気見した身としては、今年一番見た顔の一人であり、そのような方がこのような形でいなくなってしまうのはとても悲しいし、寂しいです。

素晴らしい演技、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。
これからも、ブラウアーさんの作品を見続けていきたいと思います。
安らかに、休んでください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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