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【#02】2代目経営者になるためにまず最初にやったこと

みなさま、こんにちは!28歳で経営者見習いのManoaです。
先日は私の自己紹介をさせていただきました!
今回から本格的に仕事の仕方についてお話ししていこうと思います。

社員から見た2代目(特に社長の子供の場合)は、やはりボンボンで社会を知らないと思われがちなのが悲しきも事実だと思います、、
それをできる限り払拭するためにまず始めたこととして3つあるので、そちらを詳しくお伝えしていきます!



結論 『この3つで社内コミュニケーションが変わった』

2代目経営者が一番気にかけなくてはいけないのは、これからついてきてもらう社員とのコミュニケーションです。
特に弊社の場合には、父のカリスマ性や人間性に惹かれて人が集まり、経営が成り立っている状態です。

ただ今後自分(社長の娘)が経営をしていく際には、家族ではあるものの『社長とは違う人』になるワケです。
そうなると今まで父の人間性に魅力を感じて働いてくださっている社員の方たちからすると、魅力が一気になくなるのは容易に想像できます。

まだ完全に事業継承が行われていない段階で、これからお伝えする3つのことを行うことで、世間知らずの『社長の娘』から『一緒に働く人』として認識してもらえるようになります。

どれも泥臭いものですが、特に自分より2回りも離れている人と仕事するには『泥臭さ』が一番早く信頼も得られやすいです。


最初にやったこと No.1 :過去7年分の決算書を読み解く

兎にも角にも会社の状況を知らなければ、何もすることはできません。
今後の進む先を決めるためにも、まずは自分の会社の財政状況を把握するところから始めましょう。

会社員の方で決算書に馴染みのある方はあまり多くないかと思います。私もその一人でした。
決算書は会社の財政状況の記録が全て詰まっています。
これを読み解き、今までの会社の経営戦略や課題を分析・把握してこそ会社を理解できるのです。

決算書の読み方でおすすめの方法は、下記の2ステップです!
たった2つの手順でOK!しかも1日あればバッチリです。

【決算書が読めるようになる2STEP】
1. 自分にとって一番とっつきやすそうな決算書の読み方の本を読む

→まずは決算書の必要性や勘定科目の理解を深めましょう。
全てを暗記する必要はありません!なんとなく頭に入れば十分です。

2. YouTubeで実践的な決算書の見方を学ぶ
→本である程度の知識が入ったところで、YouTubeで実践編の見方を学びます。
おすすめは下記の2の動画です!どちらも私が日々見ている税理士の菅原さんのYouTubeです。
これの他にもタメになる動画ばかりなので、ぜひご覧ください。

<おすすめ決算書動画>
貸借対照表を間違えて見ている人が意外と多いのは知っていますか?会社の全てが分かる方法!
【経営者必見】儲かる会社の経営手法。動画を見てすぐに確認してください。【粗利益率・原価率】


最初にやったこと No.2 :現場で実際に働く

これが一番のポイントかなと思います。
経営者と聞くとマネジメント側に回り経営を行い、現場からボトムアップで報告が来るというイメージがありますが、2代目はそうはいきません。

社員のヒアリングのみ行い、実際の現場を知らない外部の人間が口を出したところで、「何も知らないくせに」と反対勢力が強まるだけです。
一緒に現場で実際に仕事をすることで、得られるメリットは大きく下記の2つです。

①会社に対する解像度が高まる
実際に現場に出ることで課題感や決算書の内容がさらにクリアになり、会社に対する解像度がぐっと高まります。
かかっているコストが必要なものなのか、不要なものなのか決算書で見た内容を深掘りできるチャンスです。

課題については洗い出しを行い、業務の合間を縫ってヒアリングを行うことも効果的です。
今後の戦略の方法性が見えてきます。

②社員からの信頼を得られる
一緒に働くことで、2代目も本気で自分たちの会社のことを考えてくれているという印象を持ってもらうことができます。
働きながら学べることも多くあるし、コミュニケーションを密に取ることで信頼されやすくなります。

特に今の20〜30代の人たとで親世代となると、50〜60代が多くなります。
そういった世代の人たちに評価されたいなら、仕事を選ばず泥臭くなんでもやってみる姿勢が非常に大切です。

ただ今後は経営者になっていく身なので、社員に業務に回すための人的リソースしてカウントされないように、あくまでも『今後の経営のため』というスタンスを崩さないことも肝心です。


最初にやったこと No.3 : 何かしら良い変化を会社にもたらす

人は外部から来た知らない人をどうしても信頼しづらいものです。
ただ何か一つでも会社に良い変化をもたらせば、状況はガラリと変わります。

私の場合は、アルバイトの採用でした。
先日の自己紹介でお伝えした通り、私は前職では外資系最大手のHRテック企業にいました。
その経験を活かし、コストをかけずアルバイトの採用に成功しました。
その結果、現場の責任者は社長である父だけでなく、私にも積極的に業務についての相談をしてくれるようになりました。

弊社はスキー場でレンタルスキーとレストランを運営していますが、今までは土日祝のみ派遣を依頼していました。
毎回確実に来てはくれるものの、東京からの交通費・まかない・泊める際に発生する光熱費など様々なコストがかかっていました。

そこで地元で採用し、それらのコストを削減する必要があるという課題がありました。
前職で得た知識をフルに活用し、現場の責任者と密にコミュニケーションを行い、結果コストを一切かけず最終的には25名の応募が発生し、9名もの人材を採用することに成功しました。

その中で良い巡り合わせもあり、今後も中長期的にアルバイトを希望してくれる人も出てくるようになりました。
コスト面で言うと、30%近く削減できました。

成果を上げるのは、早ければ早いほどいいです。
私の場合、1人の採用が決まったのは私が事業に関わり始めてから1ヶ月程度でした。
成果を上げるのが遅ければ遅いほど、社員からは「あの人何してるんだろ」状態に陥ります。

とにかくどんな形でもいいので、まず最初は何かしらの成果を上げることに注力しましょう!


まとめ 『とにかく泥臭くいくしかない』

「前職でこれだけの成果をあげた」「一流企業にいた」という過去のレッテルは転職活動でもない『2代目』というポジションでは、あまりうまく機能しません。

それどころか「大企業のやり方を押し付けてくる」といった反対勢力を生む可能性すら秘めています。
このような場合では、自分がどれだけ本気でこの会社のことを考えていて、どれだけ貢献したいと思っているかを体を使って見せていくしかありません。

今までの会社で経験させてもらったことを大切にしつつ、プライドはある程度捨てて『郷に入りては郷に従う』で折り合いをつけていくことが大切だと思います。

その会社に合ったやり方+今後の世の中に必要とされるようなチューニングのバランスをうまく行なっていく必要があります。
会社員からすぐに失敗なしに経営者になることはできないと思っているので、自分なりの挑戦と結果の分析を行い、今後のためにも社員との良い関係構築を行なっていきましょう。


本日もありがとうございました!
今後は私の現場に入った際の経験などもお伝えできたらと思います。
今後もお楽しみに👏

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