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ただただ楽しかった授業参観

小学校2年生になった息子の、はじめての授業参観があった。
息子が通う支援級は全部で3クラス。
今年度初回の授業参観は3クラス合同で「進学・進級パーティー」を行うことになった。

「ケンが司会するんやよ~」と得意げに話す息子。
出し物やゲームなどもあってなんだか楽しそうな会になりそうな予感いっぱいだった。


そして当日。
近所で同じ支援級に通うY君のお母さんを玄関先で見つけ、一緒に多目的ルームへ向かう。

多目的ルームに入ると、子どもたちの椅子が前方に、大人用の椅子が後方に配置されていた。
(授業参観って立ちっぱなしで地味に疲れるので、これは非常にありがたかった!!!!)

子どもたち、親たちがぞろぞろと集まってくる。
「子どもと大人、先に揃うのはどっちだ~?」なんて高学年の男の子が茶化している。

時間になる。
司会席にはY君、同じ学年のS君と息子。

「いまから、進学・進級パーティーをはじめます!」元気なあいさつで会が始まった。


プログラムはこんな感じ。
①はじめの挨拶
②自己紹介
③出し物
④ゲーム
⑤終わりの挨拶

②自己紹介では、子どもたちが前に出てきてひとりずつ、名前と好きなことを話した。
息子は、「好きな昆虫は”アレクサンドラトリバネアゲハ”です!」と言って会場を沸かせた。(世界一大きなチョウチョらしい)

③出し物では、息子は3種目もの縄跳びを披露した。
「まずは前跳び。できる限りとびます!」と跳び始める。
50回くらいで終わるかと思いきや、まだまだ跳び続ける息子。
"これ、誰が止めるんや"と思ったら先生が「じゃあケン、100回まで頑張ってみ!」と声を掛けてくれた。
100回まで跳び終えて、拍手喝采。大満足の息子だった。

「つぎは、片足跳びをします」と片足でリズミカルに跳んで見せた。
「最後は二重跳びをします!縄跳びは2本使います!」ともう一本の縄跳びを持ってきて跳び始めた。
紐が2本だから二重跳び?と思いきや、ちゃんと二重跳びになっていた。
こちらも拍手喝采を浴び、満足そうにしていた。

出し物では他にも「エビカニクス」を踊る子どもたちに混ざって、息子も飛び入り参加して楽しんでした。


④ゲームはハンカチ落とし。
「大人の方も是非どうぞ」と言われ、息子にも「お母さんもやろう」と手を引かれるので、私も参加することに。

ハンカチ落としなんて何十年ぶりだろう。どんなルールだったっけ。
先生が「目をつぶって~」と言うので、目をつぶる。

誰かが走り出す。ハンカチを落とされたのだ。
そっか、そういうルールだっけ、と思い出す。

3人ほどまわったところで、私の手に何か触れた。
ハンカチ落とされた!
私にハンカチを落としたのは、息子と同じ学年のA君だった。
ものすごく足が速くて、とうていおいつけない。

まさかハンカチを落とされると思わなかったので、誰に落とそうか非常に迷った。
こんな時やっぱり人間は「知っている人」を選ぶんだな。
Y君に落としてやった。


息子はしっかり司会を務め(元気な声で堂々としたものだった)あげた。
途中、何度も私に目配せして「うんうん」と頷いたり、手でグッドしたりとお茶目な面も見せていたが。

最後に「写真を撮りますよ~」と声をかけられて、親も含めて全員で写真を撮った。

従来の”授業参観”の概念を覆す、ただただ楽しい授業参観だった。
子どもたちが生き生きしていたこと、楽しんでいたこと、みんな仲良しなんだということがよくわかった。

ちなみに、授業参観後の懇親会も非常に楽しかった。
支援級のお母さんたち4人と、担任の先生をあわせて5人の座談会のような感じ。この人数なら私も話しやすい。
同じ支援級の子どもを持つ親同士なので、悩みも困りごとも似ている。
息子のことをありのまま、話せてよかった。

次の授業参観もとても楽しみにしている。

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