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ワーホリで気づく"国内旅行"の魅力

カイコウラを飛び出して2泊3日でネルソンにいる友人を訪ねに行ってきました。
久しぶりの新天地旅行でたくさんの気づきがありました。NZのことを知れば知るほど、自分はどれほど日本国内のことを知っているんだろうかと思います。
ワーホリ中に国内一周したり、有名な観光地を全制覇したりする人も珍しくないですが、母国に関してはどうでしょうか?
どちらがいい悪いではなく、日本を出ることで日本の魅力を感じられることもワーホリの醍醐味の一つなんだと気付くことができました。

ニュージーランドは何と言ってもスケールのでかい景色がたまりません。当たり前のような頻度で目の中に飛び込んでくる景色の破壊力たるや。それだけで多少の悩みは吹き飛ぶ爽快感があります。
またどこへ行っても素敵なカフェがあって、コーヒー好きにはたまらない。クラフトビールやワインの多様性もものすごい、今なお進化し続けている大きな産業であり文化だと思います。

一方で牧場やブドウ畑が果てしなく広がり丸裸になった丘や山を見て、ここに本来の植物が繁茂し古来からの森林が残っていたらどんな生態系が広がっていたんだろうかと少しの寂しさとともに興味が湧きます(少し話は逸れますが、個人的にNZでは大自然が広がっていると言いたくない理由がここにありまして。もちろん原生林や人の立ち入らない山も残っているますが、かなりの面積が過去に人によって開拓され本来の自然を失った後の風景になっています。あのどこまでも続く大草原や丘は、建物がないだけで決して"自然"ではないと思うのです。そのような景色ひとつとってもそこに至るまでの歴史的な背景があり、それを知ることで見える景色が異なってくると思います。ま、固い話ややし冷めるからあんまり言わないんですけど…)。肉食捕食者が少ないこの国ではすでに鳥類が多様な進化を遂げていますが、今以上に鳥パラダイスな土地になっていたかも知れません。

またカフェやレストランにしてもいわゆるご当地フードはあまりありません。ハンバーガーやエッグベネディクト、クラムチャウダーなど定番のメニューが中心で「ここに来たならこれ食べろ!」なものが案外少ない。この点日本は相当強いと思っています。似たり寄ったりはあるもののその土地土地ならではのご当地フード、食材、名産がかなりの確率であると思ってて、これって実はすごいことなのではと思うのです。

ニュージーランドでは長い時間をかけてのロードトリップや山登りも珍しくありません。車で2時間なんてのは短く感じる程度です。毎週休みがある度にどこかへ出かける人も珍しくないと思います。
でも日本だとそういう生活送ることが少なくなるような気がするのはなんでだろうか。理由の一つはやっぱりワーキングホリデー自体がそもそも非日常だからやと思います。1年過ごす中で徐々に生活にも慣れてくるとはいえ、やっぱりどこか特別なことをしている感触があるから、積極的にいろんな場所へ足を運びやすいのかなと。
時間が有限なのはどこの国にいても同じだし、自分の国にだってまだまだ知らない土地や文化、景色がたくさんあるはず。母国の魅力をもっともっと語れるようになりたいと思います。

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