イタリア🇮🇹最後の夜

会う予定ではなかったまりこの婚約者の彼と
落ち合う。
映像を見てもらった。

誤解がないように言葉を選び、そしてきちんと伝わるように。

婚約者は映像をみて涙を流した。

そこにはまりこからの気持ちが詰まっていたからだ。

真相もわからない。
真実もわからない。

本人が亡くなってしまえば私達、生きている側はこんなにも苦しみから抜けだせなくなる。
気持ちをしりたい。
真実を知りたい。
それだけが執着に変わり、いつまでもずっと心に引っ掛かりを残したまま生きていく。

それだと婚約者もまりこを思い出す度に苦しむだろう。
私達もみんな。それぞれに疑問を抱えながら。

婚約者は光一と連絡を取りたいといった。
光一の連絡先を教えた。
2人はきちんと話をできた。
お互いのわだかまりが取れたのだ。
そしてこの2人もまりこのモヤモヤが解消され
光が射す道へ歩き出す。
それでいい。
まりこ、いいよねこれで。

最後の瞬間がきた。
まりこの婚約者とはもう二度と会わないだろう。
その方がいい。
時間はかかったとしても、婚約者のこれからの邪魔はしない。
彼の表情がとても前向きだったから。
『あなたの幸せ祈ってる』
それから私は会っていない。
まりこの婚約者の彼が今、幸せに暮らしていてほしい。そう願って今日もここを描いている。

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そんなわけで。

破天荒なまりこのお話は人の死まで経験するそんな時間でした。

私はまりこに裏切られた事も沢山あったし離れた事もあります。
でも根は悪いわけじゃない。
話せばきちんと理解できるし彼女も自分と向き合います。
人っていうのはこういう事なんだと思うんです。
どうでもいい人にはそう思いませんが。

話しても無駄な人とはそれでおしまいです。

私にとってのまりこはなんだろうなー。
親友。悪友？笑
彼女はきっと不器用なんだと思います。
そして彼女を好きになる男性は沢山います。あの外見は。どんな人も振り向きますから笑
でも本当のまりこの孤独を知り向き合ってくれたのは婚約者の彼だけだったと思います。
確かに彼も隠れて浮気をしていたのかもしれません。でもイタリアの人はスマートです笑
浮気のしかたも笑
でもまりこを大切にしてくれて愛してくれていた。それだけで充分です。
まりこのママと弟くんの事も。

ありがとう。まりこを愛してくれて。

ねぇまりこ。
あなたがこの世を去ってからあっという間の月日が流れた。
きっとあなたの事だからあっちこっち出歩いてる気がする笑
ここnoteを通して出会った友人がいるの。
まりこが出会わせてくれたの？
なにかわからないけどまりこに似てるんだ。
だから、その友人に伝えたの、あなたの事。
同じ感覚の同じような情熱のある人。
でもとても繊細なの。

私もきっと自分の何かを見つけるんだと思う。

『しじみ、いつまでもそんなとこにいないで進むんだよ』

あなたの想いが届いた気がする。

前に進むよ、まりこ。

そこからずっと笑ってて。