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【様子見が良いかも】XiaomiPad5とタブレットにおけるAndroidの感想

日本でXiaomiPad5が発売されてから、1ヶ月半ほどが経ちました。私はグローバル版を買ってからすぐ初見レビューを投稿しましたが、以前書いた記事では結論が曖昧で書きながらモヤモヤしていたので、書き直すことにしました。本体とペンを購入しましたが、今は両方とも手元にない状態です。

タイトルにある通り、私はこの端末を買うことをオススメしていません

まず良かったところ、iPadに勝っていたところを少し書いてから、オススメできない理由を書こうと思います。

良かったところ

 1. スピーカー

ここはハッキリとライバル機種より良いと思います。音の広がりが感じられました。

 2. ディスプレイ

可変リフレッシュレートではないのでバッテリー持ちに影響が大きいですが、この価格で120Hzディスプレイ、さらに発色も良いです。

XiaomiPad5に最適な用途は「ブラウジング」「映像鑑賞」かと思います。この用途に限定するなら、この価格でもiPad AirやiPad miniを上回っています。




オススメできない理由

 3. 処理性能(マルチタスク・ゲーミングなど)

iPadの方がSoC、メモリ、ストレージの性能が高いです。色々な場面で効いてきます。

例えばiPadの方がゲームのローディングが早く、処理落ちせず、バッテリー持ちが良いことが多いです。

XiaomiPad5も高性能なSoCを搭載していますが、マルチウィンドウ機能などを使っているとやはりiPadより処理落ちは多いです。120Hzのディスプレイも処理落ちをしていては意味がありません。

 4. タブレット用アプリの充実度

今年から本腰を入れ始めたAndroidタブレットは、やはりタブレットという大きな画面に最適化されたアプリがまだまだ足りない印象です。

「googleアプリ」はタイルが2列になりません。(iPadのgoogleアプリは2列になるのに・・・)

さらに私が一番残念なのは、PiP(ピクチャーインピクチャー)ができる動画アプリが無いことです。マルチウィンドウ機能で擬似的にそれっぽいことはできても、基本的には全てバックグラウンド再生(音声のみ)になってしまいます。


 5. ペンの接続が不安定

アップデートで改善されるかもしれませんが、ペンが非常に使いにくかったです。

遅延も少なく、正常に動作すればいい書き味だと思ったのですが、いかんせん「サッと取り出して書きたい時に処理落ちしたり反応しなかったり」といったことが頻発しました。

純正ペンしか選択肢が無いので、「XiaomiPad5と1万円の純正ペン」を購入するくらいなら「iPad AirやiPad miniと3000円のペン」の方が、満足感が高いかもしれません。

 6. Googleが「Android 12L」を発表

タブレットに向けて、GoogleがAndroid 12の機能拡張を発表しました(https://developer.android.com/about/versions/12/12L)。ピュアなタブレット向けAndroidが出るということです。

Xiaomiが独自にタブレットに向けて開発したMIUIより、これから発売するAndroid 12L対応のタブレットの方がより良い体験を得られると私は予想します。ちなみに、一番はじめにこれが搭載されるのはレノボのタブレットという話があります。

もちろん、これに伴ってPlay Storeのそれぞれのアプリもタブレット開発が進むと思うので、XiaomiPad5もその恩恵は受けます。

 7. 今はChromebookがアツい!

私はXiaomiPad5を使ってみて、Androidのタブレットは少し様子見をしようと思いました。ですがタブレットはiPadとAndroidだけではありません。

「Windowsタブレット(Surfaceなど)」や「Chromebook」があります。Androidよりもこれらの方が、大きな画面に最適化されています。最近ではかなり安くキーボードやペン付きのタブレットPCも手に入れることができます。

そこで、Androidタブレットを考えている人はぜひChromebookタブレットも見てみてほしいです。Chromeで視聴できる動画はほぼPiPできますし、Chromeの拡張機能もフルで使えます。性能関係なくブラウジングに関してはiPadを軽く凌駕しています。

ちなみにAndroidスマホとAndroidタブレットの連携より、AndroidスマホとChromebookの連携機能のほうが多いです。

最近ではSnapdragonを搭載した機種もあり、Play Storeアプリの動作にも少しは期待できますし、先程のAndroid 12Lプロジェクトの恩恵も受けます

現在、私のオススメChromebookはLTE対応している「HP Chromebook x2 11」です。(HPのPCはセール以外で買うと結構割高なので注意です

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LTE(セルラー)モデルが7万円台なら安い!



まとめ

「タブレットの最強はiPad」、これは周知の事実であり、改めて痛感したことでもあります。Android 12Lがそれを覆すとしても相当な時間がかかると思います。

現時点でオススメするタブレットOSはiPadOS、次点でChromeOSです。これらはそれぞれ独自の強みを持っています。

よく「コスパ(コストパフォーマンス)」という言葉が出てきますが、XiaomiPad5が優れているのは「コスト」だと感じました。iPadの価格がXiaomiPad5の1.5倍としても、1.5倍以上にアプリやアクセサリが豊富で、OSアップデートも長くて安定しているなら、「コスパ」で負けてはいないということです。


デザインとスピーカーは好きでした、XiaomiPad5・・・

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Androidタブレットへの興味が薄れた今、私の興味はキーボードやカバーが付属しているお手頃なタブレットPCです。OSはChromebookやWindowsです。簡単にスペック表を作りながら、「また何か買おうかな・・・」とか考えています。

無題のスプレッドシート


さらに最近買ったものとして、AirPods gen3があります。とても感動しました(どんどんAppleに侵食されていく・・・)。その感想も書けたら良いなと思っています。

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