Lights_of_Life

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なぜ、自分の意見と合わないカメラ評論にカチンと来てしまうのか

小型軽量カメラ好きである自分にとって、ここ数年のカメラ業界の動向は自分の嗜好と必ずしも一致するとは限らず、ただそれで否定的なことを言ってもなあ、と老害の可能性を秘めた一人として自制していたので、そうした状況を黙って見ている状態だった。カメラはだんだんと大型化、高性能化、高価格化していって、GM1もG5X Mark2もX-E4もGX7 mark3もその姿を消した。各メーカーから発表されるカメラで盛り上がっている人たちを少し離れたところから見つめる日々がしかし、今年、Panaso

    • APS-Cセンサーにおける18mmと35mmの画角について

      写真を撮り始めたときはスマホだった。当時アプリ制作の検証用に所有していたGoogle Pixel 4aのカメラがそこそこ性能がいいことに気がついて、出かける際に持ち歩いてあちこち撮っていた。それはそれでとても楽しかったのだけれど、一点不満があった。それは、撮りたいものが写真の中で想像よりもかなり小さくなってしまう、ということだった。 当時は画角という概念を知らず、当然広角という言葉も知らない。レンズの焦点距離に応じての変化など想像できる由もない。仕方なく、スマホのカメラはこん

      • 台湾で感じた、コンデジで歩きながら撮ることの意味

        2024年3月16日から18日まで、高校時代の友人と二泊三日で台北に旅行に行った。これまでタイやフィリピンは一人旅を繰り返していて、その際はLeicaCLで写真を撮り歩いていた。今回は人と一緒なので、いちいち足を止めてファインダーを覗くというのはあまり現実味のない選択肢になる。前日のパッキングの最中に、迷いに迷ってLeicaCLを荷物から外した。カメラはCanon G9X mark2のみというシンプル構成。正直、写真撮影は半分諦めていた。まあ、旅行の意味は写真だけではないのだ

        • アクシデントのような瞬間

          手前の看板と奥の人の流れを対比で撮ろうとして、シャッターを押す瞬間に手前の男性の方が看板の影からぬっと現れた。あっと思ったときにはシャッターを押してしまっていた。奥にピントを合わせていたので、当然男性はピンボケ。しかもF3.5のレンズだから、美しくボケるというわけでもない。だから、これをインスタやXにアップするかどうかは悩んだ。 とにかく粗の目立つ写真なのだが、それでもアップしたのはこの写真が好きだからだ。こういう予想外の一瞬が撮れると、個人的には本当に嬉しくなる。街で写真を

        なぜ、自分の意見と合わないカメラ評論にカチンと来てしまうのか