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植物が自殺する?

自殺は多くの人間が、1度は考えたことがあるんじゃないだろうか
つらいとき、苦しいとき、本当に死ぬ気がなくともチラッと頭によぎることはあるだろう


そんな自殺だが、動物も行うのは知っていたが植物ですら自殺するという

植物が自殺するなんてことは考えたこともない
そもそも植物が何かに悩み苦しみ、迷ったあげく自殺なんて想像もできない



もちろん植物が悩み考えた末に自殺なんてことはない


植物が自殺するのは病原菌によるものだという
私たち人間や動物は病原菌に侵されたとき、免疫によって対象しようとする
病原菌が体の中へと侵入するのを防ぐ、侵入した病原菌を倒す等の防御システムがある



しかし植物にはこの免疫がないのだ
もちろん植物には植物の防御システムがある


軽い病気なら抗菌物質を作りだし病原菌を倒すのだが、重い病気になるとこれでは対処できない


それではどうするか
植物は病原菌に感染した部分の細胞を自ら殺して病原菌の広がりを防ぐのだ
これを植物が自殺すると例えている
この防御システムを過敏細胞死という


病原菌もとりつく細胞が死ぬと栄養がなくなり病原菌を増殖させることができず、そのまま死んでしまう

死んだ細胞は元に戻ることはないが、自分本体は死を免れる



自然の中で生きてきた植物の知恵というか本能というか、凄いものである


この性質を利用して、人間があえて植物を自殺させる研究が行われている
例えば畑や花壇に生えてくる雑草
大量に穀物を枯らしてしまう寄生植物
これら人間にとって有害な植物を過敏細胞死させて枯らしてしまおうという研究


しかし、これ悪用されたり何かの取り扱いミスが起きたりしたら、大変なことになるのではないか
例えば森や山全体を枯らしてしまったり
そえなると森や山に住んでいる動物達など、多大な悪影響をもたらしてしまうかもしれない



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