攻撃型・守備型の仕事
スポーツやゲーム(対戦型のゲーム)をしているときって、その人の性格が出るよなって思う。
友達とウイイレ(ウイニングイレブンの略称。サッカーゲーム)をしていると、性格がプレースタイルに現れる。今のウイイレのアプリは友達と協力してプレイできるようになってて、それぞれが選手を動かしながら共闘できる。
華麗なドリブルでボールを運んでいくドリブラータイプの子がいれば、芸術的なパスで一気にチャンスを演出をするパサータイプの子もいるし、果敢にゴールを狙うストライカータイプの子もいる。
僕は守備をするのが好き。危険を未然に察知してカバーに入ったり、相手からボールを刈り取ったりするプレーを好むタイプ。点を取るよりも、ピンチを救うことのほうが、モチベーションが上がる。
野球少年だったのでちゃんとポジションを決めてサッカーの試合をしたことはないけど、実際に試合をする機会があれば、ディフェンス側のポジションをやると思う。体格的にもセンターバックが合っている気がする。冨安選手みたいな安定感抜群のセンターバックに憧れる。
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テニスをするときも性格が出る。
大学院生から始めたので経験は浅いが、リスクを積極的に取って攻めていくのか、それとも、必死に守って守って相手のミスが出るのを待つタイプなのかに大別できる。
じゃんじゃん際どいところを狙ってウイニングショットを取るか、派手なプレーはせずにひたすらボールを返すのか。
僕はテニスの場合でも、守備的なプレーを好む。そしてプロの試合を見てても、守備力に定評がある選手の方をつい応援してしまう。「えっ、そこでそんなショット打てんの?」というより「えっ、そのボール拾えるん?」のほうが、感動が大きい。
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小さい頃、よく将棋を指していたのだが、これも攻めと受けがある。相手が攻めてくれば、当然のごとく、その攻撃に対処しなければならない。ほったらかしにしていれば、自軍の王将の首が飛ぶ。
これまた攻め将棋か、受け将棋かのどちらかのタイプに分かれるんだけど、僕は気づいたら受けに回っていることが多いので、受け将棋だ。
相手の猛攻を防いで、カウンターのチャンスをうかがう。意識しているわけではないのに、自然とそのような戦法を取っている。
やはり、攻撃よりも守備のほうが好きなのだろう。
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仕事(まだ社会に出てないけど)においても、攻撃型と防御型に分かれるらしい。
攻撃型は、目標を達成して得られる利益に焦点を当ててはたらくタイプ。リスクを取って攻めるのが好き。
攻撃型に適している職業は、コンサルタント・アーティスト・テクノロジー系・ソーシャルメディア系・コピーライターなど。進歩や成長を実感しやすい仕事にモチベーションを感じるタイプ。
一方で、防御型は目標を責任の一種ととらえ、競争に負けないために働くタイプ。ゆっくり着実に仕事をこなすのが好き。
防御型に適している職業は、事務員・技術者・経理係・データアナリスト・弁護士など。安定感や安心感を実感しやすい仕事にモチベーションを感じるタイプ。
やっぱ自分は、防御型な気がするな。来年から働く職種は技術者なので、就活の時も、自覚はなくても防御型の職種を選ぼうとしてたんだろうな。
技術系の中でも「ガンガン研究開発してくぜー」というよりは、「今の生産ラインに問題が起きないようにしよう」と頑張る業務のほうが、合っているのかも。
ああ、それと、文章を書くというのは、攻撃型・防御型どっちなんだろう。アーティストやコピーライターが攻撃型に入っているので、作家も攻撃型向きなのかな。
おおっと、僕はそういえば防御型だ。
うん。書くことは、趣味の範疇で終わりそうだ。
おとなしく自分に合った道で、鉄壁の守備を目指そう。
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