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働くということ。

私は満員電車が苦手です。というか乗れないに近いと思います。
10年前パニック障害を発症してから、一時期は空いてる電車ですら辛い時期がありました。
先週の土曜日、3か月間受講していたプチ起業講座の卒業式でした。
セロイチで起業ではなく、プチ起業を学ぶというもので、実は二年前からひそかに気なっていて、なんだか今回は受けなきゃ後悔するような気がして思い切って飛び込みました。
起業の講師は私がもともと習っていたオンラインヨガサロンの講師で起業講座もしているパワフルな女性です。
その講師が起業を始めた理由は「満員電車に乗りたくなかったから」。
もっと、キラキラした理由でお客さんを引き寄せるものじゃないの??と衝撃を受けました。
その講師は過去にパニック障害だったからと言って、堂々としていました。
それまで、家族や仲がいい友人以外は病気のことを隠していくのが普通だと思っていた私にとって衝撃的でした。

出会い。

2020年10月。コロナ禍まっただなか。
一回落ち着いていたパニック障害がまたひどいことになり、オンラインでカウンセリングをうけてもよくならない。薬も飲んでるのに不安がつきまとう。趣味のヨガ教室に行くにも感染がきになる。
悶々とした中で、インスタので「#パニック障害」と検索し、同じ境遇で苦しんでる人はいないかと探し
元パニック障害でヨガ講師、オーストラリアに住み、今もヨガの学校に通いながら、オンラインでヨガサロンを開きヨガを教えている人を見つけ、気が付いたら他の投稿も読み、フォローしてました。
そして、体験レッスンをし、勇気をだして翌年1月、オンラインヨガサロンに入会し、そこからコロナ禍が落ち着いて、地元のヨガ教室に通うまでの2年間、レッスンを受けました。
これが、今回冒頭で話したパワフルな女性、ヨガ講師で起業講座もやっているあやかさんとの出会いでした。

最後の授業。

卒業式の前の日、旦那に明日卒業式なにするの??と聞かれ
みんなが一言感想言ったり、質疑応答とかやるんだと思う。
と深くは考えていませんでした。

思った通り、質問や講座が終わってからのアフターフォロー、その次はみんなから一言かな??と思っていたら、ある動画を流し始めました。

これを見て、なんだか涙があふれだしてきて。
なんでだろうと考えてみると
私今まで仕事にランク付けしてたような気がすると思いました。
私が大好きなドラマの一つで「すいか」というドラマで片桐はいり演じる女性刑事が自分の職業を卑下している主人公の女性に飛行機のパイロットと宇宙飛行士ならどっちが偉いのか。
信用金庫のOLと豆腐屋だったらどっちが上なんだというシーンがあり、この動画を見てその言葉を思い出し、
「あーわたし、こう考えてたから仕事楽しくないと思うし、人のことをそういう目でみてたんだな」ということに気づきました。
合わないけど、給料高いし、誰かに言うとき恥ずかしくない職業。自分だけではなく、旦那にも求める。楽しい、やりがいがある、心地がいいは二の次。そんなんじゃ、長続きしないし、辛いだけ。
当たり前のことなのに、全然気づけてなかった。
私はバイトでレセプショニストという仕事をしていて、たまにかない単発の仕事だし、お給料も1公演3000円と激安で、世間からみたら仕事をしてるうちに入らないだろうから、友達や親戚には言わないようにしていました。
でも、とても楽しいし、公演をサポートする仕事にやりがいを感じてます。
なんで、人に言えるような仕事ではないと思ったのかは、さっき書いたようなことに繋がって、自分を苦しめていたんだな~と。
パニック障害で長らく働く現場から離れ、主婦業、ポイ活をしてた私は子供もいないのに仕事についてない=ダメ人間だと思っていたので、起業セミナーを三カ月も受けたのに、この先続けられなかったら自分はまたダメ人間に戻ってしまうのかという怖さがありました。
でも、また専業主婦に戻っても近くでパートを始めても、そこで自分が楽しく、心地よく働けたならそれでいいのではないかと思えるようになりました。


働くことに対する考え方は人それそれです。
私は社会人になってから仕事で世間からの評価が全て決まると思いこんでたので、苦しくてたまらなくて生きづらかったんだと思います。
ここで気づけたことは幸運だと思うし、これからは自分の居心地や楽しさ、わくわく感をなるべく重視していきたいなと思いました。
そして、「満員電車が苦手だからこの仕事始めました」と堂々と言える女性になりたいと思っています😊

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