見出し画像

デザイナー就活を何から始めて良いかわからなかった私が挫折して学んだこと

この記事は「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2023」の19日目の記事です🎄

初めまして!大学4年生のユリと申します。
芸術工学部というところでUIデザインを中心に色々制作しています💻
縁あってこの度、「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2023」に参加させていただくことになりました。

来春からのデザイナー生活にワクワクしながら卒制やらバイトやらに勤しんでいる私ですが、就活は...正直苦戦しました😅これから就活頑張るぞ!って時にこんな話してごめんなさい🙏でも苦戦したからこそ伝えられることもあるんです。笑
この文章ではタイトルにある通り、手探りでデザイナー就活して挫折した私がそこからどうしたのか、何を学んだのかを書いていこうと思います。

「デザイナー就活」の情報、少なくない?

この文章を読むみなさんも思ったことありませんか?
ネットで「就活 やり方」と調べると出てくるのはスーツの着こなしやESの書き方についての記事ばかり…でも実際デザイナー就活に参加すると「服装の指定はありません」?「ポートフォリオの提出が必要です」?
「鉄板質問集」で予習してから面接を受けても「では始めにポートフォリオからいくつか作品の紹介をしてください」!?
デザイナー就活ってなかなか特殊だな?と思いました。

挫折までを振り返る

私の就活は大学3年生の6月に「サマーインターンの締切ってこんなに早いの…ポートフォリオ出来てないんだけど!」からスタートしました。
そこからどんな感じで就活したのかをざっくり振り返っていきます。

狭くて深い井戸就活🐸

就活序盤は、とにかくポートフォリオ作り→サマーインターンエントリーをしていました。幸いインターンやイベントでいくつかの企業と関わる機会に恵まれ、学びの多く楽しい経験をすることができました。当時は「結構順調では?」と思っていましたが、今思うと色々やるべきことが出来ていなかったなと思います。

[1]  自分を理解して、どんな環境で何をしたいか言語化しておく(自己分析)
[2] 広く業界や企業について知る
[3] 2からいくつか選ぶ→実際に経験し話を聞いて志望を絞る

私的「就活序盤でやるべきリスト」

当時の私は「自己分析大事って言うけどポートフォリオ通らなきゃ面接受けれないしな〜」なんて気持ちで、[1],[2]をすっ飛ばしてとにかくポートフォリオのブラッシュアップとインターン・イベントのエントリーをしていました。

その結果、インターンやイベントで何度か関わる中で漠然と魅力を感じた企業が志望企業になっていきました…

面接が通らない

そんな夏〜冬を過ごし、3年生の3月ごろから本選考に参加し始めました
が、結果は散々でした🫠ポートフォリオと書類は通っても面接が通らない!!インターンやイベントで関わった企業3社にエントリーしましたが結果は全て不採用でした。

面接が通らなかった主な原因を一つ挙げるなら、ズバリ自己分析不足です。
自己分析不足だったことで、こんな問題が発生しました。

・ポートフォリオの構成と面接での自己PRがバラバラ
・「なぜ御社なのか」に対する答えが薄い
・そもそも自分の将来像にあった企業にエントリー出来ていない

そりゃ撃沈しますよね…

そして振り出しに戻る

当時の私は、撃沈した3社に夏〜冬で何度かガッツリ関わらせていただいた結果、そこに対する気持ちが大きくなっていたし、「どこかとは上手くいくのでは?」という甘い期待を持っていました。
だからこそ撃沈してかなり落ち込みました。更にこの時既に大学4年生の3月。3社以外の企業には説明会参加したっけ?してないっけ?ぐらいの状況だったので、就活が一度振り出しに戻ったような感覚になりました。
周りで内定を決める友人も出てくる中、「ここから再始動して間に合うのかな」とすごく不安になりました。

振り出しに戻ってからの話

まずやったこと

とにかく先行きが不安だったので、次の日から早速エントリー祭りを始めました。目に入ったデザイナー募集にエントリーして説明会を受け、そのまま本選考に参加しました。毎日何かしらの説明会や面接に参加して、人事・デザイナーの方のお話を聞くようになりました。
相変わらず面接が上手くいかない日々が続きましたが、持ち駒を増やし続けることを精神安定剤にして一つ一つ取り組んでいました。

実践型自己分析をした

「自己分析って何したらいいか分からん!めんどくさいぞ!」と思っていた私ですが、1人で考えるよりも、実際に面接や説明会を受けながらする自己分析が合っていたみたいです。

何をしたかというと、面接で自分の音声を録音するようになりました。🎤
面接じゃなくても、誰かと話している時の返答に思ったよりスラスラ言葉が出てきた経験ありませんか?そういう言葉って自分が本当に大切にしていることだったりするので、それを録音を聞きながら振り返っていました。

また、毎日社会人のお話を聞いていると、所々で自分に響く言葉に出会うようになりました。「数年後自分もこんなこと言って仕事してたい」「やっぱ〇〇って社会人になっても大事だよね」そう思った言葉たちをメモするようにしました。そうして溜まった言葉を見返すと、なんとなく「自分はこんな環境を望んでいるんだ」ということが分かっていきました。

ポートフォリオをプレゼン資料だと思うことにした

4年生の4月にもなると早期内定を獲得する友人がちらほら現れます。そういう人は選考を勝ち進んだ何かしらのテクニックを持っていることが多いので、困った時相談してみることをおすすめします。私はそうしてこの見出しに書いてあることを学びました。

ポートフォリオは単体で成り立つものではなくて、面接の場においては自分を売り込むためのプレゼン資料です。ただ綺麗に作り込むだけではなく、「どの順番で作品を紹介するのか」「自分が一番話したいことを深掘りしてもらえるような内容か」など、面接の会話を想像しながら作ることでかなり説得力のあるものになります。
私はこれを考えるようになってから「ポートフォリオを⚪︎分で説明してください」の時間が苦手ではなくなりました。

手探りでやってみて

振り出しに戻ってから約3ヶ月後、挑戦と失敗を繰り返し色々な方のお世話になりまくりながら無事就活を終えることが出来ました!!たった3ヶ月、されど3ヶ月でした。とっっても長かった!!

選考を進めていくうちに、その企業の中でどんな自分になっていきたいのかが明確にイメージできたのが今の内定先です。今までやってきたこと、内定先の環境や業務内容、将来像がスムーズに繋がってとても不思議な感覚になりました。
こんなにしっくりくる場所で来春から働くことができるのは、一度挫折して多くの企業と関わるきっかけを得ることが出来たからだと思います。

結局何から始めたら良いの?

ここでタイトル回収します。デザイナー就活を終えてみて、最初にしておけば良かったことはズバリ自己分析です。
「結局デザイナー就活も自己分析なんかい!」って感じですが、やっぱり大切でした。自己分析の結果を意識してポートフォリオを作ったり、インターンに参加することがさらなる自己理解に繋がると思います。

手探りも悪くない

この文章を書いた目的は、自分のように情報が少なくて何から始めて良いか分からない就活生に、自分の失敗をぶっちゃけて反面教師にしてもらうことです。
でも、ぶっちゃけ手探りで就活するのも悪くないのかなとも思います笑
というか、手探りにならざるを得ないのが就活なのかもしれません。いくら先輩の就活体験談を聞いて同じようにやってみたとしても、同じように選考に進んで内定をもらえるわけではないのです。一度先輩と同じようにやってみて、でも上手くいかなくて、ちょっと落ち込んで、またやってみる。これを繰り返すことで気づいたら内定以上のものを得ることができると思います。

最後に

初めてのnote投稿、「少しでも誰かのお役に立てれば…!」という気持ちで書いてきました。長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!!🥹
みなさんのこれからの就活を陰ながら応援しています。これを読む就活生の皆さんが就活を思い通りに進めていくことを願っていますが、もし躓いてしまった時、この文章を少しだけ思い出して「こんな人もいたんだから大丈夫」と思ってもらえたら嬉しいです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?