トシ
エッセイ、鶴亀杯の短歌と都々逸の応募作品、他のマガジンに入らなかったものの寄せ集めです。 そんなに面白くないです。読まなくてもいいマガジンです。
季語も文字数の制限もない全く自由な一行詩です。 俳句というよりもつぶやきに近いかもしれません。 1秒で読めます。 最初の方の作品の方が圧倒的に面白いです。 42~51はつまらないので読み飛ばしてください。 52~56の見出し画像が赤っぽいやつはまあまあ面白いと思います。 64その1~続きものになってます。自由律俳句というよりショートショートぽいです。
たらはかにさんの 企画応募作品です。410文字前後ですので1分足らずで読めます。連続性はありませんのでどれから読んでいただいてもOKです。 お薦めは「全力で推したいダジャレ」と「告白雨雲」です。 比較的初期の作品の方が自分はお気に入りです。
連続性のない一話完結ですので、何番から読んでいただいても構いません。 初期のころの作品の方が面白いので【101】から順に読まれることをお薦めいたします。 お急ぎの方は文字数の少ないものからお読みになられても誰にも叱られません。
横浜市内の某公立高校で繰り広げられるラブコメディーです。 甘酸っぱく、ややほろ苦い味付けにしてあります。 前の内容をオマージュしていたり伏線回収していることがあるので、できるだけ【201】からお読みすることをお薦めします。
クリエーターの紹介 中日ドラゴンズをこよなく愛する東海地方在住のお笑い系社会人 プレースタイルは相手の出方に合わせてボケたり、ツッコンだりするオールラウンドプレーヤー 取得資格 危険物取扱者乙種4類 個人情報保護士 企業情報管理士 将棋2段 特技 耳を動かすことができる マガジンの紹介 ★超短編小説 青春ラブコメディー 【201】~【209】 横浜市内の某公立高校で繰り広げられるラブコメディです。 甘酸っぱく、ややほろ苦い味付けにしてあります。 前の内容をオマージュ
オレの名前は宇利盛男。田梨木高校に通う17才。成績もスポーツもパッとしない。特にこれと言って得意なこともない。目標は『三年間無遅刻無欠席』という面白くもなんともない男子学生だ。 オレのクラスの担任は油木先生、お笑い好きの女性教師だ。 朝のホームルーム、級長の吉田が号令をかけた。 「起立」 「礼」 「着席」 油木先生「……」 生徒全員「……」 (今だ!) 「普通やん。」 (えっ?) 油木先生が続けて話した。 「……普通やん。阿久何してんの?なんで吉田にネタ仕込んどかん
私の名前は千代子、きょうは1週間前にこの田梨木高校に転校してきたクラスメートの圭子を私の所属している競技かるた部の見学に連れてきた。 競技かるた部の顧問は古文担当の垣野先生だ。 垣野先生が顧問になってから競技かるた部はみるみる強くなり、最近は3年連続全国大会出場、去年は決勝まで進んだが横浜の強豪校に惜しくも敗れ全国2位になった。 私は競技かるた部の部長で、昨年は個人戦でも2年生ながら決勝まで進み同じく2年生の横浜の広瀬しのぶに惜しくも負けた。 部員たちは和服を着て練習を
オレの名前は宇利盛男。田梨木高校に通う17才。成績もスポーツもパッとしない。特にこれと言って得意なこともない。目標は『三年間無遅刻無欠席』という面白くもなんともない男子学生だ。 家から学校まで4km位距離があり近所の同級生は自転車で通っているが、オレは1時間かけて歩いて登校している。 何かを妄想しながら歩くのが好きなのだ。 きょうも歩いて登校していると学校まであと2km位というところで、誰かが道端でかがみこんでいた。 近づくとおばあさんが息苦しそうにしている。 あいに
膝肩の 痛みをどけて バンテリン (ひざかたの いたみをどけて ばんてりん) 元歌 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 日本語訳 こんなに陽の光がのどかに降り注いでいる春の日なのに、どうして桜の花は落ち着いた心もなく散ってしまうのだろう。 句の作者 紀友則(850〜904) 紀友則(きのとものり)は、平安時代前期の官人であり、歌人として活躍しました。紀貫之の従兄弟であり、三十六歌仙の一人でした。「古今集」撰者の一人であったものの、「古今集」が完成す
ちはやぶる ダンプ松本 ブル中野 (ちはやぶる だんぷまつもと ぶるなかの) 元歌 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは 現代語訳 不思議なことの多い神代でも聞いたことがない。竜田川が唐紅色に水をくくり染めにしているとは。 句の解説 竜田川の紅葉の華麗な美しさ。「古今集」の詞書には「二条の后の東宮の御息所と申しける時に、御屏風に竜田川にもみじ流れたる絵を描けりけるを題にて詠める」とあります 屏風歌である。屏風歌とは、大和絵の屏風に和歌をつ
通り雨 松坂桃李 通りもん (とおりあめ まつざかとおり とおりもん) 解説 福岡博多駅近くの商店街を学校帰りの女子高生2人が歩いていた。 「エリカ、何かいいことなーい?」 「ないもーん」 こんなしょうもない会話をしながら、歩いていると何やら賑やかな人だかり。 制服を着た多くの女子高生が騒いでいる。 覗いてみると、テレビか何かのロケらしい。 耳を澄まして様子を聞いていると、 テレビドラマの撮影中に、にわか雨が降ってきて、この雨が止むまで撮影中断らしい。 見物人の視線の先に
服からに 服売り過ぎて 服借りに (ふくからに ふくうりすぎて ふくかりに) 元歌 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 日本語訳 吹くやいなや、秋の草木が しおれるので、なるほど山風を嵐というのであろう。 元歌の解説 草木を荒らす秋の山風。 「山風」という漢字二字を、一つに合わせると「嵐」 という一字になる、とする漢字遊びにもとづいた歌です。「古今集」の詞書に「是貞の親王の家の歌合せの歌」とあります。機知を重んじた詠みぶりが、歌合 の歌に
あまつさえ 蜘蛛の巣 顔に 張りついた (あまつさえ くものす かおに はりついた) 元歌 天津風(あまつかぜ)雲の通ひ路(かよひじ) 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 元歌の解説 美しい乙女が踊る「五節ごせちの舞」※を見て、平安時代の和歌の名人である「六歌仙」「三十六歌仙」の一人僧正遍昭(そうじょうへんじょう)(816年ー890年)が詠んだ歌。 舞姫たちの姿を天女に見立てています。 舞姫たちが舞う姿があまりにも美しく、天女のようなその姿をもっと見ていたいと強く思
エビフライ 十二単を 身に纏い (えびふらい じゅうにひとえを みにまとい) 某外食チェーン店で期間限定の秋のなんとか定食というのを食べたら、カキフライとホタテフライはまずまずであったが、エビの可愛らしさにびっくりしてしまって詠んだ川柳 揚げ物の衣を十二単と比喩しているところに、作者のインテリジェンスを感じずにはいられない。 食べログのクチコミから、こんなコメントが聞こえてきそうである。 この令和の時代にどんだけ衣を羽織ってるんや! おまえは、紫 式部か! いや、
すべからく 滑り台から すべるべき (すべからく すべりだいから すべるべき) すべる時は滑り台からすべるべきで、ブランコやジャングルジムなどからすべろうとするとケガをしやすいのでやめましょう。 そもそもどういう体勢ですべるのかよく分かりません。 また、舞台やステージの上ですべると違う意味でケガをすることもあります。 すべるのは、滑り台かスキー場またはスケート場が良いでしょう。 <補足> すべからく」は「当然しなければならない」や「ぜひともしなければならない」という意味
澤穂希 さはさりながら 沢登 (さわほまれ さはさりながら さわのぼり) 特に意味はありません。 さはさりながら(そうは言っても)というなんとなく洒落たような気がする表現を、サッカー選手で挟んだだけの川柳です。 言葉の調子、リズムを楽しむ川柳です。 こういうのもアリです。 さはさりながら、沢登というちょっと渋いところをもってきているところに泣けるサポーターもいるかもしれません。
古池や 淳飛び込む 水の音 (ふるいけや あつしとびこむ みずのおと) 江戸時代 俳聖と呼ばれた松尾芭蕉のあまりにも有名な俳句のパロディである。 秋の夜長にふとテレビに目を向けると「池の水ぜんぶ抜く大作戦」という番組をやっていた。SDGsな活動として視聴者からの依頼を受け「池の水」を抜き外来種を捕獲し、日本の生態系を守る活動をテレビ番組にしたものであった。 番組MCのロンブー淳がゲストタレントと一緒に泥水にまみれて在来生物を保護したり、特定外来生物を捕獲したりする姿は視
はらのわた 秋刀魚苦いか 塩っぱいか (はらのわた さんまにがいか しょっぱいか) こんにちは、新自由律川柳 家元の夏井トシです。 秋刀魚の美味しい季節になってきました。 私は秋刀魚のはらわたの苦いところが大好きでこの句を詠んでみました。 上五のはらのわたは、百人一首にも出てくる「わたのはら」をもじったものです。 秋刀魚のはらのわたは苦いという当たり前のことを言ってます。 中七と下五は佐藤春夫の有名な「秋刀魚の歌」からパクって 引用しました。 佐藤春夫と谷崎潤一郎の関係
ビスマルク 武田修宏 キングカズ (びすまるく たけだのぶひろ きんぐかず) 1995年サッカーJリーグ この年名古屋グランパスは名将アーセン・ベンゲルが監督として指揮を取るようになり、見違えるようなモダンサッカーに生まれ変わった。 司令塔ストイコビッチの華麗巧みなテクニックによってスタジアムに訪れたサポーターは狂喜乱舞した。 チーム成績は前年11位から3位と優勝争いに絡む勢いであったが、それでもビスマルク、武田、キングカズとタレントの宝庫であったヴェルディ川崎や横浜マ
おはようございます。 新自由律川柳 家元のトシです。 以前、五七五 の形式にとらわれない自由律俳句というのをやっておりましたが、その派生系として、今回 新自由律川柳というのをやってみようと思います。 ルールは簡単です。 ①基本的に五七五の十七文字で表現する ②川柳なので季語はなくてもよい ③昔の有名な俳句や短歌から一部をパクってもよい ④無意味でもよい。言葉のリズムや響きを楽しむ ⑤情景が浮かんでも浮かばなくてもどちらでもよい ⑥解説はしてもよいし、しなくてもよい ⑦数え方