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優秀な人はどうやって作る?

こんにちは、しがサラです。

企業における、共通の課題であり永遠のテーマである【人材育成】。

中でも、どうやって優秀な人材へと成長させるかというのは最も悩ましい問題だと思います。

本日は優秀な人材を育てるのに必要な要素を解説していきます。

私は大きく2つあると思っています。

それは、環境とメンターです。

解説していきます。


環境について

これは、端的に言うと修羅場のような体験です。
私もそうですが、これまでの社会人生活で自分が大きく成長できたタイミングを振り返ってみると、

・プロジェクトの経験
・人手不足の経験
・組織体制が変わった経験

このような環境下で頑張った1年は、「やりきったなぁー」と思います。

そして身に付いた物も多いです。

ただ、このような環境というのは自ら引きおこせれる訳ではありません。

偶発的に発生するため、一部は運の要素も含まれるかもしれません。

しかし、人事目線でいくと、この環境を仕組みを持って作り出すことはできます。

それは、権限委譲です。

上司がこなしている仕事を部下にやらせる。
上司の決裁権の一部を部下に持たせる。

これらを実行することで、部下に擬似的な修羅場体験を積ませることができます。

上司にとっては、難なくできる仕事も部下にとっては負荷の高い仕事です。

もちろん、権限委譲をおこないつつ、きちんと定点確認とフィードバックは丁寧にやる必要があります。


人事はこれらを全社的なミッションとして、上司の人事評価指標に盛り込むことで、全ての部署において仕事の新陳代謝を進めることができます。

成長できる環境(土台)を整えるというのは、人事の大切な役目です。


メンターについて

環境による人材の育成法は仕組みを持って、作ることができると書きました。

しかし、懸念点もあります。

・上司のレベル感がバラバラ
・そもそもやらない人もいる
・負荷のかかる環境でやっていけない人もいる

このような可能性も十分に考えられます。

そこで、【メンター】を活用しての育成方法をご紹介します。

メンターという格好いい言葉には聞こえますが、シンプルに言うと「優秀な人の下で働けば、加速度的に成長できる」という視点です。

よく、短距離走の選手やスピードスケートの選手が、機械などに速い速度で引っ張ってもらうことにより本来の力以上を発揮できる。

といった練習方法があります。

優秀な人と一緒に働くのは、その感覚と似ています。

視野の広さと視座の高さを体験することで、独り立ちした後もその経験が成長に大きく寄与します。


しかし、各職場にちょうど優秀な人が一人ずついることなんてありません。

そこで、他部署の方をメンターとして付けます。

もちろんやっている業務の領域は異なりますが、今の業務の課題や打ち手などの壁打ちになってもらうことで良質なフィードバックをもらえます。

仕事への取り組み方、スケジュールの立て方、顧客へのアプローチの仕方など、様々な面においてアドバイスをしてもらうことで、自分の能力を向上させることが可能です。

メンター制度以降も、社内的な繋がりを持てる先輩が出来ることはメリットにもなります。



これらが、環境そしてメンターによる優秀な人材の育て方です。

是非、人材育成方法の1つの手段としてご参考にしてください。

本日も、お読みいただきありがとうございました。

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