僕には

僕にはどうせ何もない。
死にたくなるほど何もない。
僕は一体なんなんだ?
なんで生きてるんだ僕は。
クソみたいにつまらない、くだらない人生だ。
こういう時は、お母さんに電話して
僕には何があるのか聞いてみよう。

ということで、
お母さんに電話して
僕には何があるのか聞いてみた訳だけど、
お母さんが言うには
僕にはパンがあるらしい。
いやもう、ガッカリだ。
確かに僕はパンが好きだけど、
毎日パン食べてるけど、
もっと他にないのか。
「パン食べればいいじゃない。
バカみたいにパン食べればいいじゃない。
あなたにはパンがあるわよ」
じゃないよ。

なんだよ僕にはパンがあるって。
ホントなんだよ。
そういうんじゃないじゃん。
はぁ……もういいよ。
パン食べるよ。
僕にはパンしかないんだから。
どうせもうパンしかないんだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?