見出し画像

北海道が好きになったわけ33

叔父さんの弟さんが札幌から東京に持ってきてくれたジャガイモは、それまで食べていたものよりも二回りくらいデカかった。その大きなジャガイモを蒸して(ふかして)、アツアツなところにバターをたっぷりと乗せて食べたら、もう感激の旨さだった。

北海道に来てから「その上にイカの塩辛を乗せて食べるとさらに美味い」という話を聞いてやってみたらマジで美味い!今ではポテチもバター味にはイカの塩辛を乗せて食べるようになった。

他にも、東京には無かった「食べ方」が北海道には幾つかある。

「おにぎりあたためますか」はHTBの番組タイトルだが、初めてコンビニでこれを聞かれた時は

「え?何ですか?」
「あ、このおにぎりあたためますか?」
「え?いや、温めないですけど???」

と、本気で「何を言ってるんだ?」と思った。いや、意外と冬なんかは少し温めた方が美味しいかも。けど、イクラのおにぎりは温めるわけないやん。

同じくコンビニと言えばおでんも東京と違う。東京だとカラシの小袋が付くけど、北海道では味噌の小袋が付く。コレも初めてもらった時は

「え?え?なんですか?コレ?」
「え?お使いになりませんか?」
「ええ、多分使わないっす。。。」

というやりとりがあった。

それから、とうもろこし(北海道ではトウキビ)を生で食べたことがある。限られた品種なんだろうが、生で食べても普通に美味しかった。

極め付けは、納豆食べる時に砂糖を入れるらしい。しかも、隠し味レベルではなく、割とドサっと入れるようだ。
僕は割と好奇心が強いので、食べたこと無いものややった事のない食べ方は試してみるタチだ。もちろん、おでんに味噌も試してみた。カラシの方が好きだった。

が、どうしてもこの「納豆に砂糖」だけはダメだ。

砂糖で言えば旭川方面ではアメリカンドッグに砂糖をかけて食べるそうだけど、それは試す事はできると思う。

が、繰り返しになるが、どうしてもこの「納豆に砂糖」だけは試す勇気が出ない。何回も納豆と砂糖を目の前に置き、「ヨシッ!」と気合いを入れて食べてみようと試みたが、砂糖を混ぜるところまでも行かずに心が折れた。

実際に食べた事のある人の話では、

「美味しいよ?納豆のタレも甘味があるでしょ?アレと同じ感じかな」

ならばタレでいいじゃないか。

「よくかき混ぜると納豆の糸が白くなるじゃないですか。砂糖入れると白くなりやすいですよ」

たくさん掻き混ぜるから大丈夫です。

帯広方面で子供の頃によくそうやって食べていたという人が比較的多い。

いずれ、再戦はするつもりだが、
正直自信は、無い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?