平成のど真ん中に生まれ落ちたちいさな星

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海の向こうにいる君へ

空はひとつしかないのに日本の空と韓国の空がなんとなく違うのはなぜなのか 同じ人間なのに日本人と韓国人がなんとなく違うのはなぜなのか 違うから分からなくて悲しいこともあるけどだからこそわかると嬉しい 日本の優しさの形と韓国の優しさの形も違うんだろうな 形が違っても 根本の感情は同じ 顔が違っても 同じ人間だし 言葉がなくてもわかることが多分ある 時間が経てばお腹が空くし 嬉しければ笑うし 悲しければ泣く 違うように見える空も 遠くの星から見たら一つだ 違うから知り

    • 10代最後に、どんな大人になりたいか考える

      あなたは、どんな大人になりたいですか。もしくは、どんな大人ですか。 私は大人になることに希望が抱けない。そもそも現状の社会がお世辞にも明るいとはいえないものだから、未来にも希望が抱けないし、そんな社会を支えていく大人になる自信もない。 とても暗い言葉で始まってしまったけど、こう思っている人少なくないんじゃないかな。特に、同じくらいの年代の人に聞いてみたい。大人になりたい?なりたくない? アルバイト先の主婦と話すと、「若くていいねぇ」「もう私なんて年でだめよ」とよく言われる

      • no title

        帰る気分じゃなかったから、帰り道の途中にあるお風呂屋さんに寄った。 何回か来たことがある。ここで働きたくて、系列店が新しくできたとき、アルバイトにも応募した。結局、労働時間の条件が大学生には厳しかったため、泣く泣くあきらめた。 お風呂という日常すぎるルーティーンをあえて外でやること、一人でなく、名前も知らない人と一緒にお風呂に入るということ。 一人になりたくないけど、私を知る友人と話したい気分でもなくて、誰とも話さないけど誰かがいるお風呂屋さんがちょうどよかった。マジで救わ

        • no title

          価値観は持って生まれてくるものではない。育つ課程で経験したことや、周りの人間の価値観が大いに影響している。 最近それがなんだかむなしいことのように感じてしまう。 大学の授業では、専攻の特徴上、自分の当たり前だと思っていたことを問い直されることが多い。そのたびに私がどれだけ自分の知っていることでしかものを考えてこなかったのかを痛感する。 自分が社会や身近なことに関してなにか考えるとき、どうしてそう考えるのかをたどってみると、大体誰かの影響なのかもと思い当たる節があったり、自分は

        海の向こうにいる君へ

          no title

          生まれてからちょうど20回目の春を迎えた 春は嫌いだ 嫌いだった 別れは悲しいし、出会いは疲れるから 新しい環境に変わるのが苦手だから 世界がソワソワしているから 今年は大学2年生になる年だったから、そんなに環境が変わることもなかった はずだった 3月、私に春一番が吹いた 病気から回復し始めた自分の新たな門出を祝うために、初めて遠くへ1人で出かけた そこには、私がずっといつか出会えると信じていた人たちがいた かつて電車にも乗れなくなった私が800kmも離れた場所

          no title

          no title

          昨日前髪を切った。前髪をかき上げるのに憧れていたから頑張って伸ばしていて、やっと目よりも下まで伸びてきたところだったんだけど、お母さんに遠慮がちに「短い方が、いいよ」と言われてしまった。その控えめな指摘が逆に刺さってしまったので、洗面台にあったハサミでジョキジョキ切った。あー、美容院のお姉さんと次は前髪にもパーマかけてみようって話してたのに。寝る前に切ったから、翌朝ガタガタになっていることに気が付いてしまったけど、大学に遅刻しそうだったから泣く泣くそのまま家を出た。駅まで小走

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          今日も気を付けてね

          バイト先の友達の話。 同い年の、とても素敵な女の子がいる。素敵っていうと不思議な感じだけど、見た目だけじゃなくて、話し方や仕草、ちょっとわがままを言うところが可愛くて、人にさらっと気遣いができるところが素敵なのだ。 初めてその子とバイト終わりに一緒に帰った日、別れ際に「気を付けてね」と言われた。「気を付けてね」…同い年の女の子から言われたのは初めてだった。「気を付けてね」って、私の中で、なんとなく親とか大人、あとは男の人にかけてもらう言葉だった。そう気が付いたとき、私は自分が

          今日も気を付けてね