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漫画好きには、耐えられない線もある。



閲覧ありがとうございます。
「セクシー田中さん」の原作者が急逝してしまい、
とても、悲しく、残念な朝になりました。
原作とは異なる実写版に、先生が、困惑、抗議をされていましたが、それが、密室ではなく、SNSという、衆人環視の中で行われたため、関係ない「自分は善意から」と、思う不特定多数から、メッセージをもらったショックもあったのではと、思います。

今と、なっては、遅いですが、早め早めに、原作者の方の意志をテレビ局に伝える、声のでかい関係者は、いなかったのかなと、思いました。
漫画家、イラストレーター、小説家さん、はたまた、それに準じる、文章を書いている皆さんは、
プロ、アマチュア、問わず、皆さんが繊細です。
ちょっとしたことに、心を、動かし、考え、自分の言葉や、絵によって、表現しようとする、頭が柔らかい方々です。だから、「抗議する。」とか、
「Xで戦う」とかは、絶対に、向いてない。

ご自分を疲弊するだけなんで、なんとも、かわいそうな展開だったのだなと思います。


わたしは、テレビドラマは、シリアスものしか、観ません。漫画原作などは、だいたいが、テレビ側が
大げさに脚色し、はたまた、俳優も、大げさに演技して、

「面白いでしょ。」

「びっくりしたでしょ。」

とか、視聴者をナメテかかる部分があるからです。
原作の持つ、デリケートな部分も、大げさ演技でぶっこわし、「いったい原作のあの彼は、どこに行った?」的なショックを受け、「観なきゃ良かった」と、思うことばかりです。


漫画原作に、どっぷりのテレビなんだから、原作者ファーストにしなければ、なりません。アメリカなどでは、原作者が、喜んで訴訟しそうな感じがします。わたしたち、原作ファンも、

「えー!これが、実写?勘弁して」
と、思う配役も多数あります。

リアル版は、夢や、世界観を壊す、第一歩になりますので、とても、とても、慎重にして欲しかったなと思います。


絶対に、実写には、してくれるなよ。


と、思う作品も、皆さん、各々が絶対にお持ちだと
思います。


原作者にとっては、作品は、子供ちゃんと同じで、
預けた先で、髪型を勝手に変えられたり、服を着せ替えられたりしたら、親御さんが、激怒するのは、
当然なことだと思います。


自分の意図しないドラマが、止めようもなく、茶の間に流れている時間を耐えた、原作者の方に哀悼の意を表します。


自分の作品ではなく、他人の作品をお借りして、
自分のお客様に見せるときは、加筆は、いけない。
やってはならない。

「やってもいいですか。」

なぜ、一本の電話すら、しなかったのか、
だれも、思わなかったのか

テレビって、怖いなと、ますます思いました。


芦原先生のご冥福を心より、祈ります。



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