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多分日本人は笑えない「ミッドナイトマーダー・ライブ」



閲覧ありがとうございます。今日は、メル・ギブソン主演の映画「ミッドナイトマーダー・ライブ」を観たコレアレを書いておこうと思います。


えーと、メル・ギブソンはプレスリーです。あ、間違えた。エルヴィスです。エルヴィスという名前の人気DJなんですが、エルヴィスというとプレスリーが浮かぶんで、メル・ギブソンと
呼ばせていただきます。


あらすじを書いておきますと、メル・ギブソンは、深夜に番組を持っているベテラン人気DJ。
主なコーナーは、リスナーからの悩み相談です。
悩み相談なんですが、メル・ギブソンは、荒いキャラクターです。番組始めにも、新入りスタッフに、
いちゃもんをつけ、「お前はクビだ!出ていけ!」と、言い、最初は、冗談かと思っていた新入りくんも、メルの気迫に圧され、涙ぐみ憤慨しながら、オンエア室から出ていきます。



ひげもイケテルメル・ギブソン。

そのあとで、「うっそぴょーん!冗談だよ!帰ってこいよ!ゲラゲラ」と、笑うメル・ギブソン。
アシスタントのお姉さんも、慣れているのか、苦笑いです。
気持ちが落ち着かないなりにも、また、オンエア室に戻る新入りくん。かわいそうでした。
言っていい冗談と、悪い冗談があると思うのですが、マッドマックス的なメル・ギブソンには通用しません。


深夜のお悩み相談ですが、リスナーと電話を繋ぎ、話しを聞きながら、メル・ギブソンが回答していきます。荒い回答者ですから、相手をこき下ろしたり、シビアに否定したりと、容赦がありません。


ここで、ちょっと話しが逸れますが、(またか)
ラジオのDJと言ったら、軽快なおしゃべりは勿論なんですが、深夜のDJは、低い落ち着いた声の方にやっていただきたいです。

わたしが、この人がいーなと思う方は、、



このお方!


いゃ、ハンドルでかっ!

非常に悩みが深い場合は、やはり、常に死線をくぐり抜けた、知恵と勇気と実力を持つプロフェッショナルに話を聞いて欲しいなぁと思います。


デュークさまとお話できたら、舞い上がって、べらべらべらべらと話をしてしまいそうですが、


すぐ、怒られるでしょう。


「は、はい!実は、仕事先の方からラインが入ってまして、、それには、『こんな段階で宜しいでしょうか。ご確認の上、折り返し電池ください。』と、書いてまして、、電池じゃなくて、電話の間違いだとは、わかるのですが、わたしも、性格からか、悪のりしまして、、『わかりました!単3ですか!単4ですか!思いきってピカチュウ送りますか?!』と、返してしまい、仕事先から、スルーされてしまい、赤っ恥をかきました。。今度会ったとき、どういう態度で臨めば良いか、悩んでいます、、、」

という質問をしても、
天下のゴルゴ13ならば、


これで、解決!



一言で、終わらせそうです。
わたしも、一流スナイパーから、慰められ、
心穏やかに就寝できそうです。

めでたし。めでたし。(なにが)


映画に戻ります。


メル・ギブソンが番組進行する中、ある男性リスナーから相談が入ります。

「やぁ、どういう悩みだい?」

「はぁ、はぁ、はぁ、、、」

「ありゃ!エロ方向かい?番号間違えてるよ!」

「俺は、今から、やってやるんだ。見てろ。あいつめ。。」

なんとも、不穏な空気を感じたメル・ギブソン。
話しを聞いていくと、その男、ゲイリーは、ある男に恨みを抱いていて、今夜、復讐するつもりだ。
とりあえず、その男の妻子を人質にとった。

シーンとなるDJブース。


その男の名前を聞き出すと!


なんと、エルヴィスこと、メル・ギブソンのことでした。ゲイリーは、メルの家の庭に潜んでいるとのこと。すぐに通報するラジオのスタッフ。



妻子を解放しろ!


警官がメルの自宅に行ってみると、なんと、そこには、誰もいなくて、もぬけの殻でした。
しかし、ゲイリーから、すぐに連絡が入り、なんと、彼は妻子をさらって、メルたちがいるラジオ局にいるとのこと。しかも、ラジオ局入り口なんかに、爆弾をしかけ、外部の人間が入って来れない、
内部の人間は出ることができないダイハード状態にしています。

メルは、リスナーたちが聴きながら見守る中、映画冒頭で、解雇ドッキリをした新人くんと、二人で、
局の中を犯人を探し周ります。

入り口ロビーでは、警備員が殺されており、局の重役も、殺されたりと、メルも新人くんも、緊迫した夜になってしまいました。

「大丈夫??」

「警察に通報しろ!」

「いかれ野郎を捕まえろ!」

「誰か!通報して!」

リスナーから続々とメッセージが届きます。インスタライブのような感じになってますが、不思議なことに、「私が通報したわ!」という猛者は、一人もいませんでした。



犯人を発見するメルと新人くん


そうこうやってるうちに、SWATが介入し、
犯人は、逮捕され、めでたし。めでたし。になりますが、実は、今夜のこの爆弾誘拐騒ぎは、局全体で新人くんを騙した、ドッキリでした。

警察も、なにもかも、仕掛け人だったと、種明かしした、メルたちは、新人くんに、
「やぁ、びっくりして、ドキドキしただろ!今度こそ、ようこそ!我がラジオ局に!」

とか、言いますが、新人くんは、すっかり覚めて、あきれてしまい、荷物を持って、出ていきます。


追いかけるメルたち。後ずさりする新人くん。
新人くんは、階段を見誤り、うしろから、落ちてしまい、死んでしまいます。



予想外の事故。

ガックリし、悪ふざけが過ぎたと、後悔する
メル・ギブソン。。


そして、物語は、これでは終わらず、まだ、びっくりがあるのですが、これは、書かないでおきます。


国民性の違いも、あると思いますが、アメリカとか他の国のドッキリ番組は、えげつないです。

一般人がターゲットという点も、怖いもの知らずだなと思いますが、騙す内容が

いじめをしている場面、

人種差別をしている場面、

虐待をしている場面、

に、出くわしたら、「あなたならどうしますか?」

というシチュエーションが多く、人間の良識、常識、優しさを試すみたいで、わたしは、落ち着かないし、ターゲットの皆さんがお気の毒だなと思います。


「なんだ!ドッキリだったのか!マジで、慌てたぜ!あり得ない奴だなぁと思ったんだ!」


と、フレンドリーにリアクションできる国民性も
凄いなぁと思います。


「ミッドナイトマーダー・ライブ」は、そういう
アメリカンあるあるな映画なんだなと思いました。


一回観たら、腹一杯かなと、わたしは、思います。

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