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【ブンブンジャー】待ちに待ったDXブンブンジャーロボを遊び尽くしタイヤ!


発売日:2024/03/02
価格:10780円

 3月2日はやっっっと来たブンブンジャーロボの発売日!!

 ここ1ヶ月ほどの記事のほとんどでブンブンジャーロボの話題を出していたくらいには首を長くして待っていた。今回はそんな『ブンブンジャー爆上スタートセットwithブンブンスーパーカー』を開封しながら見ていきます。

 この通り、本記事は開封しながら気になったところを片っ端から触れていくスタイルを取っているので、レビュー記事としての纏まりは低い可能性があります。その代わり、開封のライブ感を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。

・内容物チェック

ブンブンチェンジャー

 これがブンブンチェンジャー一式。メタリックの塗装がめっちゃキレイ。表面の塗装は窓と同じクリアパーツに乗せてるっぽい。パーツ分けて成形色にするよりも簡単だったのか、「パーツ分けより塗装に気合いいれようぜ!」となった人が開発部にいたのか。

 電源スイッチがついてるのめちゃくちゃありがたい。しかもデザインに馴染むようになってる。

 ちなみに、音の出る玩具は毎回スピーカー穴をセロテープで塞いで音量調節しているので、聞き取りにくいかもしれないです。集合住宅なので騒音対策です。

 一通りの機能をさらってみました。ペダルスイッチを押す感触がとにかく心地良い。下部のタイヤは一回転ごとにスイッチが押されるメモリアルマグナムバックル式です(伝わりにくい例え)。あと、これはスピーカーを塞いでる自分が完全に悪いんですけど、テンションの高いブブブブブーンがノイズ扱いされてノイキャンされててウケた。

ブンブンカー

 付属するブンブンカー達です。青色のブンブンオフロード、ピンク色のブンブンワゴン、特典のブンブンスーパーカー(バクアゲモードver.)。ブンブンスーパーカー、箱の中に一緒に入ってるのに「箱の外に貼り付けられる数量限定特典」みたいな梱包のされ方してる。

 ていうか君、シールあったんかい!

 事前情報だと、小学生以下配布キャンペーンの赤色バージョンは組立式で、こちらのセット版が組立彩色済とアナウンスされてたので、ちょっと予想外だった。あと、個人的には組み立てるのが好きなので組立済は少し残念だったりする。

 なのでバラしてやりました!配布版と型は同じはずなのでこういうこともできてしまう。不可逆な組立がなくて良かった。

 組み立てるとこんな感じ。元々組立済なので完全に無駄なパート。塗装されたラインが良い色してんだよな。

 変形の都合でボンネットが開くのが、ガチの車感があって良い。ガチの車は開いても大砲なんて物騒なものは出てこないが。

 良いね~この並び。ミニカーは集めがいがあって最高。全部合体して瞬間変形するから広義ではブンブンカーだね。

 オフロードとワゴンの瞬間変形なんだけど、結構テクいことしてる。ブンブンカーは認識レールのところに変形の起動スイッチがあり、ここを押し込まれるとロックが外れてスプリングギミックが解放される、瞬間変形玩具にありがちな仕組みになっている。ただ、両車両ともに「バネで可動するパーツ」と「スイッチが押されて外れるロック」が直結していない。動画で見てもらった方が早いのでまずは見て欲しい。

 オフロードは、サイドパーツを爪で固定することで変形を保っている。ただし、このパーツにはスプリングが仕込まれておらず、スプリングが仕込まれた剣パーツに押される形で展開している。ワゴンは、スイッチが押されると親指パーツが押されて少し持ち上がるが、ここにはスプリングが仕込まれていない。親指パーツが開くことで四本指パーツのスプリングが解放され、瞬間変形する。つまり「スイッチを押す」→「非バネパーツが可動」→「バネパーツの固定が解放」というように、スイッチとスプリングの間にひとつ行程を挟んでいるのである。すごく細かいところだが、こういう構造を観察するのは結構楽しくて好きだ。


🤔


ブンボット

 ブンブンさんモード用のフェイスパーツと、後の合体で使用する補助パーツを組み合わせて「小型マスコット」として意味付けされたもの。背面にはブンブンカーと同様のレールがあり、チェンジャーやロボ本体の接続レールにくっつけることができる。

 個人的には、これの存在はちょっと受け入れがたい。要するに、都合の良いときだけ引っ張り出される余剰パーツなのだ。でも「フェイスを付け替えて等身大のマスコットキャラにもなる」というトレーラーのコンセプトはすごく良いと思ったので、めちゃくちゃもやもやしている。

 こんな愛くるしい見た目をしているのに、そんなひどいこと言えないぜ。


ブンブントレーラー

 本命のブンブントレーラー。新しい玩具を開封するときにサブアイテムから見ていく癖があるのでこんな順番になった。デザートは最後にとっておく派なので。

 とにかく長い。撮影スペースの奥行きが間に合っていない。ほとんどの面積で白成形色が露出しているが、機械風の造形が非常に細かく彫り込まれており、スミ入れがとても楽しそうなことになっている。

 個人的に注目しておきたい機能が、画像のようなブンブンカーの積載遊び。おそらく公式に示された遊び方ではないが、上面の凹みの幅がブンブンカーのサイズとマッチしている。これは前々からTwitterでも気にしていたところなので、載せられるように作られているのはとても嬉しい。デカイ車には色々乗せたくなる質なのだ。 

 遡ってみると、情報解禁後一発目のツイートの一行目で言及していた。DXブンブンジャーロボに対して自分が一番最初に真っ先に触れた要素である。

トレーラーonトレーラー


 車体裏の隙間を除くと、ロボ状態の顔が見える。また、車輪の一部が頭の上半分になっている。情報解禁時の記事でも触れたが、頭部のこの変形はマジで天才だと思った。

(過去記事より引用)
 ここ、ブンブンジャーロボの変形で一番好きかも。元々ビークルモードのタイヤだった部分が、そのままロボの顔になっている。あらかじめフェイスデザインの一部としてタイヤが造形されているのではなく、実際にビークルモードで使用されるタイヤをそのまま持ってきているというデザインの必然性と合理性が非常に良い(顔用の車輪のみコロ走行はなく固定ではあるだろうが)。

https://note.com/light_daisy106/n/n84627ba44c74?sub_rt=share_b

 ちなみに頭部の車輪は普通に回る。頭部の象徴的なデザインも兼ねる関係上、嵌め込み用の穴が埋められている。こことは逆に、真ん中のタイヤは両方ともダミーになっている。

ブンボット格納可能!(?)


 車体をガバッと開くとゲートモードになる。ただでさえ縦に長かったものが左右に展開するため、デカすぎて色々限界が来ている。

 仕組みとしては、底面にあるスイッチが押されることで上面のレールの突起が持ち上がり、ブンブンカー側の瞬間変形スイッチを押すような形になる。底面のスイッチは、レールを前に押し出すことで白い車体に引っ掛かり起動する。

 これを撮るためにレールを分離させて気付いたが、トレーラーの車体とシャーシ部は完全に分割できる。後の合体で使われたりするのだろうか。


・ギミックの紹介

 ゲートモードの本題のギミックもやってみよう。

 これ、めちゃくちゃ楽しいです。「出撃!」って感じで。デカすぎて撮りづらいけど…。
 何気に嬉しいのが、変形後にレールを引っ込めると勝手に外れてくれる点。変形したマシン達がゲートから飛び出していくような見立て遊びも、トレーラーの操作を介して行える。「クルマ系の玩具のシリーズ半ばで出てくる大型商品にありがちな基地遊びメカ」としての側面も、このブンブンジャーロボは持っているのである。しかもシリーズ初弾から。先述した積載遊びも、この「基地メカ」らしさを演出している(基地の定義がだいぶ広い)。

 ブンブンカーを変形させたら、いよいよバクアゲ合体!

ブンブンジャーロボ!

 変形でパーツが大胆に動かせてめちゃくちゃ楽しい。変形後の姿も腕が少し曲がっていたりして自然な立ち姿になっている。ちなみに、脚が分割できるがジョイントはめちゃくちゃ固いので、公式で使われる可能性は低そう。スーパー合体で間にパーツを挟んで脚を延長したりもできそうだが「付け外しするジョイント」としては不自然な固さだ。


 肩の可動は丁度タランチュラナイトの肩のようなイメージ。


 また、ブンブンジャーロボはゲートモードギミックの都合上胴体が空洞になっているので、パワードスーツのようにフィギュアを搭乗させることもできる。ついでにキングオージャーと持ち手の径が同じ。


 背中のウイングを取り外してフェイスパーツをつければ、ブンドリオ・ブンデラス(ブンブンさん)の立体物としても楽しめる。

 可動域に関しては、軽くポーズが取れる感じ。なんか愉快。

 ブンブンさんの愉快な立体物としても価値があるので、番組を見てキャラクターが気に入った人はDXブンブンジャーロボを軽率に手に取って見て欲しい。

 レール状の共通ジョイントは全身で8箇所。腕、肩、足、胴体、頭部に設けられている。

 この手の自由度の高い合体玩具はオリジナル合体を作ってなんぼ。ワゴンは現状唯一ジョイントを2つ持っているので何かと便利。

 所々人型を逸脱してますが色々出来る。これはブンブンカーのラインナップが増えていけば相乗的に楽しくなるやつだと思うので、次のブンブンカーが待ち遠しくなっている。だいたい1か月後にオレンジとブラックのブンブンカーが計4台発売される。一番楽しみなのはブンブンショベル、重機は良すぎるからね。

・めっちゃ良いよ、コレ

 直近2作品のドンオニタイジンとキングオージャーがデザイン面や可動面などロボット状態の完成度をとにかく追及する路線だったのに対して、ブンブンジャーロボはゼンカイオーぶりの「合体前後を何度も行き来させたくなるTHE・戦隊ロボ」といった感じ。ドンオニタイジンとキングオージャーは可動が優秀でデザインの纏まり的にも「合体状態が完成形」という雰囲気があった一方で、個別メカ状態は割りと薄味で、並べておく以上の遊びは設けられていなかった。対してブンブンジャーロボはゲートモードの基地遊び要素や個別メカの瞬間変形、連動小型コレクションアイテムとしての側面など、合体遊び以外にも遊びの幅が広がっている印象がある。

 また、「上手いな」と感じたのがブンブンカーのデザインの小ささ
 先日発売された『てれびくん』にブンブンカーが付録として収録されていたり…

 小学生以下限定で無料配布されていたり…

 安価で買える食玩ラインでも「DX玩具と連動する」ものが発売されたり…
(そしておそらくガチャガチャの方でも展開があるはず)

 ブンブンカーがミニカーサイズなためにいろんなところで手に取れるようになっているのだ。特に、無料配布のアイテムにもなれるのはめちゃくちゃ強い。もしかしたら夏映画でブンブンカーが劇場配布されたりするかも…(期待)。
 このように、合体メカが小型化されたことで非常に流通しやすくなっている。これは玩具収集の入り口としては大変ハードルが低くなっており、ここから「連動や合体もさせたい!」をフックにDX玩具の沼に落とすことだって容易であるはずだ。DXブンブンチェンジャーの価格が約3000円と比較的安くなっていることもあり「何でも良いから手に取ってほしい」という意志を感じる。
 
 ブンブン玩具、安いものなら500円から始められるものもあるので気になったものがあれば気軽に購入してみてほしい。

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追記

 ここの変形、今更気付いた。

 肩のパーツも少し斜めにしておくのがデフォルト位置。トレーラー前面のメーターの意匠と綺麗に繋がります。

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