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子どもに聞かれて答えられる?【後編】

~生きる力ってなんですか?~

 色々な識者の意見を聞けるのってすごく勉強になるなと思います。
今回読んだのは、

素朴な疑問に識者が答えるシリーズ!

大人はどうして働くの?
生きる力ってなんですか?
子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?

 きっとかつて一度は疑問に思ったことのある質問。
だけど改めて考えると自分なりの意見を持っていないかもしれない。
絵本作家、演出家、ジャーナリスト、小説家。。。
幅広いジャンルで活躍される方々が、子どもにわかるような書きぶりと、大人に対しての説明で2種類答えています。

 はっとさせられることも多く大変勉強になりました!

生きる力ってなんですか?

 今回の識者は、五体不満足の乙武洋匡さんや、世界最高年齢でエベレストに登った三浦雄一郎さんなど。
 経歴を聞くだけで、生きる活力をもらえるような方々ばかりで読まずにはいられませんでした。

 また、実は「生きる力とは?」という問いを今まで考えたことはありませんでした。「生きるとは」であれば考えたことがありました。
 今回読んでみて、「どう生きるか?」という質問には近いかなと感じました。

なるほど!と思ったこと① 思想家:内田樹さん

 ただ「生きるとは」であれば、他の昆虫などにも当てはまる内容を考えることになりますが、「生きる力とは」という問いに対しては、人間ならではの答えになってくる、ということ。
 内田さんの言葉を借りれば「財力、勢力、影響力、魅力」。
そして生きる力とは、生き延びるために、役に立つかわからないものを役に立つものにする技術力。

 別のものを、自分の知恵で変化させて新しいものを生み出す力。
これが生きる力か、とすんなり心に落ちました。

なるほど!と思ったこと② 乙武洋匡さん

 乙武さんの子育て論になるほど!と感銘を受けました。
子どもが善意で皿を運ぼうとしたが、落としてしまった場合。
自分は弱いので、慌ただしい日常の中では、つい感情的になってしまいそうだなと思います。
 でもそこでグッと我慢して。
手伝おうとしたことをまず褒める。そして、翌日も皿を落とすであろうがじっと見守る。そうすると、本人が考え出して、お皿を両手で持とうなどと見つけ出す…というもの。

 我が子にはのびのびと育ってほしい。
そう思いつつ、色々口を出してしまいたくなるので、忙しい時期にこそ改めて思い返してみたいと感じます。

自分なりに考えてみた

生きるとは?については考えたことがありました。
その時にヒントにしたのは、「死とは何か?」と「他の生き物とどう違うか?」。

「死とは何か?」
 法医学者が書いている死体についての本や、完全自殺マニュアルという自殺の方法についての本。また、海外での安楽死の制度について。
 死に方による死体の変化や、自殺をするときの方法など大変興味深かったです。人間は、思いのほか簡単に死んでしまうけれど、思ったよりもしぶといということも感じました。

「他の生き物とどう違うか?」
 面白かったのは、『生き物の死にざま』シリーズ。
様々な生き物が命を懸けて命をつなぐ瞬間を感動的に紹介されています。
 例えばサケ。
子どもを生むために川に戻るけれど、今はコンクリートの崖に阻まれ辿り着けずに死んでいく。。。
 生きる力を感じました。

 今回のテーマ、生きる力とは
このテーマを聞いたときに思いだしたのは、『元女子高生、パパになる』の杉山文野さんがお母様から聞いたという言葉。
「どれだけ多くの人に出会い、活字を読み、距離を移動するか」

 人間は一生のうちに歩く距離は地球1周らしいです。
毎日同じ道の往復だけで良いのだろうか?と考えさせられます。
 同じ歩数歩くのであれば、世界の広さを肌で感じるべきではないだろうか。

 そう考えると、僕の場合はnoteを続けることかな、と思いました笑
このnoteで大事にしていることは、読書・旅行・創作活動(お絵描き)。
 こうやって最後まで読んでくださる方が居てくださるお陰で生きる力を分けていただいています(>_<)
 ありがとうございます!!

【最後まで読んでいただきありがとうございます!】
読書が大好きなので、ぜひ他の記事も見てもらえたら嬉しいです!




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