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第38話 時を継ぐ者

わかっていたのですが、ちょっと辛い回でしたね
と言いますか、辛い回は続きますよね

さて、今回は鎌倉を巻き込んだ親子ケンカのように感じましたが、
どうでしょうか?

ただ、残念ながら父親の判断が大きく狂っていたことは事実です
当然、美しいりくさんの言いなりだったとしても限度は超えてましたね

これは、ドラマなので「権力」「命」が大きくかかわってきます
ここまで大きくなくても現代社会にも同じような親子関係が、
起きているのではないでしょうか?

子は親の愛情を一心に受けて成長します
一心に愛情を受け取った子どもは、基本的に信頼する関係性であり
自分はここで生存していてもよい、受け入れてもらっていることを
身につけることが出来ます

その、絶対の信頼を得ている親から価値観や道徳、
この国、時代にあった生活を教えられます
教えられた子どもは、親の言うことは絶対であると信じ、
親の生きざまを見て育ちます

例えば、畠山重忠との戦の前に泰時が「怖くないのですか?」と聞いた時に
義時は、かつて初陣(?)の時に同じことを兄の宗時に同じことを聞いていました
その時に時政は「しょんべんちびった」とお茶目に反応したことで、
肩の力が抜けたことを思い出し、泰時にも同じ反応を示しました
泰時の反応が義時の想像と違っていたことで、義時は「冗談だ!」と
叫んでましたが・・・
すでに、親子と言えど積んできた経験が違っていることで、
血がつながっているだけで他人であることが分かります

子どもが成長するにようになってくると、
子どもの世界での常識や生活が、親の時代と異なってきます
親は子どもの世界をなかなか理解しようとせずに、
親が積んできた成功体験で子どもに常識であると上から押さえつけます
子どもは成功体験は少ないながらも、親よりも「今、ここ」の
時代の流れの中にいます
「今、ここ」の流れに義時が影響を多大に受けたのは時政ではなく、
良いも悪いも頼朝でした

お互いがお互いを尊重し合いながら、上手くいくと良いのですが、
なかなか、父としてのメンツと子としての「今」を見る目の対立は、
厳しいことになります

義時は、父親を鎌倉から追放して鎌倉での地位を固めました

ここに、義時は父親に対する本当の自律が出来たのではないでしょうか?

今まで、父親から教わったことも大事にするけれど、
新しい時代の流れに沿った生き方をする宣言です

現代社会に置き換えて考えると「激しい反抗期」とも
感じられるように思います

どの時代も柔軟な考え方を持ち行動できる心の基礎体力を持っていた方が、
さまざまな人の意見を聞くこともできて、豊かな時間を過ごすことが出来るのではないでしょうか?

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ちょっと、旅紀行ってほどでもないのですが・・・
そろそろ、実朝が宋に渡る船を作るかもしれない時期になるかと思うのですが、大河ドラマで取り上げられるかどうか・・・w
そこで、本日はその船を作るために材木が切り出された場所をご紹介します

舟玉神社
祭神:弟橘姫命

舟玉神社

かつてこの地は鎌倉三代将軍源実朝が宋に渡る船の用材を切り出したところと伝えられており、このあたりを「大鋸」といい、大きな縦引きのノコギリを使う職人・大鋸引きの住んだ町でした。
乗船成就海上守護の願いにより勧請されたといわれます。
神社の目の前は、鎌倉街道です


藤沢宿方面


鎌倉方面

神社の裏には川が流れており、ここから1Kmぐらい藤沢宿方面に歩くと、
義経の首洗い井戸があります


義経首洗い井戸


白旗神社

寒川比古命と源義経を主祭神として祀る白旗神社もある
白旗神社の前には、舟玉神社の裏を流れている川があり、
義経の首が流れるいたというのも、なんとなく、なんとなくですが、
納得できる?かな?と思われる場所です

今回は、トークショーも間にあり遅くなってしまいましたが、
とりあえず、続けることが出来ているのは、皆さまの「スキ」や「いいね!」のおかげです
ありがとうございます

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