日記 2024/01/29〜2024/02/04

2024/01/29

今日も本を読む気が起こらない1日だった。ポール・ウェラーのライブがあまりに濃すぎたからか、今は何かを読んだり見たりすることに気が向かないのかもしれない。暇な時間は昨日に引き続き「ダイヤのA」のアニメを観るか、もう読み尽くしたと言ってもいいホークス関連の記事を無理矢理漁ったり、阪神関連の記事を読んだりしていた。何をする気が起こらなくても、野球のことだけは気になるし記事を読めるのはどういうことだろう。

今日は娘の友だちの誕生日だった。その友だちは、去年の娘の誕生日にハッピーバースデーの動画を撮って送ってくれて、娘がそれをとても嬉しがっていたので、同じように動画を撮って送ろうということになった。ダンスが好きな子で、娘がそうであるように幼稚園で踊りまくっているらしいし、たまに娘とも一緒にNewJeansの曲で踊ったりもしているようだ。いい友だちであり、(早くも)いいダンスライバルでもある。その子は今年から娘と同じダンス教室に通うことになった。それを聞いたときはとても嬉しかった。娘と踊る動画を観たときにすごいいいコンビだと思って、まだまだ先の話ではあるけれど、幼稚園を卒業した後にもこのコンビのダンスを観続けられればと思ったから。小学校の区域は違うが、ダンス教室が一緒であれば、これからも一緒に踊り続けられる。

数ヶ月前から娘と同じ歳の女の子がダンス教室に入ってきた。お母さんが元々ダンスをやっていたようだが、その女の子もダンスが好きらしく、一度見学に行ったときにはとても上手い子だなぁと思った。先日のダンス教室で、1曲を通してなのか曲の中のある動きなのかは分からないけれど、娘よりもその子の方が動きが良かったらしく、娘はそれに対して心底悔しがっていたらしい。今までは娘が一番年下だったから比較する対象がいなかったけれど、同じ歳でしかも後から入ってきた女の子とあっては、さすがに意識せざるを得ないのだろう。これまで悔しい気持ちを出したいことはなかった。幼稚園の友だちも入ってくることになるし、娘にとっては良い刺激になる。

年中もあと僅か。4月からは年長だ。娘にとってもまた変化の年になりそうだ。

2024/01/30

ブルーノ・マーズからのポール・ウェラーのライブに行ったことの余韻がようやく抜けてきて、今日から何となく状態が戻ってきた。東京や大阪で食ったり飲んだりしたことでまた体重が増加してしまったと思われるので、サーキットトレーニングも再開した。マウンテンクライマーはしんどい。

15キロ減ってからというもの、じわじわと元の体型に戻りつつある感覚があり(怖くて体重計に乗っていない)、早めにどうにかしないといけないと思っているのだが、今のところできるトレーニングはサーキットやウォーキングくらいしか思いつかない。体重増加は別のいいのだけれど、腹がまた出てきているのが気になっている。これをどうにかぺたんとさせたい。できれば今年の夏までには。これまでやってきてサーキットはある程度効果的だとは思うが、腹が完全に平らになったことがこれまでにない。ということはやはり負荷が足りないのだろう。他にもトレーニングを追加した方がいいのだろうか。しかしトレーニングに要する時間を考えるとなかなか難しい。今気になっているのはSwitchのリングフィットアドベンチャーだが、妻からは購入を待てと指示が出ている。東京と大阪で金を使いすぎた。

去年末あたりからそうしているのだけれど、今年は併読する本の数を減らそうと考えている。小説、エッセイ、人文、ビジネス書系、日記でそれぞれ1冊、あとは夜に読む用として1冊くらいにとどめておきたい。

ここ数年は日本と海外の小説を1冊ずつ読み併読していたが、小説はできる限り1冊のみを読んでいる状態にしておきたいと思っている。夜読むのはKindleでしか読めないので、その分が増えるのは仕方がないが、日中に読むのは1冊。海外と日本の小説であれば物語が混ざるということはほとんどないのだけれど、小説を併読すると、本を入れ替えたときに頭の切替をするのが難しいのだ。物語に入り込むまでに時間がかかってしまう。エッセイや人文書であってもそうだが、小説だとフックが強いので、より一層難しい。切替の分に要する時間がもったいない。小説とエッセイ、小説と人文書などであれば併読はまだいいが、小説と小説は併読にはあまり向かない。少なくとも僕にとっては。ということに数年経って気づいて、というか現時点では僕はそう思っていて、だから今年は小説は併読しない、ということにした。

2024/01/31

今日は久しぶりに忙しい1日で残業。明日以降も数日はこの忙しさが続きそうだ。

昨日はウォーカーのホークス入団会見があって初めてはっきりと話す姿を見たのだけれど、映画俳優みたいで驚いた。ドレッドヘアを切ったことは知っていたけれど、今の髪型もすごく似合っていて格好いい。話している姿から、どこかグラシアルの誠実さを思わされるところがあって、頼りになりそうだし、ファンからも愛される存在になりそうで、シーズン後の活躍が今から楽しみだ。

その後はホークスTVで「チーム始動の朝」という動画を観た。これは必勝祈願に向かう前の選手が、大きな板にサインをしていく姿をただ映している動画で、去年も同じ動画があったのだけれど、人間模様やそこから色々と分かることがあって結構面白い。小久保監督が真ん中にサインすることは決まっていて、あとは来た順にサインをしていくのだが、やはり真ん中付近はサインを避ける傾向があって、縁に近いところから埋まっていく。関係者からサインを受け取る時の態度やサインをしているときの姿、どこに書くのかを逡巡している様子などが見える。あとはサウスポーの選手で、サインするときには右手で書く選手が多いことも発見だった。僕が確認する限りでは、モイネロと大野稼頭央は右手で書いていたように思う。

新外国人選手の入団会見、そしてこのサインの動画を観て、いよいよ野球が始まるなぁという感じがする。

あいにく宮崎は1週間くらいは雨が続く予報で、室内練習が増えそうだ。とは言え、秋季キャンプ以来の映像だから、どんなトレーニングであれ見るのは楽しみだ。早く晴れて欲しい気持ちはあるけれど。

ウォーカーの入団会見で、三笠GMは「補強はこれで終わりというわけではない」みたいな言い方をしていたが、まだ新外国人選手の補強があるということだろうか。MLBでは今も補強が続いてるようだし、MLBに所属することを望みながらもNPBでのプレイも視野に入れている選手と交渉を行っているのかもしれない、と勝手に想像を膨らませる。もし来るのであれば、大物選手が来て欲しいとは言わないけれど、安定感のある先発ピッチャーがもう1人いればなぁとは思う。

補強も引き続きニュースを追いたい。

しかし今日は疲れた。

2024/02/01

今日も昨日から引き続き忙しい1日ではあったが、少し落ち着いてきた感はある。週末を乗り越えれば、来週からは通常通りに戻りそう。

今日は朝から雨が降っていたが、雨雲レーダーを確認する限りでは出勤する時間帯は弱雨になりそうだったので、思い切って歩いて行くことにした。やはりできる限り満員電車には乗りたくない。特に雨の日は、雨に濡れた傘が服に当たったりして、不快度はさらに上がる。ならば、歩いて多少濡れる方を選びたい。

家を出ると、雨雲レーダー通りに、家からオフィスまでの30分少しだけ雨が弱まっていた。傘を差さなくてもいいほどの小雨で、昨日からの雨で歩きづらい地面の状態ではあったが、気持ちよく会社まで歩くことができた。横なぐりの大雨とかでなければ、これからも歩いた方が気分よく会社に行けそう。じんわり汗をかいて、ポッドキャストを聴きながら歩くから、歩いている間に体も頭も目覚めていく。

今日からキャンプ開始。午前中は慌ただしく、キャンプを気にする余裕は無かったが、午後からはラジオ感覚でキャンプを流しっぱなしにしていた。雨だったから今日はそこまで長くはならないだろうと思っていたが、今日だけで6時間半も中継してくれていた。映像はほぼ見られていないが、今年から先発転向の大津投手はガンガン投げていたらしく、実際に映像を観てみるのが楽しみだ。明日、福岡は晴れるようなので宮崎も晴れるかと思ったが、午前中はまだ雨の模様。もしかしたら午後は外で練習する姿を見られるかもしれないが、本格的に外で練習を開始するのはやはり来週あたりからということになるだろうか。

気になるのは先発ローテがどうなるかというところで、有原、和田までは確定、あとの4枠を石川、東浜、大関、板東、スチュアート、あとは今季から先発転向のモイネロ、大津が競っていくことになるようだ。岩井を始めとするルーキーも入ってくる可能性があるだろうし、笠谷、松本晴、田上あたりも入るチャンスはあるだろう。その他、期待したいのは大野稼頭央と木村大成、木村光あたりだが、シーズンはじめは2軍のローテとして投げて、結果を残し次第ということになるのだろうか。新外国人の補強だってあるかもしれない。こう考えると、先発候補は結構人数がいる。どういうローテになるのかと今からワクワクする。前田悠伍くんも早く見てみたい。こう書いてみると左の先発候補は結構数が多い。

2024/02/02

昨夜、就寝後から娘はフガフガ行っていて苦しそうでちょっと怪しい感じがする。今日は熱が出るかもな、幼稚園は無理かもなと思っていたが、朝の時点では喉は全く痛くないと言っていたらしいので幼稚園に行ったのだけれど、その後少し喉に違和感が出てきたらしい。1、2ヶ月に1回は鼻炎のような症状を発症するので、タイミング的には今回もまたそのような感じはするが、色んな病気が流行っているようなので警戒するに越したことはない。

明日は節分の日で、娘の体調次第ということにはなるが、問題なければ僕が鬼になって豆をまかれることになる。他の家庭がどうしているのかわからないが、我が家では毎年僕が鬼のお面、それもスーパーで買っているような鬼の絵が描かれたペラペラのものだ、それをかぶって、鬼に体を乗っ取られたていで娘に向かっていく。娘はその僕に豆をまくだけだ。

お面以外は僕のままだし怖くないような気もするのだけれど、最初に鬼になったときが怖かったらしく、その記憶がいまだに残っているようで、娘は数週間前から節分の日を警戒していた。1年前などは、節分に全く関係のないときでも、「パパ、鬼になっていない?」といちいち確認してきていた。今回も怖がっているのだと思うし、そう怖がらせてまでやる意味があるのかと疑問がないわけでもないが、娘が豆をまくことで邪気なものを退治するのだと考えると、1年に1回だしちょっとだけ怖がってもらって豆をまいてもらった方がいいのかとも思う。というわけで、娘の体調が問題なければ、予定通り豆まきは敢行する予定。どうなるだろうか。

今日も忙しい1日ではあったが、昨日に引き続きラジオ感覚でホークスのキャンプを聴きながら仕事。昨日は初日ということもあってかすごいボリュームだったが、今日はあっさり終わった感じがあった。昨日は観る僕も気合いが入って、よし初日だからしっかりと見届けたるぞ的な気持ちがあったような気がする。宮崎では昼前から雨が上がったようで、外で練習をしていた。新加入の山川もロングティーでえらい飛ばしていたようだ。

症状が出てしまったら休んで治すしか仕方ないが、娘は早めに寝て明日に備えてもらおうと思う。明日も明後日もダンス教室だ。どんたくまで気づけばあと3ヶ月しかないから、毎回の練習が大事になってくる。

2024/02/03

娘は昨夜もフガフガと窮屈そうな呼吸をしていて途中何度か目が覚めていたが、妻が言うには一昨日の夜よりはマシになっているとのことで、熱もほとんどなかった。

で、今朝、やはり鼻水は少し出ていて、喉に多少の違和感はありそうだが、ぐったりしているわけではなく、元気に動き回って、リビングでおさるのジョージを観ていたので、予定通り豆まきを実行することに。

用意したのは例年の通りペラペラの鬼の仮面だけで鬼の衣装を用意しているわけではなかった。妻が恵方巻きを買いに行っている間、娘とおさるのジョージを観ながら折り紙を折り、妻が近くまで来たと連絡が来た時点で書斎に籠もって準備をすることにした。妻は全身黒にしたらいいんじゃないかと言っていたが、黒のパンツがすぐには見当たらなかったので、上はユニクロのフリース、下は黒のスパッツといた奇妙な格好で、まぁ鬼だからそんな奇妙な格好でも問題ないだろうと思い、妻の帰宅を待った。

妻がドアを開けたタイミングで紙のお面をかぶり、妻が呼びにくるまで部屋で待機。書斎には鍵をかけておいたので、ドアノブを回そうとしてガタガタする音、そしてノックの音を合図にうめき声を出した。鬼に体を乗っ取られたということを示す、例年通りのルーティーンである。妻に何度かノックをさせ、その間うめき声を上げ続けて娘が寄ってくるのを待つ。娘がか細い声で「パパ」と呼んだタイミングで解錠し、中腰になりながらリビングへと向かった。娘は豆を用意していた。

いつものようにうめき声を上げて向かい、例年であればそこで娘は号泣して動けなくなるので言葉を発することができたのだが、今年の娘はリビングに入った瞬間から豆を投げ始めた。当たり前のことだが、歳を重ねるごとに娘の投げる力も強くなっているわけで、小さい豆ではあるけれど、そこそこ痛かった。勢いよく投げたから豆はすぐになくなり、娘は「豆がもうなくなった。どうしよう」とそこで泣きそうになっていた。体調も万全ではないしと思って、妻からあらかじめ指令を受けていたように、「白ご飯もきちんと食べるんだよ、ご飯は残さないようにね」と鬼の声色も忘れて酢の声で娘に語りかけ、回れ右をしてまたうめき声をあげて中腰で書斎に戻った。

鬼の面を外し、ユニクロのフリースを脱いで、元の格好に戻った。もともと仕事をしているというていだったので、椅子に座り、タイピングを始めた。娘と妻がおそるおそる入ってきて、「どうしたの?」と何事もなかったかのように応答するのも例年のこと。

気づけば、今年は娘は泣きそうにはなっていたけれど、我慢して泣くことはなかった。鬼が出てきた瞬間に躊躇することもなく「鬼は外、福は内」と言って豆をまき、すぐに豆をまき終えた。妻が娘に尋ねると、「ことしの鬼はそこまで怖くなかった」と言っていた。それは紙のお面だったからかもしれないし、毎年のことだからか僕の鬼のパターンに慣れたからかもしれないが、今回の娘の鬼への対し方を見るに、前よりも勇敢になったからだということは確実に言えるだろう。

というわけで、今年の節分も無事終わった。娘がすぐに鬼を退治してくれたから、今年もいい年になってくれることだろう。

2024/02/04

ポール・ウェラーの来日公演は、今日のEX シアター六本木をもって終わり。会場によってセットリストは微妙に異なり、Xで上がってくるセットリストを見てみると大阪ではやっていなかった曲もあって、いいなぁと思う。今日、ポール・ウェラーを観られる人がいるというのが羨ましい。最終日なのでまたセットリストは違うんだろうなぁ、どんなセットリストになるんだろう。今日のセットリストが上がってくるのが楽しみだ。

さすがに札幌や仙台までは難しかったとしても、愛知や東京は無理してでも行くくらいでよかったなぁと思った。次の来日はいつになるだろうか。今回の来日公演は6年ぶりだったらしいが、次は6年後とかではなく、できればまた3年後とかには来てくれることを願う。

大阪のセットリストでプレイリストを作って、つくづく素晴らしいライブだったなぁと思い返しながら、思い浸りながら、それを毎日繰り返し聴いている。

アルバム単位でも聴いている。Apple Musicで聴くことが多いが、ソロの初期3部作や、Stanley Road、Heavy SoulはCD(持ってるものはレコード)を出して聴くようにしている。CDやレコードで聴くと、ジャケットに触れ、ジャケットを見て、CDやレコードを出してプレイヤーに入れ、そして再生ボタンを押す、その一連のフィジカルな営みがあることで、聴くぞという気持ちになる。気持ちの問題、完全に自己満ではあるが、小学校からCDで育ってきた世代だから、たとえCDよりもロスレスのApple Musicの方がリマスターとかもされていて音質がいいとしても、できればCDで聴きたい。あと、CDで聴くことのメリットは解説が付いていることだ。これは国内盤に限ったことではあるが、この解説によって新たな発見があったりもする。

たとえば、Wild Woodの解説には、ファーストアルバム「Paul Weller」に関する内容ではあるが、下記のようなことが書かれている。

 そう考えるとデビュー作「ポール・ウェラー」はやはり、再出発を決意したマニュフェストでなくてはならなかった。「ロックンロール!」と決別して一切合切を新しく立て直すには、まず「スタート!」「トゥモロウ!」と言い切る必要があった。ポール・ウェラーの楽曲にはジャム、スタイル・カウンシルを通して、人の背筋をしゃきっとさせるようなポジティブさが一貫してあったが、それはとりも直さず本人の逆境からの脱出願望だった。彼はこのアルバムの時のインタビューで「自分は躁鬱病のように浮き沈みの激しい性格をしていて、後になって名曲と呼ばれるもののほとんどは実はそのウツウツとした状態の時に書かれたものだ」と告白している。アルバム『ポール・ウェラー』がソウルとR&Bを基調としながらも、半分はロック的に鳴った事情はそこにあったのである。

Wild Wood『Paul Weller』国内盤解説 増井修

この解説を読んで、最初に「Paul Weller」を聴いたときの、アルバムが進むにつれて鳥肌が立ったあの感触を思い出した。聴いていくうちに徐々に心が沸き立ってきて、アルバム1枚が終わる頃には呆然としていた。最初の一音で受ける類いの衝撃ではないが、アルバムを通してジワジワと、最後にはガツンとした衝撃を受けていた。小説1冊を読み終わった後に呆然となる感覚と似ていたように思う。なるほど、逆境からの脱出願望、か。

今年はまだ始まったばかりで、いくつもライブに行くことになるだろう。楽しみなライブも多い。ポール・ウェラーのライブは、おそらくは今年のハイライトでありながらも、「ポール・ウェラー」を聴いたときの衝撃が今に至るまで続いているように、素晴らしい小説を読んだ後にその余韻が次の本にまで続くように、あくまで僕の心のあり方ではあるが、今後観るライブにも作用するように思う。ポール・ウェラーの音楽はしぶとく、強い。


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