がん再発5ヶ月目④ がん患者と『お仕事』
【あらすじ】
2年5か月前に直腸がん診断され、治療により一旦、『がん』が消失したかに思えましたが、約5か月前に『がん局所再発』しました。
手術ができず、抗がん剤治療で手をこまねいてます。そして、2024年4月再発後はじめての抗がん剤効果判定、結果は『増大』『転移』なし、でした。
ちなみに抗がん剤治療のみの余命平均は2年半〜3年。つまり私の残り時間は2年ちょっとでしょう。
そして、『もしかしたら手術や放射線治療ができるかも』という願いをこめてセカンドオピニオンをします。
【がんと『お仕事』】
わたし、がんが再発してから、かれこれ半年間、パート先を休職中です。元々は常勤でしたが『がん発覚』の際にパートになりました。そして今は休職。
社会の役に立ってない、収入を得るという家族の役割を果たしてない、ということで後ろめたさと罪悪感がすこーしあるので、今日はがんと『お仕事』について調べました。
ちなみに、現在の私の社会的役割は、高齢者ケア・リハ講師として『生活期リハビリ』『生活リハビリ』を世に広めること。家庭内役割は主夫ということで精神的バランスを保持してます。
では、本題。
働き世代のがん患者増加中
2016年の統計ではがん罹患者100万人中、26万人は『働き世代』とのことです。
年齢的には20〜65歳ですね。50代から急増するみたいですよ。
がん診断後、働き方に変化
診断前→診断後
正社員率
60.9%→49%
パート率
11.2%→14.3%
無職率
4.9%→13.3%
自営率
8.2%→11.7%
正社員率やパート率が低下するのはわかります。職を失う方も多いんですね。
反対に自営業する方が増えてます!やっぱり、治療による副作用などで柔軟な働き方を求めて自営業という形になるんでしょうかね。もれなく私もですが。
被雇用者の職務形態の変化
退職して再就職した
13.9%
退職して再就職していない
9.7%
同じ会社の違う部署に配属
13.1%
同じ会社の同じ部署に配属
55.2%
半分の方は今まで通りのお仕事ということで、もう半分はなんらか職務形態が変わるわけですね。
そのくらい心身への影響があるのかな。『がん』は治る時代、と言われて久しいですが、罹患した方のストレスは高いわけです。
でもステージによっては周りから『治る時代だよ』と言われると余計にストレスかも、ですね。
治療と仕事の両立で困難なこと
治療費が高い・見通しが立たない
34.5%
収入減少
29.7%
体調や治療に合わせた柔軟な勤務ができない
24.9%
全部わかります。治療費がやばいです。年間60万程度…。
そして見通しが立たない、治る可能性はあるのか、薬は効き続けるのか。
収入も下がりますし。私の場合は障害年金と保険があるのでなんとか。
診断時点での就労方向
依願退職
31%
解雇
4%
就労継続
47%
休職
10%
※被雇用者の場合
解雇4%!わたしも以前、管理職していた頃、病気を理由に上層部から指示されました。
本人にとっては死活問題です。
収入の変化(統計)
診断前 395万円
診断後 167万円
ホントに減りますね。妻が働いてなければ、えらいことになってます。
仕事は生きがいか
生きがいだ
80.5%
そうではない
11.9%
間違いなく人生には仕事は必要です。社会貢献、社会的役割があってこその人生だと思います。
以上のデータはこちらを参照しています。
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