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ワーママの有給の過ごし方(本場中国仕込みの揉みほぐし編)

子どもが4歳になり、だいぶん手がかからなくなった。
部下を持ち、マネージメント業務にシフトした結果、自分で手を動かす作業仕事が格段に減った。
夫がスーパー家事・育児任せてマンで、日常の色々はすべて頼りっきり。

それでもやっぱり自分のためだけの時間がなかなかない!と感じてしまうのがのが私なわけで。

今日は思いきって1日有給を取ることにした。

朝の予定は、不妊治療クリニック(このことはまた別途書きたいと思う)と、眉サロン。
午後は久しぶりに美容院の予定を入れた。
完全自分メンテDAYだ。

私が通う不妊治療クリニックは、県外からも人が集まるほど人気で、平日でもなかなか混んでいる。

朝イチの予約を取ってはいるものの、1時間半はかかるのが普通なので、少し分厚く重いが、読みかけの本を持っていく。

静かな待合室で本に没頭する時間は、最高に充実している。

その後は眉毛サロンへ。
「サロン」と書くとめちゃくちゃかっこいい感じなするが、やってもらっていることとしては、放置しすぎてボサボサになった眉毛をカットして整えてもらうこと。
たった10分で終わる。もうかれこれ1年以上定期的に通っている。

眉毛は顔面への影響度合いが特段大きいうえに、ちょっと毛が伸びるだけで印象がガラリと変わる。

すぐに形が変わるので頻繁に手入れが必要だが、残念ながら私は自力で器用に整えられないため、毎月お金を払ってプロに任せている。

今日も安定のサクッと眉毛カット。
ぼやっとしていた顔が、気持ち整ったようだ。

その後は、お気に入りのパティスリーが運営するレストランでお昼を取ることにした。
サラダとジェノベーゼのパスタをいただく。
何も考えずにぼーっと美味しい食事をとるのは至福のひと時。

1人で食事をとると誰かと会話する機会がないので少し寂しい。
でもその分、外の景色や、道を行き交う人々の観察をするのは楽しい。
みんな忙しそうだったり、嬉しそうだったり色々だ。特に平日の昼間は、普段自分が出会えない人たちを見られる気がする。

当初、ランチを終えたら一旦自宅に戻り、午後の美容院の時間までのんびり過ごす予定だった。

ただ、空き時間を移動に使うのもなんだかなーと思い、急遽ネットで検索してランチの後マッサージを予約した。

1時間揉みほぐしコースで4300円となかなかお値ごろ。
口コミは良いものの、紹介文に「本場中国で学び、磨き上げた技術で、どんなコリもほぐします!」とある。

中国発祥の揉みほぐしってあったっけ…タイ古式マッサージ的なことだろうか。

一抹の不安を覚えつつ、えいやで予約完了。

タバコ臭い雑居ビルの7階をに到着し、やたらとメルヘンな飾り付けがなされたピンク色の扉を開けると、気の良い感じのおばちゃんがでてきた。

中国で学び、磨き上げた…
っていうか中国人のおばちゃんだった。

専用のピンクの作務衣に着替えて横たわる。
技術の良し悪しは分からんが、とにかく全体重をかけて、それはもうありったけのパワーで揉みほぐしてくれた。

腰が折れるかと思った。

それでも身を預けていると少しずつリラックスしていき、1時間コースが終わる頃には心身ともにしっかりほぐれていた。
恐るべし中国式マッサージ。

施術後、おばちゃんが温かいお茶を持ってきてくれた。
脱いだ作務衣をたたんでいたら、「たたまなくていいよ!どうせ丸めて洗濯するんやから!…まぁ、でもいいことやネ。ありがとうね!」と言われた。

あたたかいおばちゃんだ。

帰りぎわの一言も
「まぁまたどこか辛くなったらきてよネ」
ということで、押し付けのなさはピカイチだ。

他の多くのマッサージ店同様
「このコリ具合だと月に2回は来ていただいた方がいいですねぇ…」
など勧誘文句とあわせて回数券でも買わされると思っていたのに。かなりリーズナブルで良心的なお店だった。また行きたい。

貴重な有給の1日はそんな風に終わった。
1人でのんびり思うがままに生きる1日のなんと居心地の良いことだろう。

あらためて自分が会社勤めに向いてないことを認識した1日でもあった。

好きなことだけして過ごすにはどうしたらいいんだろう?

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