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外資系企業で働くバイリンガルワーママの英語教育事情

外資系企業で働いて10年以上になる。

アメリカ系とヨーロッパ系。
社風や働き方、そこにいる人たちの価値観は異なれど、共通しているのはやはり言語。

世界各国に拠点があるので、日本にいたとしても、必ず英語が必要になる。

私のキャリアを知っている友人に、時々相談されるのが「子どもの英語教育問題」。

どんな英語教育してる?あるいは必要だと考えている?
というのがよくある質問だ。

結論から言って、現在4歳の息子には、小さい時から特に英語教育をしてこなかった。

なんの根拠もないが、2、3歳のうちに特に英語の幼児教育を受けなかった自分でも、いま特に不自由なく英語でビジネスを行うことができているので、学習スタートの時期が数年違ったところで大きな影響ってないんじゃないか、と思っているからだ。

もちろん、私自身子ども時代に何も特別なことがなかったわけではない。

小学校中学年からジオスに通っていたし、高学年から中学生までは海外で暮らしていた。
日本に帰国してからも大学生までずっとNOVAに通っていたので、一般的な学校教育だけを受けている状態よりはずっと英語に触れる機会が長かったと思う。

その意味で、2、3歳からの幼児教育はしなかったが、そろそろ英語に触れさせてみる時かな。(そして多分、この後ずっと親としてそのサポートをすることになるだろう)ということで、最近試しに1つアプリ学習をスタートさせてみた。

その名も「トド英語」。
トドはトドでも動物のトドではなく、スペイン語で“みんな”を意味するTodoだそうだ。

このアプリが、息子にはドンピシャハマり、最近は何も言わずとも1日20分以上ずーっと集中して取り組んでいる。

成果はというと、1ヶ月程度で基本的な単語(りんご、テーブル、王様、ライオンなど)を理解したり、自分でも発音したりできるようになった。

会話はまだまだ先だが、少なくとも少しずつ別の言語に慣れていっているように思う。

そして重要なこととして、恐らくこの成果には息子の「耳の良さ」も影響していると思っている。

小さい頃から、音程やちょっとした音の違いを聞き分けるのがうまく、またそれを自分で聞いたまま発音するのが上手な特徴があったのだった。

これはきっとこの先彼のおおきな強みになっていくだろう。存分にいかせるような環境を整えていきたいと思う。

さて、ここで最初の話に戻る。

息子の年代の子どもたちは当然のことながら、これからは英語で仕事をする人がますます増えていくと思う。

10年以上外資系企業で働いていて思うのはただひとつ。

かっこいいアメリカ発音の英語を話せる必要はなし。むしろ、世界各国の人が話す“異なるアクセントの英語”を聞き取ったうえで、言いたいことを言える強さの方が大事。

英語は、当然アメリカ人だけが使うものではない。仕事をしていると、フランス人やイタリア人やインド人や中国人と英語をつかって喋ることになる。

それぞれの国の人には、母国語に影響されたイントネーションがある。それが国際語である英語の特徴だと思う。

そんな国際色豊かな環境に放り込まれても、“日本語なまり“でやり取りできることこそ、今後世界中のひとと渡り合いながら生きていく子どもに身につけていってほしい能力だと個人的には考えている。

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