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女性のキャリア形成についてグローバルの執行役員からもらったアドバイス

外資系企業に勤めていると、時々グローバル(大元の本社や、アジアのビジネスを統括しているオフィスなど)から偉い人たちが日本の視察に来ることがある。

先日、私が勤める会社でもこのような日本視察の機会があり、グローバルの執行役員が5名ほど来日した。

そのうち数名の女性とカジュアルに話す機会があった。
彼女たちそれぞれのキャリアの変遷について色々と話を聞いている中で、女性のキャリア形成についていくつか印象的なアドバイスを聞くことができた。

備忘録としてここに記しておきたいと思う。

1.新しい仕事やチャレンジが来たら絶対に逃さない


出来るかどうかは関係ない。
知識もないのにそんな役割をこなせない、とか初めてのことだから上手く出来るか分からない、とかそういうのは考えてはダメ。

「そんな不安を感じる多くは女性。男性は出来るかな、どうかな、なんて考えてない。自分には出来るんだっていう根拠のない自信をもって取り組む。だから男性はできて、女性ができないように結果として見えるだけよ。」

少しでも自分がやりたいと思ったことがあるならば不安はさておいてとりあえずやる。チャンスを逃さない。その気持ちの持ち方が大事とのことだった。

2.話を聞く相手を選ぶ

やっかみを言ってくる人は必ずいる。

XXさんはワーキングマザーで珍しいから、他の女性社員を鼓舞するためにマネージャーにあげてもらえたんだ、とか、XXさんは英語が喋れるから重宝されてるだけだ、とか。

そういう人の話は「聞くな」とはっきり言われた。

「周囲の人すべての話に耳を傾ける必要はない。そのような雑音で自分の自信を失ってはいけない。話を聞く相手はあなたが選びなさい。」

3.良いメンターと上司を“自分で選ぶ”

話を聞く相手を選ぶ、というのに関係すると思うが、メンターだけでなく上司も自分で選べ、とのことだった。

「自分を育て、良い方向に導いてくれるメンターをさがしなさい。社内である必要はない。社内でも社外でも、この人の話を聞きたい、自分を高めてくれる人だと感じたら“メンターになって欲しい”と伝えるべき。」

「そして上司も自分で選ぶこと。もしも今の上司が自分を高め育ててくれる存在ではないのであれば、次の上司を探すこと。良い上司はあなたを育て次の次元に必ず引き上げてくれる。」

メンターに関しては、グローバルの執行役員である彼女自身が、私がやってもいいわよ!とまで言ってくれた。ちょっと泣きそうだった。

特に女性は「インポスター症候群」といって、「自分に能力や実力があるかのように、周囲を欺いている」という感覚に陥り、自己評価が低くなる人も多いらしい。

自分は周りが思っているほど仕事はできない。
そんな大役、自分には務まらない。
そんなふうに感じてしまうそうだ。

私自身そう感じることが多く、これまでいくつかの機会を棒に振ってきた自覚がある。

でもあの日、彼女たちの話を聞いて、はっとした。
もっと自信を持って自分の道を選び取っていって良いのだと思えた。

何度も、何度もこの言葉を思い出しながら、強く輝けるようになりたい。

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