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スンニ派サウジ&イスラエル vs シーア派イラン

イスラム組織「ハマス」とイスラエルの武力衝突が、やや大きくなってきました。
根拠なき陰謀論に踊らされたためにも、
NHKの誘導に振り回されないためにも、

この辺の中東情勢を整理したいと思います。

イスラエルとその周辺の中東問題は、ユダヤ人の建国後ずっと続いております。
パレスチナ人は70年で90%減らされ続けてます。
ただし、ハマス=パレスチナ人ではないです。
ハマスは武装テロ組織で、一般的なパレスチナ人を利用しています。
しかし、イスラエルへの対抗に共闘もします。

イスラエルの排斥にハマスは単独でこれを対抗できません。
・ガザのハマス
・レバノンのヒズボラ
・イランの革命防衛隊

これらが協力しあって、イスラエルに抵抗しています。
すべて、イスラム教のシーア派ペルシャ系です。
一方、イスラム教はスンニ派アラブ系がいます。
このスンニ派とシーア派の争いが1500年続いてるから事態を複雑化してます。

そして近年、中東イスラム教VSイスラエルのユダヤ教の構図ではなくなりました。
考えられないことに、サウジアラビアとイスラエルが友好関係になったのです。
これはユダヤ人をバックにしたトランプが大統領現役時代にサウジアラビアとの仲介をし、まさかのサウジとイスラエルの和平が成ったのです。
今までのノーベル平和賞がかすむくらい、個人的には中東最大のことと思ってます。
これを欧米メディアは全然評価しません。
つまりメディアを操る支配層は、混乱のままを望んでいるということになります。

そしてつい先日、バイデン政権がイランの経済制裁の1部解除し、約1000億の資金がイランのある集団に流れるようになりました。事実上の資金提供です。
そしてその後、今回のハマスの民間人の誘拐も含まれた大きな攻撃となりました。
状況証拠の私の判断では、バイデン政権を後ろ盾する勢力が、イランを後押しし、ハマスに攻撃させたという流れです。

ウクライナのゼレンスキー大統領が、先日国連で演説しました。席がスカスカ、どうやら国際情勢はウクライナ支援に消極的になってきました。
アメリカ議会でもこれ以上予算をウクライナ支援に続ける意味があるのかという声が出てきて、大統領選挙前に議会決議を理由にして、軍事衝突を別方面に、つまり今回のイスラエル支援の方向に煽っていくかもしれません。
西欧米国にハシゴ外されそうなゼレンスキー氏。
ユダヤ人の彼も、やはり一枚岩ではありません。


話を戻し、今の構図は、
スンニ派サウジ&イスラエルvsシーア派イラン
となってます。
イランの核兵器の完成は、来年だと状況から判断されてます。
なぜイランは核兵器を開発できるのでしょうか。今度、とある国の動きをお伝えします。
イランが核ミサイル完成する前に、イスラエルの全面攻撃の可能性も推測されてます。
サウジもイエメン内戦でイランとの代理戦争をもうすでに始まってます。これも大問題なのですがNHKなどは問題にしません。

このようにペルシャ湾での緊張状態が上がっております。
私たち日本に暮らす国民にとっての弊害は、有事の際はペルシャ湾の封鎖で原油が入ってこなくなります。原油価格が高騰する影響どころか、中東依存の日本は直接大打撃が来ます。ウクライナ戦争でのインフレどころじゃないです。
今回のと違いますが、南シナ海の中国の進出は、この中東からの原油輸入ルート・シーレーンの封鎖が日本には大問題です。原油を人質にしてきます。
日本の太平洋戦争開戦の最大の原因は、この原油封鎖です。これによって日本が開戦させられました。
煽っておりません。ただの事実です。
この中東依存の原油体制は大問題なのに、英国米国石油メジャーの利権であり、日本の石油利権であり、この利権をメディアが触れる事はありません。

一部の利権のために国民の多数が被害を被る。
これは当然日本だけではありません。
当事国、ハマスもヒズボラもテロ組織でもありますが、同時に自治もして支持する国民もいますし、逆に反対する国民もいます。
テロ組織という利権でもあります。
テロ組織は住民を盾に外を局地的に攻撃するから、報復攻撃は波状になり住民が死にます。
花火対決するフリし住宅街全焼させる様なもの。
全焼した街に復興企業が現れ、街を牛耳る。
復興利権の争いが生まれ、繰り返す。

そんなパレスチナ人を盾にしてるハマスですが、岸田首相は知ってか知らずか、ハマス=パレスチナとして両者に自制を求めるとの声明を出しました。岸田氏は元外務大臣なのに分かってないのでしょうか。
世界の各国首脳はテロ批判を明確にしてますが、結果的に日本は、欧米協調せず、反ロシアから親中国ロシア側につくことになります。
まあどうせ、指摘されて、しれっと主張を調整するのでしょうが、支配者もトホホな気がする。
いやもっと核心的な方向性があるのか?


以上が、肝心なことを触れない日本メディアと、根拠なく煽る陰謀論に惑わされない、現在の状況です。
この先の話は、個人の推測になってしまうので、また別の機会に。
少なくとも、和平へ向かう力よりも、衝突に向かう力が強くなっています。
波動は重い方が強いこと以上に、人は利益がある方が強くなるのです。残念ながら。
平和を望むのは曖昧で弱い念です。
衝突による利益は具体的で強い念です。
どんな平和なのか具体的イメージが必要なのかもしれません。


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