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スポーツと政治が絡む、報復循環の緊張

ドイツサッカー協会がナイキと契約すると発表しました。
ドイツは自国のアディダスが長年ドイツ代表のユニフォームだったため、驚きです。
ドイツのブンデスリーガのチームユニホームがアメリカメーカーだっていいのですけど、せめて代表チームが国旗の横にNikeマークなんて、変な感じです。
飛び火して、日本代表がアディダスなのがおかしくて、国内ブランドを使うべきなんじゃないかと考えます。
一応、国の代表だから。
いい曲だからって、日本代表がドイツ国歌を歌うのはおかしいように。


日本代表は、アシックスorミズノ
フランス代表は、ルコック
イタリア代表は、ディアドラorカッパ
イングランド代表は、アンブロ
ブラジル代表は、アスレタ
スペイン代表は、ホマ
アメリカ代表だけナイキとかだと、企業規模としておかしくなっちゃいますけど、有力メーカーは自国メーカー優先になるとより国別の戦い感が出ます。


よくスポーツと政治は違うと言いますが、それぐらい政情に絡まるスポーツは面白いのです。
個人スポーツやクラブチームは別にして、特にサッカーの代表戦は国同士を巻き込む緊張感があります。

フォークランド戦争の後の、イングランド対アルゼンチンの戦いは緊張感ありました。
旧ユーゴ戦争の後の、セルビアVSクロアチアなども注目されました。
イランイラク戦争の後のイランVSイラクも厳重でしたが、イラン戦争後のイランVS米国も物々しいものがありました。

政情不安定な国の代表は大変です。選手はたまったものではないでしょう。
平和な時代になっても、まだ20世紀の頃は欧州でもピリピリしてました。
ドイツVSフランスとかオランダとか、フィンランドVSスウェーデンとか、スペインVSポルトガルとか。

サッカーは、クラブチームで都市国家の代表選みたいなものだから盛り上がってましたね。
日本のJリーグの戦いとは違います。
21世紀になり、サッカーも平和になりました。

ドイツやイングランドなど有力なリーグを持つ自国選手が、他国リーグなどで活躍して、時代が変わりました。
ドイツ代表がNikeだなんて、ゲルマン魂がヤンキーに降るって考える世代は消えたのでしょう。
これからは、危険なのはロシアVSウクライナくらいで、まぁそんなマッチメイクはしばらくはされないだろうし、そもそもロシア代表が国際試合に出るのがいつになるのか。
そんなことを言ってて、いつまでも東アジアでの代表選に緊張感ある日本代表の方が笑われそうです。


今、緊張高まる国があります。
果たしてイランとイスラエルの報復循環は収まるのか。
イスラエルサッカー協会は、30年前に欧州サッカー連盟(UEFA)への加盟してしまいました。
アジア連盟のままなら、イスラエルVSイランなど世界が注目する試合が成り立っていたでしょう。
これで民衆のガス抜きになって軍事行動を抑制したのか、むしろ報復に燃料注入になってしまうのか。
今の報復“風”の爆撃は、八百長だとする見立てもあるようですが、私からすると、強硬派と穏健派の双方からの圧力で、為政者は事を荒立てない落とし所を探っている感じです。
代表監督も、パスサッカーだカウンターだゾーンプレスだと外からの圧力で、荒立てない落とし所を探っている保身があるのも似てる感じです。

スポーツによる代理戦争は血が流れない分いいのか?、いや選手に地獄の思いをさせて、誰かを”戦犯“に追い込むのは残酷なのか?


話がアッチコッチ飛びました。
私は子供の頃に見た国際スポーツから世界情勢に関心を集めていったので、今だにスポーツと政治を絡ませるのが大好きなのです。


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