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歴史から文化さ

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風水は細菌学

風水は細菌学

風水は、実証的な科学とは異なるアプローチを取ります。しかし風水とは、細菌の話をしてるのだと私は気づいた時があります。

風水では東北の鬼門を重視してますね。
この鬼門に水回りのものがあると凶相だとされてます。
東北の方角は陽が当たりません。そこに水周りのものを置くと湿気を持ち、カビが繁殖しやすくなります。そうすると健康に悪影響を与えます。
昔は細菌の知識がないから、健康を害するカビが発生するのは悪

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見えてなかった現実の写実認識

見えてなかった現実の写実認識

ルネサンスで写実表現の芸術が広がりました。
単なる表現技術ではなく、私たちの世界が変わったのです。
それまでは現実を見えているようで見えてなかったのです。

写実の技術は光学的な手法なのですが、レンズを用いて現代のプロジェクターのように物体を壁に投影し、それをトレースする方法です。

投影をなぞることで、精密でリアルな絵画が描かれるようになりました。
それまでは、要素を平面的な特徴だけの絵画でした

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黒人が侍になった

黒人が侍になった

人種差別がないことを、明確に歴史に残した人物がいます。
織田信長です。

イエズス会の宣教師が連れていた黒人奴隷を、信長が気に入り引き取りました。
奴隷にせず、弥助と名前を与え家臣にしました。部下がいる扶持もちの立派な士分です。

国の為政者が黒人に名誉を与えた。
そんな国は聞いたことありません。
人種差別を叫ぶポリコレ運動家は、織田信長の功績を世界に広めるべきです。
都合が悪いからしないでしょう

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京都人は宇宙人の警戒感

京都人は宇宙人の警戒感

京言葉は回りくどいとされてます。
そのため、京都人は、陰湿とか腹黒いとか言われてしまうのです。

「お忙しいのと違いますの?」
直訳:来るなよ。

「似合いますなぁ」
直訳:恥ずかしい恰好ですね。

「よう勉強してはりますな」
直訳:余計なこと言うな。

京都人はいつまでも日本の中心にいてプライドが高すぎるのが原因とされますが、私は、やむを得ない自分を守る手段だったのかもしれないと考えたりします。

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女神の性差別と神託する階級差別

女神の性差別と神託する階級差別

天照大御神が、女性の神だというのが重要です。
本当か嘘か真実は何か、ではなくて、そういう話で進められてきたというのが重要です。
むしろ、本当は男神なのに、わざわざ女神だと設定したとしたら、それが素晴らしい思想であると思います。

古事記の神話を読んだ方はわかると思いますが、物語は神を描きながらも、人間以上に愚かで私利私欲の暴れまくりです。
そんな神々をなだめながら、その日本固有の神道の頂点におられ

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狼の神性から古代の闇をみる

狼の神性から古代の闇をみる

日本にはかつて狼がいました。
オオカミです。
オオカミの語源は大神(おおかみ)とするように、日本では古くから狼信仰が存在していました。
ヤマトタケルは、狗(ヤマイヌ)に導かれ東征しました。狗とは狼のことです。
日本書紀にも民俗史の中でも、狼の信仰を感じるところがあります。

一方、キリスト教の文化圏では、狼は邪悪な獣として扱われることが多いです。
七つの大罪では、憤怒を象徴する動物です。
人間が狼

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幕末のキャラが濃すぎで殺されすぎ

幕末のキャラが濃すぎで殺されすぎ

私も幕末の話が大好きです。
幕府側の視点も、薩長側の視点も、創作話がたくさんあれど、あれだけ歴史的な変革時に、多くのキャラが魅力的に配置されて、濃すぎた一大物語になってます。
陰謀論の読み解きでは登場人物を悪者に出来ますね。確かにそういう部分もあるでしょう。一方で、自己を意識して現実創造した諸先輩達であるとも言えます。労いたくなります。

坂本龍馬
メーソンのグラバーに利用されて結果的に日本を英国

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薬師如来は日本人で応神天皇はユダヤ人

薬師如来は日本人で応神天皇はユダヤ人

私はよく、日本は国際都市だったと考察を述べます。
別の角度から、今回もいろいろ語ります。

イスラエルから見たら日本は東。
日本から見たらイスラエルは西。
当たり前ですね。
旧約聖書に登場する預言者イザヤの言葉です。
「東方の島国にユダヤの神を祀れ」
日ユ同祖論の方が根拠にする1つです。
秦の始皇帝は、不老不死の妙薬が「東方の島国に存在する」と「イザヤの預言」を信じました。
日本は火山国なので水銀

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日本を支配した一族と原風景

日本を支配した一族と原風景

大河ドラマの今回のテーマを知って、またあることを思い出してしまいました。
日本は有史以来、大きい転換期が2回あると思ってます。
それは、明治維新と、大化の改新です。
これが、教科書とは全然違う大きな出来事だと私は思ってます。

日本の地は大和時代まで国際都市でした。
聖徳太子(別人)は、様々な国と均衡を図り、中立で独立的なwin-winになる政策をとっていました。
ここで登場する中臣鎌足。藤原氏の

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男尊女卑のない光る君へ

男尊女卑のない光る君へ

全く知らなかったのですが、NHKで大河ドラマ「光る君へ」が始まったようです。
源氏物語を書いた紫式部の話だそうです。
ドラマは興味ありませんが、この時代の前から思ってたことがあります。
今から1000年前に紫式部や清少納言など女流作家がいて、執筆が公開されてました。日本では古今和歌集や万葉集など女性作が多く、天皇の歌と平民の歌が同列に並べられていました。
これらは、西洋では考えられないことです。

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正月の日本探し

正月の日本探し

お正月には、おめでたい七福神巡り。
まだまだ人気ですね。元祖スタンプラリー、江戸時代から続くブームなんてそうそうありません。
徳川家康の政治参謀で、多分、明智の光りに秀でた人が生き残って名前を変えた天海僧正が、寿命、富財、人望、清廉、威光、愛敬、大量を七福としたそうです。
恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天。
それぞれがヒンドゥー教、仏教、道教、神道など様々な出身で、we ar

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国内で海外旅行する多国籍な日本人

国内で海外旅行する多国籍な日本人

NHKのヒドイ番組の中に、いい番組もあります。
「世界ふれあい街歩き」は、各国の(一応)日常を映しています。
いろんな国の人の顔を見て、日本人にもいるわこんな顔の人、と思うことがよくあります。
日本人は、どこ国の人でも似てる顔の人がいます。多様です。
日本は単一民族だとしますが、思い込みです。
歴史を知ると、多民族国家だと分かります。

「日ユ同祖論」を陰謀史観だとか奇跡だとか大げさに言いますが、

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不幸自慢か幸せ自慢の幸福度ランキング

不幸自慢か幸せ自慢の幸福度ランキング

SNS上では、幸せリアル充実のオンパレードで、私はハッピーと幸せ自慢です。
実際に会う人には、私はこんなに大変だ、あんなことで苦労してるなどと不幸自慢しています。
なんでこんな特性があるんでしょう。
ホントに会ったときにぐちぐち言う人が、SNS上ではみんなに感謝とか平然と書いてました。

世界幸福度ランキング、皆さん知ってますよね。
各国の人に、生活に関する幸福度の評価を自己判定してもらい、ランキ

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応仁の乱とフランス革命が繋いだ、清少納言のつぶやき

応仁の乱とフランス革命が繋いだ、清少納言のつぶやき

対外的な圧迫よりも、国内が大混乱になるのが、歴史的に危険な状況なのでしょう。
応仁の乱も、フランス革命も、全然別の国の問題ですが、ある共通の原因があります。
政治的な問題でも、思想的な問題でもありません。

それは、自然科学の調査によると、その時期そのエリアは、小氷河期で飢饉があったと考えられます。
食糧難による民衆の不満や不安が為政者に及び、政情不安定になり動乱を生む原因となります。お腹が空いて

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