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芸大レインボーサークル 人権週間2023年壁新聞 Vol.3

皆さんこんにちは✨ 芸大レインボーサークルGRC です!

毎年12月第1週に行われる人権週間。それに合わせて私たちのサークルでは毎年壁新聞を発行しています。
今回も普段は大阪芸術大学でのみ公開だった壁新聞を、皆さんにもお見せしちゃいます!

今年のテーマは「LGBTQの一歩先へ

今週は部員Pさんに、現在のLGBTQが抱えている生きづらさについて、心情を語ってもらいました。今週の記事で2023年の壁新聞は最後になります。是非とも最後までご覧ください。




やっぱり死ぬ程めんどいLGBT
ごきげんよう、皆様方。とはいえ、多分こんな文章読んでる人の方が少ないでしょう。では、こんな文章を読んでくれた選ばれし貴方の為に、なるべく面白い文章を心がけようと思います。是非最後までお付き合い下さい。
まず、僕はLGBTの当事者です。でも、自分がマイノリティって感じはしません。ちょっと性別が曖昧で、男も女もジェンダーに囚われず好きになって、他人に性的欲求が湧かないだけ。近頃は特に若者の間でそんな人が沢山居ると思いますが、どうでしょう。先程の僕の自己紹介、その中のどれかひとつに当てはまる人、もしくは友人や家族がそんな感じの人、居るんじゃないでしょうか。もし居た場合を想定してお話します。
それじゃあ、LGBTの仲間ですね。本当はカテゴライズなんてしたくないけど、こう言った方がわかりやすいでしょう。自分は当てはまらないとか思っていても、意外と当てはまっているものなんですよこれが。ただ、当てはまってるけど一緒にされたくないって思ったあなた。全然大丈夫です。僕達も同じ気持ちです。何事も過激派と同じにされたくないですよね。ただそれだけなんじゃないでしょうか。
最近は特にトランスジェンダー関連の話題が目立ちますが、あれだけがLGBTじゃないんです。それに、あまりにも変なニュースにはトランスジェンダーでもおかしいって思う人はいます。僕の友人とか。
話は変わりますが、現代の世の中は潔癖です。潔癖すぎて人間の"根本"を受け入れない。それは、ポリコレにもよく現れていますね。
さて、ここで質問です。LGBTを受け入れるってほんとに社会的に正しいことなのでしょうか。
僕は、この質問に対してこう返すでしょう。「逃れられない肉体的性別に限り線引きが必要である」
と。現代社会は、平等であるのが好ましいとされているのに、向かっている方向は凄く不平等ですよね。何故かって、肉体を無視しているからではないでしょうか。
心が前に出過ぎて、現実を見失ってませんか?ただ奇異な目で見ず普通に過ごしてって、それだけじゃダメなんでしょうか。
今までマジョリティだった人への迫害にも近い事や、明らかに根本の欲に従った性被害など、そういった事例をよく見るようになりました。
あれがLGBTの一歩先なのだとしたら、僕はすっっっっっごく嫌ですね。日本は遅れているとか言われますが、僕はそんなことないと思います。凄く田舎でもない限り町とかに出たら色んな格好の人が居ますし、それを誰一人だって気にしてない。多様性って、多分そんなもんでしょう。上の人は頭が固いですが、それはじきに変わっていくだろうと思っています。僕としては、パートナーシップ制度(同性婚)だけ認めて、遺族として色々受け取れる様になれば、多分それだけでいいんじゃないかなって。だって同性婚を禁止しようが同性愛者は生まれるし。
それ以外の価値観は多分今のままでも十分でしょう。受け入れられない人はもちろん居ます。でもそういう人を認める事も多様性ですよね。
何事も行き過ぎた行為は迫害に繋がります。せめて、日本だけでも真に多様性を認められる社会であればいい、そう思っています。
さて、僕は今アニメや漫画、ゲームをする事に熱中していますが、海外の作品より日本の作品の方が違和感なく同性愛やトランスジェンダーを扱えていると感じています。それは「こういうのいいよね」と思って作っていて、かつ「世界観に合わせている」からだと思います。LGBTに向けて作るとかした作品は、大体世界観との解離が起こって作品への没入感を損ないます。非常に悲しい事ではありますが、今世間はそちら側に流れつつあります。だから、海外の作品に不自然な描写が散見されているわけです。それが社会的に正しい事だとされているが故に。しかし、そうでない人間の欲求などを根本から描いた作品の方が評価されています。そういった作品を見ていると、"社会的な正しさ"から解放される気分になります。たとえ虚構の中だろうとも。つまり、これが答えなんじゃないでしょうか。今の時代"も"ちょっと多様性なくて息苦しいですよね。たとひと昔程では無いとしても。
さて、ここまで考えてきて、LGBTの本当の一歩先というものに僕なりに答えを出します。
「LGBTの一歩先は、今の社会的な正しさに逆行しなければ訪れない」
です。
真の多様性を実現したいなら、今の現状は"やり過ぎ"だと考えています。
貴方は、どう思うでしょうか。もしこの件について話し合いたいと思ったなら、GRC(LGBTサークル)に来てみませんか?全然怖い所なんかでは無いので、安心してください。別に当事者ではなくて支援者でも構いません。
GRCの扉は、この記事に興味を持ってくれた貴方に向けて開いています。
さて、こんな"死ぬ程めんどいLGBT当事者の記事"に目を通して頂き、ありがとうございました。めんどいついでに、これ読んだら誰か一人でもいいので宣伝しておいてください。読むとラッキーが訪れると思います。知らんけど。それでは、さようなら!




ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今年のnoteの記事更新もラストとなります。皆様良いお年をお過ごし下さい。


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