25歳、パーソナルトレーナーになる

初めまして

ハピハピくんです


2024年4月より都内某パーソナルジムのトレーナーとして働きます。


ちなみに前職は化学メーカーで研究開発をしていました。


これまでの人生を振り返ると

地元の市立小中学校→進学校と呼ばれる高校→理系私立大学、大学院→化学メーカー→パーソナルトレーナー(←今ここ(2024年4月))


全くとんだ親不孝だと思います。


小さい頃から勉強の成績は良くて進学校に進み、

大学、大学院と「私立」に通わせてもらい、

就活で積み上げてきたものが報われて

晴れて化学メーカーに研究開発職として入社



年収も同世代の平均よりは高い方で

企業の規模もそれなりに大きく業績も右肩上がり

残業も少ないし福利厚生も手厚い。


毎日18時に帰宅するとジムに行って汗を流し

寝るまでの時間はNetflixでアニメ観賞

家から会社までは徒歩10分の距離なので

朝8時まで爆睡




なんて充実した日々でしょう





しかし、充実したプライベートを送る一方で


仕事は思うようにいきません。


多くの新社会人はそうだと思うのですが

えげつないほどのタスクの量



あまりの多さに、かの有名なジョブズも発狂して

オーマイゴッドと嘆いているのが想像できます。



会社の方針として定時には帰されるので(新人は特に)

なんとしても9:00〜17:30の間に仕事を

終わらせなければなりません。


こういう時、新人は上司に助けてもらいながら

仕事を進めていくのが賢明だと思うのですが、

当時の私はそれが上司にとって迷惑になると思い

自分で仕事を抱え込んでしまっていました。


その結果、期限に間に合わなかったり

上司に怒られたりすることもしばしば


①怒られると落ち込みます

②落ち込むと集中できなくなります

③集中できなくなるとミスをします

④ミスをすると怒られます

いつしか①〜④の無限ループ


とうとう私は精神を病んでしまいました。


しばらくは何も考えられないほどだったのですが、

月日と共に病状も回復

それと同時に思い切って転職することを

決意しました。


というのも、もともと化学にはそれほど興味はなく

得意意識もありません。

あと40年、平日毎日化学と向き合うなんて

考えられませんでした。


さて、転職をすると決まれば

どの業界に進むのか決めないといけません。


「興味のある分野、得意な分野

を仕事にした方が絶対に成長速度は速い」

と確信していたので、

趣味の筋トレや、健康に関連する知識を活かした

職業、すなわちパーソナルトレーナーになろう

と決断しました。


パーソナルジムを2社、応募しました。

そのうち1社は、多くのパーソナルジムを比較し

最も自分に合っていると思った本命の会社でした。

もう1社に関しては、本命がダメだった時のための

滑り止めとして応募させていただきました。


滑り止めの会社に関しては

志望動機等の簡単な質問をされただけで

無事、合格できました。


本命の会社に関しては、

「書類→1次面接→2次面接」

という選考過程となっていました。


まず、書類に関しては無事、合格できました。

社会人としてのキャリアが浅い(1年未満)ので

どうなるかと思ったのですが、

なんとか突破することができました。



次に、1次面接です。

オンライン面接で、人事の方と1:1でした。

聞かれたこととしては

志望動機やパーソナリティーに関すること(強みや弱みなど)、

それ以外にも、専門知識や簡単な計算なども

問われました。

面接時間はおよそ30分程度だったと思いますが

想像していたよりも内容が盛りだくさんで

少し戸惑いました。


1次面接で質問があらかた終わると、

「ハピハピくんには次の選考に進んでもらいます」

と、その場で合格をいただきました。



「よしっ!!」



と心の中でガッツポーズしつつも

続けて軽い会社説明会をしていただきました。


1次面接が終わり、2次面接に向けて準備していた頃


前述したもう一方の会社から

今後どうするのか、と催促の連絡がきたのですが

あまり待たせすぎると迷惑だと思い

辞退する、と伝えました。


もう私には本命の会社しかありません。



私はパーソナルトレーナー未経験であり、


専門知識も他の応募者に比べて


少ないことは容易に想像できました。



できるだけの準備をして


とうとう迎えた2次面接(最終面接)当日



天気は雨


「縁起悪っ」


と思いつつも、現地の近くに30分前に到着


学んだことを復習しつつ、精神統一


そして、時間になり

オフィスへと足を踏み入れました。


いざ、人事の方と対面!!


人事の方は誠実そうな男性で好印象でした。


着席し、自己紹介から始めます。


しかし、舌が思うように回りません。


この時点で自分が緊張していたことにようやく

気づきます。


その後、質問タイムだったのですが

聞かれた内容のほとんどが専門知識でした。


私は会社に関することや自己分析は抜かりなく

準備していたのですが、

専門知識は膨大すぎるためキリがないと思い

浅く勉強しただけでした。



結局、体感2割程度しか答えられなかったように

思います。


質問タイムが終わり、次は実技テスト


トレーニングのフォームを見られるのかと思いきや



「今からラットプルダウンをするので

実際に私にそれを教えてください」  






「!?」





一瞬、体が固まりました。


そんなことをするなんて思いもしなかったので


完全にぶっつけ本番でした。


とりあえず手持ちの知識を使いつつ

相手の立場に立って分かりやすく説明しました、





が、これっぽっちも手応えはありませんでした。。



「質問にも答えられなかったし説明も

上手くできなかったし、こりゃ終わったわ」


と、内心諦めかけていましたが、


最後まで笑顔を忘れず


丁寧なコミュニケーションを心がけました。




面接が終わり、オフィスを後にし、


雨の中、帰路につきました。

 


「はぁ、、また書類を提出するところからか、、」



と萎え、その日は何もすることなく休みました。



2,3日後、気持ちを切り替えて、

他の会社の書類を書きまくっていました。


しかし、本命の会社ほど「行きたい!!」と

思わせられる会社はありません。


それでも自分にムチをいれ、奮い立たせていました。




そんなある日、




本命の会社から内定の連絡が来ました。





「!!!!!!!!!」




あまりの嬉しさのあまり、

布団に口をあて(近所迷惑にならないように)

大声で叫びました。



絶対落ちたと思っていたのに、奇跡が起こりました。



自分でもなぜ受かったのか分かりませんが、

最後まで諦めなかったのが良かったのかもしれません。




今は研修までに、出された課題をこなしています。



自分は界隈の他の人に比べて

圧倒的に知識と経験が乏しいので、

死にものぐるいで勉強しないといけません。



研修までの期間、時間を無駄にせず

自分に厳しく精進していきたいと思います。

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