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香港の象牙細工に魅せられて~2 ドラゴンクリエーター大木宣尚

僕は高校を卒業して家業の中華料理店を継ぐべく、都ホテル東京で中国料理の修行を五年間していました。ホテルの宴会には野菜の彫刻を料理に飾り付けるので、業務の合間を縫って日々野菜彫刻の勉強をしていました。

運命という言葉があるのなら僕の人生もそのように導かれているかのようです。

21歳の時、初めて香港旅行をしました。

とにかく街をよく歩いていたのですが、そこで目にしたのは象牙細工の造形の数々を展示販売している店舗がいくつもあって、驚きました(日本にはこのような貴重で優れた芸術を展示販売する店舗はほとんどありませんので)

二十歳そこそこの日本人である僕がショーケースの中の象牙細工をジーっと覗き込み、動かないのでどの店舗でも僕の周りにはいつも警備員がついて回っていたのを記憶しています。

凄まじいばかりの作業工程や技術を以って創られた作品群。象牙や翡翠の原石に彫刻された造形美は、言葉は発しないものの深くて圧倒的な存在感を放っていました。

そう。それは優れた造形には『何かしらのエネルギー』が宿るということなのでしょう。日本の彫刻とはまた違う美しさに魅せられて何日も通って視ていました。

僕は彫刻や彫塑、建築といった立体美に物凄く魅力を感じるので、現在の僕がいるのもあの時の香港で魅せられた衝撃があったからこそです。

香港の街で美しい造形美に出逢えたのなら、それはあなたにとって最も静かで特別な出逢いになるでしょう。

藍緑龍 Cobalt Blue Dragon

今回ご紹介する写真は前回の緑龍と同じく『愛 信じる心』というテーマで顕現した2体1対の青龍です。

眼球には天然黒曜石を用いて、ダイヤモンドをはめこんであります。一見観づらいですが、龍本体が言われるままに作らせていただきました。

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■ ドラゴンクリエーター 大木宣尚 ■

世界の様々な次元に存在する龍が 「顕現(姿をあらわす)したい」と 私に声をかけてくるようになったのがきっかけで Dragon creatorになりました。 龍の色や形、大きさ、テーマは、突然頭の中に降りてきます。
製作時には龍の声を受け、対話をしながら粘土にエネルギーを込めると 顕現化した龍に生命が宿ります。
現在は28体の龍を顕現化中です。
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◆Instagram:dragoncreator https://www.instagram.com/doragoncreator/ ◆Facebook:大木宣尚 https://www.facebook.com/Yoshihisa.Ohki

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