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自宅が火事になったこと(2)

小学校6年生の冬に自宅が火事になりました。
私がそこで感じたこと、今まで残っていることを書きました。

火事の当日です。
私がひそかにショックだったのは、姉は近くにいるお友達のお母さまが、弟はやはり近所のお友達のおうちに呼ばれて行きました。姉は制服も濡れてしまったので、翌日は制服をお借りして学校に行ったとか。
私と姉は同じ学園の小学校と中学校に通っていたので、家事の後いったん分かれて学校で再開することに!

私の友達は誰も迎えに来てくれなかったのが少しさみしかった。
疲れ切った両親と一緒に夜を過ごしました。
翌日の学校ではなぜか教室で話題になっていて、心配してたとか、大丈夫?と言われたけれど、元気にふるまってしまいました。

両親は翌日から焼けなかった応接間で診療を再開、そのころは元気だった祖父母も妙に活き活きして見えました。
ある意味家族の心が一つになっていたからだと思います。

焼けた建物の溶けた窓から普段はさえぎられてる夕日が見えたとき、あ~焼けたんだ、そして亡くなった人もいると火事の恐ろしさを改めて感じました。
以来、建物の窓越しに反対側の景色をのぞくのが苦手です。

火事の後、私の生活は変わらなかったですし、小学校も卒業して中学生になりました。

続く

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