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【銭湯めぐり75 天神湯@中野】由緒正しく昭和風でリニューアルされたオアシス銭湯

【銭湯めぐり75 天神湯@中野】

GW後半戦は、東京でゆっくりスイム三昧のつもり。3日は近所のジムが2軒とも休みのため、久々に千駄ヶ谷の東京体育館へ。その前に、体育館そばにモーニングが食べられるお洒落カフェを発見したので、8時前に到着すると、開店前でも10名ほどの列が。

外観です


#goodmorningcafenowadays という長い名前の店だが、朝昼夜と分けて、メニューも異なる営業形態のよう。朝はコーヒー、紅茶もお代わり自由で、テラス席もあり、なかなかの場所。パン2種類でベーコンや卵料理、飲み物が選べる欲張り系のモーニングをいただく。起床後3時間経ってからの朝食ということで空腹のプラス効果はあるにせよ、なかなか旨い。体育館とセットで再訪したい。

優雅なモーニング


スイム後、今日の目的地の中野へ移動。知る人ぞ知るサブカルの聖地 #中野ブロードウェイ 内の地下1階の魚屋が運営する寿司屋(立ち食い寿司コーナー?)が当初の目的地だったが、生憎GWでお休み。意気消沈して、角を曲がると、うどん屋に10名ほどの列が。今日は時間もあるので、気になって調べたらここ #うどんや大門 は宮崎駿さんが懇意にしていて、ジブリスタッフも常連とのこと。カウンター6席のみという潔いスタイルなので、結構待つ。30分強と言うせっかち(すんません)な自分にはあり得ない待ち時間も読書タイムで切り抜け、並んでいるうちに注文した天ぷら4品、瓶ビールにひやのぶっかけうどん(小)をさっさといただくことに。右端の席に座ると横にジブリ鈴木敏夫さんの色紙が。ここのうどんを絶賛。これは期待大。天ぷらは座るとすぐに出てくる手際の良さ。目の前に業務用天ぷら鍋が見えるが、温度計は170度から180度の間を行ったり来たり。食べると、こんな軽いサクサクの天ぷらはなかなかないなと言うくらいさっくりの仕上がり。旬のごぼうと筍に、ゲソ、ちくわを選んだが、塩、青のりのかかり具合も絶妙。ビールとの相性完璧。うどんは天ぷらを食べた後に出してくれたが、これは悶絶。声は出してませんが。太さ、コシ、出汁、いずれも文句なし。30数年前に初めて上京してからこんな旨いうどんは食ったことがない。そもそも昔の東京のうどんは大阪のそば同様酷かったが。できるだけ並ばない日に再訪しよう。

周りはGW休みなのに
サックサク
また食べたい


食後はブロードウェイ内をぷらぷら。建物入口を見るとマンハッタンのブロードウェイから名前をパクってるようだが、NY在住時に歩いた記憶を元にしても、何の共通性もない。どちらかと言うと、中国でブランドもんかどうか不明の品を売っているゴチャっとした屋内商業施設に近い。それはさておき、ここは外国人にも地方出身者にも東京らしい場所なんでしょう。観光客も多い。自分は漫画をほとんど読まないので価値を理解し難いのだが、昔の漫画やフィギュアなどが物によっては数万〜数十万円で売っていて驚愕。ええ商売や。そんな中、自分でも吸い込まれる店を発見。バンドや映画、作家、作曲家をモチーフにしたTシャツを売る #alternativeclothing なるお店。太宰治の写真がアンディ・ウォーホール風にアレンジされたものや、映画Trainspotting関係とかもあり、若干迷うが、今年も昨年に引き続きフジロックに行くことにしたので、(何の必然性もないが)The Whoを選択。

懐かしの標識
入ってみたら面白かった


少し腹もこなれたので、もう一軒軽く行こうと駅までの間をぶらぶら。あまり中野をゆっくり歩いたことがなかったが、なかなかディープな店も多く、楽しい。この日は付近に何軒も展開している #四文屋 へ。やきとん、焼き鳥を5本にもつ煮込みを、ハイボール、八海山で流し込む。特別何かがすごいわけではないが、ツマミの量を調節しながら飲めるハシゴ向きのお店。

もつ煮込み
つくねともも


15時までの時間調整ができたので、駅付近にいくつもある銭湯のうち、人気が高そうな #天神湯 へ。前の建物は昭和30年代から使っていたようだが、昨年12月にリニューアルオープン。昭和風をしっかり残した風情に好感度大。縁側や鯉のいる池もあり、これは人気も出るはずと思わせる場所。固定シャワーも健在で、高温湯(44度)と中温湯&ジェット(41度)、水風呂(24度)を交互に何度か往復して入る。この日は珍しく会社の飲み会の1次会と2次会の間に来たと思われる集団がわちゃわちゃ。このパターンは初めてか。電気風呂でおっさんがはしゃぐのもねえ。まあGWなので許すか笑。浴後は牛乳で整えて、終了。

この日のお供は、久保健治氏の「ヒストリカル・ブランディング」。元歴史研究者で、今は観光系の経営学者兼コンサルタントということで、何やらご自身の仕事の宣伝のような感じもあったが、紹介されていた佐原の大祭や横芝光町の大木式ソーセージ(大木市蔵氏は日本のソーセージの先駆者)を使ったナポリタンは体験してみたい。

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