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公務員退職後、おいしい仕事は「講演会講師」か「研修講師」でしょ

市役所に長年勤めて、50歳をまたぐと、
そろそろ「将来どうする?」と話し合うことが増えます。


私は年齢が5歳くらい上の人とよくそんな話題になります。

「何歳まで働く?」
「65歳まで働く選択肢しかないやろ」
「えー、でも働きたいですか?」
「市役所の仕事は正直いややな」
「働かなくていいならいいけどなあ」
「家族がいますもんね」
「でも、もし市役所辞めるとしたらどんな仕事したいですか?」


答えは決まってます。

自分のキャリアを活かせて、
一番気楽で、おいしい仕事。

それは、

講演会講師か研修講師!


他人事で物事を話せて、
相手は丁寧に扱ってくれて、
全国各地を旅できたら、
こんなに楽しい仕事はないでしょ。

もはや、仕事じゃないかも。旅行かも。

ある人は、
全国各地の美味しいラーメン屋さんを
地元の市役所職員の紹介で巡れたら
講師料なんかいらんわ、
旅費だけでええわと。

私だって、旅費だけいただけたら、
「先生」とか言われて
お茶を入れてもらったら、
なんぼでもいい話します。

やる気を引き出す話し方できます。(笑)

その地方地方のいいところだって、
ユーモアたっぷりにヨイショしちゃいます。
地方の閉塞感、悲しみなんかも、
ときおり笑いもいれて、
最後は感動的に、
そして定刻ぴったりにおさめます。(笑)

どうですか?

旅費だけで結構ですよ。(笑)


なので、
地方自治体で仕事をしたことがある人が、
あちこちで
市役所職員相手に講演会をしていたり、
市役所で研修講師をしていたりするのを見かけると、
ああ、ええなぁと思うわけです。

たまに、市役所元職員でもいらっしゃいますよね。

それで全国各地を巡ってなんかいたりすると、
独立とか開業とかいうより、
それは、余暇か余生でしょう、と感じます。

美味しいもの、
行ったことのない土地って楽しいやん?

そして熱心に聞いてくれる参加者がいたら、
旅費出してくれたら、
私でもちょっとしたエピソードしゃべります。


結局、壇上で講師がいくらしゃべっても、
実際に仕事をするのは市役所職員で、
なんとか交渉して話をつけ、片付けていくのです。

講師はただその人の時間を奪ってしゃべるだけ。

汗をかき
涙を流し
失敗し
心配し
眠れぬ夜を過ごし
緊張し
いやな思いをしながら
市役所の仕事を片付けていくのは、講師ではありません。職員です。

講師はただ、壇上から励ますだけ、です。
なんなら、聞いた人は聞いてますけど聞いただけ。
講師は、持ち時間が終われば去るだけ。
仕事はその間、片付いても進んでもいません。

なんて、気楽な商売でしょうと、
市役所職員をやっていたら、憧れます。

特に、市役所職員は、
こういう講演会や研修で人のお話を聞く機会が多いので、
壇上でマイクを持つ人を、
気楽でいいなあ、私もこれくらいしゃべれるけどという思いで
眺めています。

市役所職員のゴールは、
部長や局長や副市長というポストではなく、

講演会講師か研修講師ですよね!

と私は思っています。




・・・さ、公務員倫理の研修を受けてきます。

部下が懲戒処分受けたんで、
私も管理監督責任、厳重注意、
私もペナルティです。

私もいろんな経験させていただいてて、
実体験に基づいた
説得力のある講師になれると思うんだけど。

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