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デザイナーの勉強部屋

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今まで取った資格や受けた検定、講座などについて書いていきます。フリーランスという形態でスキルや知識が固定化しないために、ということもありますが、そもそも知らないことを聞いてみるの… もっと読む
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記事一覧

全10回、4ヶ月。東京都「デザイン経営スクール」を受講。

「デザイナーの勉強部屋」と称して、資格や検定、今までしてきた勉強などについて書いていますが、今回は王道中の王道。 昨年受講した、東京都のデザイン経営スクールのお話です。 講義内容の詳細は明かせないので、受講した経緯や感想、概要などまとめてみました。(尚、私はグラフィックデザイナーなので、例えなどそちらに偏ります) 「デザイン経営」とは 最近よく聞かれるようになった「デザイン経営」という言葉のもとは、2018年に特許庁から出された「デザイン経営宣言」。 「デザイン」と

2024 今年学びたいこと、と学びすぎた2023

ただいま、大学の単位認定試験期間中です。 このところじっくりnoteを書いている余裕がなく、気づけばだいぶブランクができてしまいました。 というのが気になって仕方がない(いわゆる試験前の逃避行動)。 じっくり書きたいことはあるんですが、試験があと1科目残っているので、軽くお題に乗ってみようと思います。 “今年学びたいこと”。 今年学びたいことは昨年学んでしまった いきなりカクッとしそうな見出しでアレですが、2023年、ずいぶんといろんなことに手を出しました。 ま

[デザイナーの勉強部屋]コスメコンシェルジュ

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。今回は日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ。 化粧品検定1級に合格したのが今年の6月。講座受講、試験を経て先週認定証をいただきました。 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュとは ということで、今まで受けた化粧品検定3級〜1級まで+アルファの内容となります。 コスメコンシェルジュの受講・受験条件 オンラインの講習を受けて、選択式と記述式の試験に合格すると取得できるこの資格。最上位というだけあっ

[デザイナーの勉強部屋]日本化粧品検定1級

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。今回は日本化粧品検定1級。 2級が2019年12月なので、3年半ぶりの受験です。 先日合格証書が届きました。とりたてです。 日本化粧品検定とは 受験のきっかけ 2級を受けようと思ったのが、化粧品の広告を担当する時の基礎知識を補うため。 1級で主に扱うのは化粧品そのもの。成分や働き、法律関係、広告表現の制限など、私の仕事により関係のある項目が並んでいます。コロナが少し落ち着いてきたので、受けてみ

おすすめの美術図書(?) カラーコーディネーター検定試験2級公式テキスト

1月から参加しているnoteのメンバーシップ「オトナの美術研究会」の月イチお題記事執筆企画。今月のお題は「おすすめの美術図書」。 前回まではお気に入りの美術館とか思い出の展覧会とか、自分中心で暴走できましたが、「おすすめ」となるとちょっとニュアンスが変わってきますね。 たまには真面目におすすめしてみようと思います。カラーコーディネーター検定試験2級公式テキスト(美術図書と言えるのかどうかはちょっとわかりませんが)。 資格試験 いきなり余談から入りますが、ここ10年ほど

大人の大学進学 (3)放送大学入学前の2ヶ月半にできること

この春入学する通信制大学。前回は出願やその前に決めなくてはいけないことについて書きました。1月16日に無事に入学許可証が届いたので、その後について書こうと思います。入学前の最終回(たぶん)。 システムWAKABA 特別履修生として学んだ武蔵大学同様、放送大学にも学生用の教務情報システムがあり、入学許可証をもらうと入れるようになります。 武蔵大学では3S(Study Support System)と言っていましたが、こちらはWAKABA。(若葉)というネーミングはなんとな

大人の大学進学 (2)準備、出願〜入学許可がでるまで

この春入学する通信制大学。今回は出願前に決めることと実際に準備した書類にフォーカスして書いてみたいと思います。 入学を考えるきっかけとなった武蔵大学の特別履修生が修了したあと、他にやりたいことがあったので、一年おいてから放送大学に願書を出すことに。 それまではとりあえずパンフレットや募集要項を読みこみ、わからないことは調べたり問い合わせて準備しました。 学生種を決める 学生種は全科履修生、選科履修生(在籍1年)、科目履修生(在籍半年)の3つ。全科履修生は最長10年まで

大人の大学進学 (1)進路決定のポイント

小学生の頃から「高校までは行かせてあげる」と言われ続けて、大学進学という選択肢が最初からなかった私。ところがコロナ真っ只中の2021年、武蔵大学で練馬区特別履修生として一年間学んだことで、まるで止まっていた時計が動き出したように進学意欲が湧いてきてしまいました。 「デザイナーの勉強部屋」にも書いてきた通り、いろんなことを自分で学んできたほうだと思うけれど、大学の授業というのはやっぱり全然違うんですね。世の中にはまだまだ知らないことがあるんだという実感と、それを心底楽しむこと

続かなかった、始めなかった習い事を思い出してみたらちょっと面白かった[デザイナーの勉強部屋:番外編]

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。 前回英語について書いたら案の定、かなりの長編になってしまったので、ちょっと一休み。今回は趣向を変えて、始めたのに続かなかったことと、始めるに至らなかったことを書いてみようと思います。 デザイナーはあんまり関係ないかもしれません(すまぬ)。 早稲田式速記 中学生の時だったと思うんですが、通信教育で早稲田式速記を習いました。話を聴きながらミミズのような独自の記号で(普通の文字ではできない速さで)書

英会話習得への遠い道のり

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。 今回は英語について。 習い事としては最長の期間続けていて、話も長くなりそうなので、どうせならいっそのこと、最初から書いてみようと思います。 習い事以前:中高の英語は得意科目でした 最初に英語を習ったのは、多くの人と同じように中学一年生の時。初めに覚えた文章はご多分に漏れず、This is a pen.   この文は言うまでもなく、当時の中学生に英語なんて使う機会はまずない。でも習い始めの先生に

世間話をしたくてフランス語を習う

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。今回はフランス語。 始めたきっかけ 初めてフランスに滞在型で旅行したある日の昼下がり、ホテル1階のカフェで日記を書いていたら、レセプションのおにいさんがご近所さんと世間話をしていました。小さな宿なので自然で気軽な雰囲気。 その感じがなんとも良くて、あの会話に入ってみたい、とうっかり思ってしまったのですね… 帰国後早速、フランス語教室を探して通うことにしました。 難易度 私が選んだ学校はたまた

コロナ禍の一年間、大学生になってみた。

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。今回は特別履修生として一年間、大学で学んだ時のことを書こうと思います。 きっかけ コロナ禍真っ只中のある日、独自に地域の情報を発信されている練馬・桜台情報局さんのツイートで、練馬区が武蔵大学の特別履修生を募集しているのを知りました。 この制度は一年間、前期と後期一つずつ、他の学生さんと一緒に講義を受けることができるというもの。区と大学から補助が出るためリーズナブル。 たまたま目にした情報ですが、

地元の地域講座で住んでいる街を知る

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。今回は区が主催した地域講座に参加した時のことを書こうと思います。 受講のきっかけ フリーランスでデザイナーをやっていると、打ち合わせなどを除いてほとんど仕事部屋にこもっていることになります。1日のほとんどを過ごしているのに、長いこと、駅までの道と利用する美術館や図書館くらいしかわかっていませんでした。 このままではまずいのではないか、となんとなく思いつつ、独立して10年以上過ぎた頃、練馬区が地域講

フランス美術史〜百貨店カルチャースクールにて

資格や検定、今までしてきた勉強などについて、デザイナー目線で書いています。今回は独立数年後からしばらくの間、池袋の東武カルチュアスクールで連続受講していた、フランス美術史。 受講のきっかけ フリーランスとして独立した後、それまで毎年訪れていたフランスへなかなか行けなくなったなあと思っていた時に、東武カルチュアスクールでこの講座を見つけて受講してみることにしました。 百貨店のカルチャースクールは3ヶ月単位。一つ終わる頃に次の手続きをするのですが、講座が終了するまで結局2年