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往復書簡19 持つ、捨てる、掛け違える

往復書簡19 持つ、捨てる、掛け違える

 いやー、夏ですね。

 夏なんです。ギンギンギラギラの。

 お返事のなかに、松本隆の名前があって思い出しました。はっぴいえんどの曲。そうそう。矢口さんがうろ覚えで松本隆と最果タヒの対談から引いていた、「手法や技法みたいなものは、得たそばから捨てられなくてはならない」ということば。これってたぶん、前にわたしが取り上げた「飽きる能力」とつながってきます。

 さいごにわたしはこう書いていました。

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往復書簡18 好きな詩返し

往復書簡18 好きな詩返し

永田(うげ)さん

ちーーーっす、久しぶりっす!……

お久しブリーフ!……

あ、いえ、あの……ご無沙汰しています。
普段通りの矢口れんとです。

正直、あまり久しぶり感はありません。永田さんが音声配信を聴かせてくれているからですね。最近は更新頻度が増えていてとても嬉しいです。後追いではありますが、毎回楽しませてもらっています。
もちろん写真も拝見していますよ。ますます腕を上げられたようで!深淵

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扉絵完成『葬舞師と星の声を聴く楽師』

扉絵完成『葬舞師と星の声を聴く楽師』

この度、拙著・長編小説『葬舞師と星の声を聴く楽師』に扉絵を描いていただきました!

本作は、中世西アジア風の架空世界を舞台に、帝国伝統舞踏団を不当に追放された天才舞師アシュディンと、その舞踏団に因縁を抱える放浪楽師ハーヴィドが出逢い、互いに切磋琢磨し、呪いとも言える過酷な運命に立ち向かっていくBLファンタジー小説です。
そんな作品の扉絵がコチラでございます↓↓↓

細村さん、たいへん素晴らしい絵を

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初体験!ファンアート!

なんと拙著『葬舞師と星の声を聴く楽師』にファンアートを寄せていただきました!
人物を描いてもらったのは初めての経験で、見つけたとき「ふぁ!?」と声が出ました。

↓コチラです↓
作画・笑い猫(細村 誠)さん

主役の青年舞師アシュディンくんですね!
29話で舞った〈風向きを予見する舞楽〉にピッタリの雰囲気です。表情にはひたむきさの中に儚さも感じられ、絵師さんの繊細な技巧には驚かされるばかりです。

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【まとめ】一行詩いちごつみ~天狼~

【まとめ】一行詩いちごつみ~天狼~

本日 1月15日(いーいちご)
皆さま、時刻は 15時23分(いちごつみ)を迎えております😇

さてさて、と言うことでお待たせ致しました!

『思い立ったが吉日』的に1月8日に呼びかけ、7人の方にご参加戴いた『一行詩いちごつみ』は、10日に計8人で1巡目をスタートし、2巡目を14日に完走❢ 無事に完成させることが出来ました❢

ありがとうございます❢

今回も、別名・画像編集の匠 吉田翠さん が

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愛の詩の企画に参加しました

愛の詩の企画に参加しました

Mei&Meさんの【企画】愛の詩を紹介させて頂きますに参加しました。Mei&Meさんには「退廃と色彩の魔術詩」というキャッチコピーを勝手に思い浮かべていました。沈み込みながら跳ねる、俯きながら沸き立つことばたち。そんな矛盾の妙にはいつも心くすぐられています。

今回の企画では13名の方々から寄せられた詩作品に、Mei&Meさんがそれぞれ丁寧なご感想を書いて下さいました。
誠にありがとうございます!

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【企画】愛の詩を紹介させて頂きます

【企画】愛の詩を紹介させて頂きます

【愛の詩を読ませてください】という企画に、参加して頂いた13名の作品に、僕の感想(拙くてすみません)を書いて、ご紹介させてもらいます。順番は早く応募してくれた方から順になります。最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです!

hana|言葉の海さん/フラクタル

僕はhanaさんの詩を読んで、地球の誕生よりも前に、言葉が生まれるよりも前に、愛というものがあったのかもしれないと思いました。そして複雑な宇宙

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花テロ2021上半期(シェア)/少年とパピヨン

花テロ2021上半期(シェア)/少年とパピヨン

「あらゆる暴力も脅威も皆の花で塗り替える」という理念のもと集められた花の写真たちです。

僕は今回は楽曲のみ。「少年とパピヨン」での参加になります🦋ミ👦

ご使用いただきありがとうございました!
#花 #花テロ #作曲 #音楽

一行詩いちごつみ🍓「春の息吹」

一行詩いちごつみ🍓「春の息吹」

「一行詩いちごつみ🍓」をしよう!と呼びかけたところ、8名の方々にご参加頂きました。
前の参加者の詠んだ詩から一語を抜き取って自分の詩に入れて詠む、という連詩あそびです。
皆さまの作品をどうぞご覧ください!





〔1巡目〕

春雨にまぶたとじれば回転木馬(心琴)
花満開のものがたり木々の下(Kusabue)
儚さ覚えたのは花かんむりが枯れた日(ぺんぎん)
枯れてくれない影に跪く(れんと)

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【告知】一行詩いちごつみ🍓であそびませんか?

【告知】一行詩いちごつみ🍓であそびませんか?

第3回「一行詩いちごつみ🍓」を開催します

参加者を募って一行詩を詠み繋いでいく「あそび」です。参加資格はありません。毎回初心者の方のご参加もあり、楽しんで頂けているようです。
参加ご希望の方は本記事のコメント欄にて挙手をお願いします。参加者が集まり次第、開催いたします。

↓趣旨・ルールはコチラ↓

(例)
願わくは花のもとにて春死なむ(西くん)

願ったものはひとつの愛(みっちゃん)

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現代語俳句メール句会 第9回  結果発表

現代語俳句メール句会 第9回 結果発表

「現代語俳句メール句会」と題して、
メールによる句会を開催しています。

今回は7名のみなさんに全31句をお寄せいただきました。

以下その結果発表です。

現代語俳句メール句会 第9回
2020年 9月

ご参加のみなさんの選と講評です

《 一太郎さん選 》

◎ 特選句 ◎

傘かしげ道ゆずり合う秋の雨
悠凜

季語である「秋の雨」のもつ物寂しさ、幾分かの暗い印象が街の歩道を行き交う人々の

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歌仙〜表六句「秋の声」

歌仙〜表六句「秋の声」

吉田翠さんにお声をかけて頂き「歌仙」というものに挑戦してみました。

本来は36句を詠み繋いでいくなかなか大変な文芸なのですが、今回は冒頭の6句「表六句」のみ。五七五と七七を交互に連ねていきます。

その中にも季節の流れ、詠まなくてはいけない内容、詠んではいけない内容、前句との関係、一句の格調・調べ・完成度、など様々な制約がついて回ります。

正直、始める前は「難しそう〜」以外の気持ちがなかったの

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