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本当に『打ったほうが周りにうつさない』のだろうか?

最近、地元埼玉県のコロナ情報を見ていて以下のようなものを見ました。

トップページ - 埼玉県
[2022.12.01 引用]
https://www.pref.saitama.lg.jp/index.html

『高齢者等の命を守るために』
『ワクチン接種の促進 年内の早い時期にワクチン接種を』

とあります。

私は非接種なので、そのような意識を持っている方に対しては『すまんのう』という気持ちがあります。

しかし、私としては『高齢者等の命を守るために』ワクチンを接種していません。(その他の理由も大きいんですけどね。)

既に過去語られたことかもしれませんが、今回の記事ではそのあたりを書いてみようと思います。

◇◇◇

なお、ワクチン接種した方を批判する意図はありません。
(批判されるのは私のほうなのでしょう。)

私の仮説に強い論拠はなく、また、私は非接種バイアスのようなものの影響を受けており、間違った認識を持っている可能性は多いにあります。

しかし、ワクチン接種を推進していくことで良い方向に向かっているのか?

これまでの実績を踏まえて、今のワクチン戦略における前提が何なのか、どのような結果を想定しているのか。私にはわからないのです。


◆パンデミックを終わらせるために打たない。

さて。

私がワクチンを打つ/打たない、という判断をするにあたり、以下のことは気になりました。

『どちらがパンデミックの終息に寄与するのか?』
(長期的に考えてどちらが被害が少ないか?)

結果的に打たないという選択をしたのですが、それは『打たないほうが他人に感染させるリスクは減るだろう』という仮説によります。

◇◇◇

たとえば以下の比較。

・ワクチン接種済みで症状がとても軽く、コロナ感染に無自覚で感染力のあるまま日常的な活動を続ける。

・ワクチン非接種で症状が出て、コロナ感染を疑い自己判断で活動を制限する。

後者のほうが他人に拡げる機会は減る気がします。
(実際はこんなシンプルなものではないでしょうが。)

症状が出て治るまで社会的な活動を停止するほうがパンデミックの終息に寄与する、という可能性はあるのではないでしょうか。


◆大多数が打てば解決?

大多数がワクチンを打つならそのような懸念は不要なのか?
私が考える限り、そうではありません。

まず、健康上の理由で打てない人や免疫不全の病気の方が一定数います。

そして、ワクチンの効果はすべての人が十分に得られるものではないでしょう。個々にバラつきがあり効果の低い人もいるはずです。

高齢者はそもそも抗体価がそれほど上がらず、3ヵ月程度でかなり減衰することが確認されていたと思います。

それらの方を仮に『弱者』とします。

◇◇◇

多くの人がワクチンを打ち社会活動を続けることで、結果的に広範にウイルスが拡がりやすくなります。

それは、弱者にとって高リスクな社会環境です。
(全員がワクチンを打っていないよりも。)

そして、ワクチン接種者にとっても問題であるはずです。いずれ抗体価は下がるからです。しかも、下がっているかどうか自分ではわかりません。知らずに弱者になりうるということです。

結果的に『多くの人が感染(発症)するのはワクチン接種率の高い集団のほうである』という可能性はあるのではないでしょうか。


◆変異のリスク

そして、変異の問題があります。

ワクチン接種は『免疫回避するウイルスへの変異を(結果的に)促す』という説があります。(シンプルに考えて、そのような変異株が生き残るということです。)

また、『大きな変異は免疫不全患者やヒト以外の生物により起きている』という説がありますが、今のワクチン戦略はその可能性を高めることに繋がるのではないでしょうか。(感染してても普通に社会活動を行う人により、広範にウイルスが拡がりやすいため。)

現在、古いオミクロンのワクチンが接種されており、後手後手のイタチごっこにそのようなリスクがどれだけあるのかわかりません。

しかし、広範なワクチン接種が変異を加速させることは、理屈では明らかのように思えます。

そしてそれはパンデミックを長期化させることに繋がっているのではないでしょうか。


◆おわりに

『ワクチン接種者(および非接種者)の不顕性感染率と感染力』についてはワクチン戦略を考えるうえで必須です。

個人としてもワクチンを検討するにあたり絶対に知りたいデータですが、これまで納得できる情報を見ていません。

そして、高い接種率でありながらピーク毎に症例数も死者数もほぼ更新し続けているという日本の実績を踏まえるなら、『打ったほうがうつさない』には説得力を感じません。

◇◇◇

ということで、私自身は健康面から重症化リスクが低いこともあり、周りに感染させないためにワクチンを接種していません。

怪しいと思ったら自ら行動制限をかけますし、それをしたくないので日頃から結構ガチな対策をしています。今のところうまくいっています。

もちろん、ワクチン接種をしていながら『常に周りへうつさない配慮が出来る人』がベストの可能性もありますが、そのような人は極少数でしょう。

もしワクチン接種にベネフィットがあったとしても『重症化リスクの高い人のみを接種対象にする』という戦略は、十分に検討されるべきことのように思えますが。どうなんでしょうね。

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