note26目:離婚しそうと言われた夜
昨日は衝撃的な夜だった。
まさか自分が「姉御肌」で「年下にモテる」タイプであるとはつゆほど思わず何十年と過ごしてきたのだ。末っ子育ちで年上としか付き合ったことがないので、正直アゴが外れるかと思った。
昨日は夜から友達とその友達の仕事仲間と3人で飲みに行った。
久々に旦那以外と外飲みなのでワクワクが止まらない。
ただ友達の仕事仲間の人とはちゃんと話をするのが初めてで、ちょっと緊張したけどお酒入ったらみんな超陽気になってノンストップでしゃべり続けた。
友達の仕事仲間の人、Sさんと仮に呼ぼう、Sさんはプロの占い師。
彼女に鑑定を依頼したら何万とするのでなかなかすごい人だ。
流れで私と旦那の馴れそめの話になり、かいつまんで説明していると「ちょっと見せてもらうわ!」となんと私と旦那の鑑定が始まった!!
Sさんは話してもいない旦那の家柄や家族のことをバンバン言い当てるので、「えーっ」と言いながらおののく私。
うそでしょ、そんなことまでわかっちゃうの?レベルのことを言われもはやわが家は丸裸の状態だ。
「あなたは今まで年下に慕われたことないの?」
「ないです」
「えー、信じらんない、姉御肌だから絶対年下がいいよ」
うそー! と驚く私に「だってしきりたがりでしょ」と笑うSさん。
う、……確かにそうかもしれない。
「だから年下と相性がいいんだよ」
いやいや、私、年下にモテたこともないし、年上としか付き合ったことないよ。もちろん旦那も年上だ。
「たぶん旦那が強すぎて、出会いを阻止されてたんだと思う」
この場合の強さとは私を引っ張るエネルギーみたいな力のことらしい。
そうなのかな~と半信半疑に首をかしげる。
「相性がいいとか、引き合うタイミングとか結婚の時期とか、全然要素ないのに、付き合って結婚してるから本当にナゾ」
「えっ?そうなんですか?」
「普通はなにかしら出るはずなんだけど、全くないんだよね~」
あはははは、と豪快に生レモンサワーを飲むSさん。絶句する私。
「ま、これも人生だから!」
私の肩をポンポンと叩きながら、ざっくりしたまとめの言葉を吐くSさんはさらに私と友達に対しこんなことを口にした。
「あなた達二人、なんか離婚しそうだわ」
「ええええええーーーーーっ」
二人とも前のめりに「なんで?」「どうして?」とSさんにつめよると、「だって関係性が希薄だもん」と一蹴されてしまった。
酔っ払ってたので笑って聞いていたけど、一夜明けた現在、実はちょっと落ち込んでおる。笑
いやはやでも、楽しい夜でした。
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