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note38目:あなたが小さい頃に描いた夢はなんですか?

友達のライブが5月末にある。

どんなライブかっていうとアイドルのライブだ!!!


その友達は小さい頃に抱いた夢「アイドルになりたい!」を40代になった今、叶えてあげているのだ。

ちなみに今回はセカンドライブ。

ファーストライブは大盛況に終わった。
今回もきっと……、とチケット販売を始めてみたが、現在約半数の売上げ。
きゃー。
もう5月中旬、焦る気持ちも出て来てしまう。
(なぜなら今回は最初から中枢にいるから……)


実は前回も売り始めたところ動きは芳しくなく、友達は泣いてしまったという。

確か売れたのは数枚だったかな? 
満を持しての販売だっただけに、この数枚というのに愕然したと言っていた。

「私って人気ない」
「この年代でアイドル目指すとかやっぱりダメだよね」

と打ちひしがれてしまったらしい。

そりゃそうだ、私だってその立場なら当たり前に心折れる。

友達は泣いて泣いて泣きまくったあと、ふと、こう思ったらしい。

『あれ?買ってくれた人もいるのに、どうして『ない』ばかり見ていたんだろう』



数枚といえども販売開始と同時に、いの一番に購入してくれた人がいたのだ。

その人達を前にして『人気ない』と嘆くのは違う、私にはちゃんと応援してくれている人がいると、彼女は『ある』が存在していることに気がついた。すると同時に感謝が湧き出た。

「本当にありがたいな」と。


チケット販売は彼女にとって大きな気づきとなった。
『ある』を見たら、こんなにもたくさんの『ある』が見えたことで泣くのをやめ、見に来てくれる人だけのためにもう一度前を向いた。

そしたら数枚しか売れていなかったチケットが、なんとなんと、完売してしまったのだ。
完売したというのに当日駆けつけてくれた人もいる。


その日の熱狂といったら書き切れない。
アイドルさながら(いやもう既にアイドル)に光るステッキが会場中に光り輝いたのだ。大きな声援や、拝むように泣きながら見つめる視線を浴び、彼女は初めてのファーストライブをやりきった。


小さい頃「アイドルになりたい」と両親に言ったら「なに言ってるの」と否定され、無理なんだ……と蓋をしていた夢を数十年経って思い出し、実現させたのだ。


するとやさぐれ気味(失礼)だったライブのオーナーさんも帰り際、「すごくよかったです」と自分がかつて見た夢を語ってくれたらしい。
彼女の生き様がいろんな人の心を動かした瞬間だった。


あなたが小さい頃抱いていた夢はなんですか? 
どうしてその夢を見るのをやめてしまったんですか? 
もしなにもなかったらあなたは挑戦しますか?



私たちはいつだって今が一番若い。

10年前ならと思い馳せたって戻れやしない。
でも十年後も同じことを言っているくらいなら、今始めるのは決して遅くはない。どんな時代にも先駆者はいるし、先駆者になれる。思わなければ始まらない。
ぼやいたり、嫌味言ったりするよりもやれることはたくさんある。


諦めるも人生、諦めないも人生、そのどちらも選べる場所にあなたや私は立っている。

友達のセカンドライブがどうなるのか、まだまだチケット売れ行きに不安はあるけれど、きっとまた満席になるだろう。
今回、どんなドラマが待っているのか楽しみでしかたない。


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