天からの恵み
今日は旧暦で9月9日。もともと重陽の節句はこの旧暦で行われていましたので、ちょうど菊の季節と重なります。グレゴリオ暦の9月9日では菊のイメージがないと思っていた方、安心してください。
雨が降ると冷え込む季節になりました。あちこちの神社では、美しく設えられた菊の鉢植えが展示されています。
季節が一足飛びに進んで、秋のさわやかな気候を楽しむ間もなく、初冬を感じる日々です。日の入りが加速度的に早くなり、あっという間に日が暮れます。
古代では、天(あめ)に海(あめ)があり、そこから時折降ってくるのが雨(あめ)だと考えられていたようです。雨は天の恵み。これがなければ、生物は生きていけません。
しかし、雨の日はちょっと憂鬱でもあります。
晴耕雨読であったなら良いかも知れませんが、現代では雨でも予定通り物事を進めなければならないので、『雨だぁ。靴が濡れるからいやだなぁ』なんてことを思い、ちょっと憂鬱になったりします。
雨の日には自分のペースで、天からの恵みに想いを馳せる時間を取りたいものです。
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