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沼について思うこと

レンズ沼に棲んでいる。



去年は毎月のようにカメラやレンズが生えてきて大変だった。

防湿庫のZEISS率がかなり上昇した一年だった。というかS5ProとGFX50Rも生えてきてるし、マジなんなん…。沼。ひどい沼に棲んでいる。

このように、趣味などで際限なく欲望が溢れ出す様を沼と形容するが、そもそも沼って何なんだと疑問に思い、先日沼に行ってみた。
緊急事態中なので人混みに近づかないようにこっそり車でドライブして、たどり着いたのは我孫子の手賀沼。予想通り誰もいなかった。

手賀大橋は立派だった。行って気づいたが(地図を見てなんとなく気づいてはいたが…)手賀沼はめちゃくちゃ広い。これは湖では?というか沼と湖と、あと池ってそれぞれ何が違うんだ…?と疑問が溢れ出した。

手賀沼のハクチョウは自分が棲んでいるのが沼か湖かなんて気にしてないと思うが、僕は気になる。なんとなくレンズ沼を理解できる気がする。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BC

沼(ぬま、英語:marsh)とは、湿地の一種で、池や湖との区別は明確でないが、

明確でないのか

(続き)一般に水深 5 m 以内の水域であり、イネ科やシダ、ヨシ、ガマ、スゲなどの草に占められ、透明度が低く、規模があまり大きくないものを指す。湖沼学上では、水深が浅く水底中央部にも沈水植物(水草)の生育する水域と定義される。

なるほど、自然にできた浅めの湖って感じね。理解。ちなみに池は人工のものを指すことが多いらしい。多分、レンズ沼などで使っている意味としては「透明度が低い」=「底が見えず危ない」みたいなニュアンスが元になってるのかなと推測する。沼というと泥沼・底なし沼みたいな概念が先に思い浮かぶのなんでだろうな…。でも定義上では底が深いと湖になるようだ。

”ライカ湖”、めちゃくちゃ深そうで妙にしっくりくる。ちなみに世界一深い湖はバイカル湖。

手賀沼のページを見ると最大水深3.8mとあるので、手賀沼は沼であってるみたい。広くても沼。

湖畔、じゃないか、沼畔を散歩していると眼鏡が木に引っかかっていた。
どうしてこんなことに…。やはり沼は危険…。

沼の中央にカッパがいて、なにやら楽しそうに踊っていた。
ああ、はやくこれになりたい。
手賀沼にはカッパにまつわる伝説があり、あびこカッパまつりなるものもあるそうだ。カッパ、愛されてるな。

そう、沼の中央には愛が必要だよね。
例えばこれ、GF250mmF4 R LM OIS WR

https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/lenses/gf250mmf4-r-lm-ois-wr/

去年機材を整理した際に、富士フイルムのレンズはすべて売り払ってしまったので(ちなみに富士のボディは4台ある)、どうも富士ユーザーであることを堂々と言いにくい状態になっている。愛が足りない。愛は40万円で買えますか…?作例を見る限り描写性能は申し分ない。これでAFとOISが使えるんだからまあ安いんだと思う。問題は換算200mmを使う機会がどれほどあるかという一点に集約される。
や、買ったら無理にでも使うんだろうけど。

GF110mmの話はここではしない。僕には合わなかったとだけ。

初心者みたいなことを言うがボケボケの写真が好きだ。ピント面から滑らかに接続するようなボケを見ていると幸せな気持ちになる。この気持ちを突き詰めていくと多分ヤツが欲しくなる…。

http://rangefinder.yodobashi.com/lens/leica/noctilux50.html

https://news.mapcamera.com/k4l/noctilux-50mm-f0-95-5th/

ストップ!やめよう!

これは、欲しい物全部買って最後の最後に96回払いローンに突っ込むやつだ。憧れるためのレンズ。

でも手が届く憧れもある。それが TTArtisan M 50mm F0.95 だ。

https://www.ttartisan.com/?list_9/64.html

2021年庚丑モデルが最近出たらしい。やたら派手。個人的にはステンレスシルバーのほうが弐瓶勉感あって好き。これなら10万くらいでF0.95が手に入る。またGFXでも周辺がケラれずに使えるらしい。

https://item.taobao.com/item.htm?spm=a1z10.3-c-s.w4002-21995610624.415.5f9053cfOeSq8t&id=620247256973

タオバオの作例に当然のようにGFXが載っていて笑った。中判で使うF0.95、背徳感があってとてもいい…。幸せになれそうな気がする。新年1発目のIYHとしてはめでたくていいんじゃないだろうか。(50mm何本買うんだという意見は受け付けていない。過去記事を読んで。)

ボケの滑らかさでいうと忘れちゃいけないレンズがある。
MINOLTA STF 135mm F2.8[T4.5] だ。
(SONYになってからも同じ光学系らしい。ここでは開発者に敬意を払いMINOLTAと表記する。)

STFはスムース・トランス・フォーカスの略だ。アポダイゼーション光学エレメントを使用し、ポートレートに好適なとろけるようなボケを実現したとされる。また前玉を大きくすることで口径食が発生しない設計になっていることも有名。で、このレンズ、GFXでも使えるらしい。

https://blog.kasson.com/gfx-50s/sony-135-stf-on-gfx-50r-bokeh-visuals/

驚くべきことに周辺減光がまったく感じられない。最初から中判用に作られたのかと思ってしまうほどだ。中古相場も5-6万円程度なので酔っ払った拍子にでも買ってしまいそうだ。一つ懸念があるとすればマウントアダプターがちょっとお高いこと。電磁絞りマウントは需要少ないから…。ちなみにSTFは絞りが手動なので絞りつきのアダプターは必要ない。A→Mが安く売ってるけどマウントアダプターでケラれそうで怖いなあ、というところが悩みポイント。

https://www.amazon.co.jp/dp/B076VM72HZ/ref=cm_sw_r_tw_dp_DOUdGbYBCBXHM?_encoding=UTF8&psc=1


1/27には富士フイルムの新製品発表があるらしい。きっとそこでGF80mmF1.7についても発表があるものと信じている。中判でF1.7、どんな描写をしてくれるのか作例を見るのが楽しみだ。でも君、Otus1.4/85持ってるよね???それで80/1.7も欲しくなっちゃったらどうするの????あと前にハッセルのHC2,8/80ほしいとか言ってなかった???(「全速同調だ!!!」)全部欲しくなっちゃたら、一体どうするつもりなの・・・・・・・・??????


しばらく沼でブクブクやってると思うので暖かく見守ってくれると嬉しい。

(使用機材:X-Pro3, SIRUI 50mm F1.8 Anamorphic 1.33X)

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